B型肝炎ワクチン(Hepatitis B)

説明
概要 B型肝炎は主に輸血などの血液を介しての感染および性的接触で感染します。

約3ヶ月の潜伏期間を経て、倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸などの症状が現れます。

大人での致死率は1%程度と言われていますが、肝硬変やがんになる場合もあります。

流行地域 欧米や北米では比較的少ないと言われていますが、アジア、アフリカ諸国では感染率が高くなっています。

製剤の特性 酵母菌の遺伝子にB型肝炎ウイルスの遺伝子を挿入し、抗原となるタンパク質を作り、精製、アルミニウムゲルを加えて調製したものです。

接種スケジュール 初回、4週間後、20~24週間後
有効性 目安として抗体ができるのは2回目接種後の2週間後から。

3回目の接種で5年間の抗体が得られると言われています。

約95%の接種者で防御に有効な抗体価が得られると言われています。

副反応 重篤な副反応の報告はほとんどなく、主な副反応は 怠感、頭痛、局所の腫脹、発赤、疼痛等と軽度で一過性のものです。

その他の留意点 妊娠中の方への接種は基本的には行なえません。

海外での不慮の事故や病気などによって利用した医療機関で、消毒不十分な器具や輸血用血液などから感染するリスクもあるため、渡航先の医療機関には注意してください。

また、性交渉によっても感染する場合がありますので、不特定の人との性交渉避け、コンドームを正しく使用してください。

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