ベルギー(Belgium)

 
ベルギー(Belgium)

ベルギーへの渡航に備えた予防接種

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項目 説明
地域概要 ベルギー王国、通称 ベルギーは、西ヨーロッパに位置する連邦立憲君主制国家です。
隣国のオランダ、ルクセンブルクと合わせてベネルクスと呼ばれます。
医療情報 ベルギーは、2016年にユーロ・ヘルス・コンシューマー・インデックスで4位となり、デンマーク、ドイツ、フィンランドなどの国々に先行しています。ベルギーのヘルスケアシステムは、最良の治療成績ではトップランクではないものの、ヨーロッパのどこよりも優れたアクセス可能性と医療サービスへの最速アクセスを持つことで有名です。
気候 ベルギーにも四季はありますが、日本に比べると涼しい気候です。服装は日本よりもやや寒いことを想定して準備することをお勧めします。雨が多いのも特徴のひとつですが、一日中降り続くことはありません。
宗教 伝統的にはカトリックですが、近年はムスリム移民が増加しています。
文化 ベルギーは、公用語が3つあります。基本的にはフランス語とオランダ語の2カ国語が公用語ですが、ドイツと国境を接している地域ではドイツ語が公用語となっております。
気をつけたい感染症 B型肝炎、破傷風、麻しん(はしか)、風しん
推奨する予防接種 B型肝炎、 破傷風、麻しん、風しん
B型肝炎は感染者と直接的な関わりを持つことで感染する可能性があります。現地の方と性交渉などを行う場合はもちろん、医療機関での注射器の使いまわしなどによって感染するリスクがあります。これらの感染症は、いずれも出国前に事前に予防接種を受けておくことで感染予防ができます。
ベルギーへ渡航する予定がある場合は感染症の予防接種は欠かさずに受けることを推奨します。

気をつけたい病気

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病名 説明
B型肝炎 B型肝炎は体液や血液を介して感染しますので、感染者との性交渉や輸血を避ければ感染の心配はありません。
B型肝炎のキャリアは日本と比較し保有率が非常に高いため、ワクチンを推奨します。
破傷風 けがをした場合、特に土などで汚れた傷は感染の危険性が高く、直ちに予防接種などの処置が必要です。
発症すると死亡する危険があります。大人でも定期的な追加接種が必要なので、渡航前に医師とよく相談して下さい。
麻疹 麻疹ウイルスによって起こる感染症です。ウイルスの中で最も感染力が強く、麻疹を発症している人と同じ部屋にいるだけで感染することがあります。ワクチン接種を受けていない人は、海外旅行の際にかかる可能性が高いです。
ウイルス感染者に直接触ったり、感染者の唾液などから感染します。 高熱、咳、鼻水が数日間持続し、口の中に直径約1mm程の白い発疹ができます。
風しん 風疹ウイルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなどの飛沫感染で広がっていきます。 感染すると2~3週間の後に発熱、発疹、リンパ節の腫れなどの症状が出て、脳炎が血が止まらなくなる血小板減少性紫斑などの合併症を発症する可能性があります。事前の風しん予防接種による予防がもっとも有効です。