
キプロス(Cyprus)
国キプロス(Cyprus)

キプロスへの渡航に備えた予防接種
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項目 | 説明 |
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地域概要 | 地中海東部にあるキプロス島の南部を占めている共和国です。首都はニコシアで面積は9,251 km²です。人口は2021年時点で124.4万おり、ギリシャ系・トルコ系の民族がいます。公用語はギリシャ語とトルコ語ですが、英語も広く使用されています。主な産業としては、観光業、金融業、海運業が挙げられます。 |
医療情報 | キプロスの医療水準は世界的に見て一定の水準を満たしており、ほぼすべての分野の治療を国内でうけることができます。皆保険制度に加入する現地人は、公立病院で安く医療を受けられます。しかし、より専門的で手厚いケアを求める場合、民間保険を使って私立の医療機関を選択するなど、目的によって使い分けされています。 外国人が皆保険制度に加入するにはさまざまな条件をクリアする必要があり、原則対象にはなりませんが、外国人でも公立医療機関を利用することはできます。規模が大きく専門医が多くいる病院は首都に集中しますが、各都市の病院も整備されています。日本語が通じる医療機関はありませんが、英語で意思疎通できる場合が多いです。 |
気候 | 地中海性気候帯に分類され、年間を通して雨は少ないです。夏は高温で乾燥し、平均気温は20~30度です。冬も平均気温が5~15度前後なので比較的暖かく、年間を通してリゾート地として人気です。 |
宗教 | ギリシャ正教、イスラム教など |
文化 | ギリシャやトルコの影響を強く受けています。地中海のマカオと呼ばれており、1年中温暖な気候のため富裕層に大変人気なリゾート地です。 |
気をつけたい感染症 | 破傷風、B型肝炎 |
推奨する予防接種 | A型肝炎、B型肝炎、狂犬病、MMR、DPT、ポリオ |
気をつけたい病気
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病名 | 説明 |
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破傷風 | 土壌中に広く分布する破傷風菌が産生する毒素によってひき起こされる感染症です。口を開けにくい、首筋が張る、体が痛いなどの局所症状が現れます。その後、体のしびれや痛みが体全体に広がり、全身を反らせる姿勢や呼吸困難の症状が現れます。重症化すると呼吸筋の麻痺によって窒息死することもあります。 |
B型肝炎 | B型肝炎ウイルスに感染することによる肝臓の病気です。主に感染者の血液や体液によって感染します。感染経路としては母から子への垂直感染と不衛生な医療器具の使用・性行為・入れ墨・ピアスなどによる水平感染が挙げられます。症状が現れないこともありますが、体のだるさや食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状が現れます。 |
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