エストニア渡航前ワクチン・予防接種

エストニア(Estonia)

推奨するワクチン

狂犬病ワクチン
19,800円/回
破傷風ワクチン
4,840円/回
日本脳炎ワクチン
8,250円/回
A型肝炎ワクチン
9,900円/回
B型肝炎ワクチン
4,950円/回
腸チフスワクチン
11,000円/回
髄膜炎ワクチン
25,300円/回
4種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)ワクチン
14,300円/回
水痘・帯状疱疹ワクチン
9,900円/回
おたふくワクチン
6,600円/回
ポリオワクチン
7,700円/回
ガーダシル9(一回分)
38,500円
シルガード9(一回分)
44,000円
3種T-dap(ジフテリア、百日せき、破傷風)ワクチン
13,600円/回
 

ワクチンの接種時期と回数について

表は横にスクロールします

ワクチン種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 5週間 6週間 7週間 8週間 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月 24ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
B型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
狂犬病 (曝露前) ★1 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
MR 生ワクチン 初回 2回目
髄膜炎 不活化ワクチン 1回
水痘・ 帯状疱疹 生ワクチン 初回 2回目
破傷風 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目(2回終了後 1年~1年半)
日本脳炎 (国産) 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目 (2回終了後1年後)
日本脳炎 (輸入) 不活化ワクチン 1回
インフルエンザ 不活化ワクチン 初回 2回目
  • ※上記は一例です。 患者様の渡航先に合わせてご案内します。
  • ※※生ワクチンは基本、接種後4週間経つまでは他の生ワクチン接種ができないため、渡航まで時間がない場合は接種スケジュールに注意が必要です。(複数の生ワクチンの同時接種は可)
  • ★1 曝露後の狂犬病ワクチン接種は別スケジュールとなります。 詳しくはこちらをご参照ください。

予約でスムーズ!
待ち時間が少なく接種可能!

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ワクチン予約フォームはこちら

フォーム送信後、当院担当よりメールでご連絡を差し上げます。

エストニアへの渡航に備えたワクチン

地域概要

エストニアはヨーロッパ北東部に位置するバルト海に面した国で、バルト三国の中で最も北に位置しています。
東はロシアに接し、南はラトビアに接しております。 国土の大半は湖沼や湿地の多い平野で、比較的おだやかな気候であり、 農業では小麦やジャガイモの栽培が盛んです。

医療情報

エストニアは旧ソ連諸国の中では衛生・医療面ではよく整備された国のひとつです。医師の多くは英語を話し看護師等その他の医療関係者の中にも英語を話せる人が少なくありません。医療機関の衛生環境、医療水準、設備等は、通常の診療の場合ほぼ問題なく対応可能な水準にありますが、日本や西欧諸国のような最新の医療設備や検査機器は期待できない状況です。
病気の種類や外傷の部位・程度によっては自国内で対応しきれず、現地で応急処置を受けた後に、バルト海対岸のヘルシンキはじめ外国に移送となる場合がございます。さらに、高度な治療が必要な場合は、西欧諸国や日本への移送を要することもあります。これら移送には高額な費用が必要となるため、十分な補償額の海外旅行傷害保険などへの加入を推奨いたします。

気候

首都タリン市はバルト海に面する港湾都市であり、ヘルシンキやストックホルム等の北欧の都市とほぼ同じ気候です。海洋の影響もあり寒暖差は内陸の都市ほどではございません。12月から3月にかけて街は雪で覆われています。

宗教

ロシア正教、プロテスタント(ルター派)など

文化

報道の自由度ランキングの上位国であり、公用語はエストニア語。複数の言語を話せる国民が多くいます。
また、Skype(スカイプ)を産んだ国であり、外国のIT企業の進出も多く、ソフトウェア開発が盛んに行われています。早期のIT教育や国際学力調査で欧州の上位国としても知られています。

気をつけたい感染症

上気道感染、花粉症、サルモネラ、赤痢、感染性腸炎、ダニ脳炎、ライム病、B型肝、破傷風、狂犬病、
麻しん(はしか)、風しん

推奨する予防接種

A型肝炎 B型肝炎破傷風狂犬病麻疹風疹

冬季のインフルエンザを含む上気道感染や、4月から5月にかけての花粉症は、よく見られます。
また、年間を通じてサルモネラや赤痢、またはウイルス性の下痢(感染性腸炎)が散見されています。これらの他にダニ脳炎、ライム病、B型肝炎には注意が必要です。

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気をつけたい病気

サルモネラ感染症

サルモネラによって引き起こされる感染症です。通常、急性の発熱、腹痛、下痢、嘔気、ときには、嘔吐によって特徴づけられます。サルモネラ症の症状は、比較的軽く、ほとんどの患者では治療を必要とせずに回復します。

ダニ脳炎

ヨーロッパの森林地帯ではダニ脳炎の危険もあります。ダニに噛まれるのを避けるため、腕、脚を露出した格好は避け、肌の露出は避けましょう。 ダニ脳炎ワクチンの接種をおすすめします。

ライム病

風土病ともいえる疾患です。ダニのボレリア菌と呼ばれる細菌が原因で発疹・心症状・関節炎・神経精神症状と多岐にわたり重症化することがあります。ダニに刺されないように虫よけを使うなどの心掛けをしましょう。

麻疹

麻疹ウイルスによって起こる感染症です。ウイルスの中で最も感染力が強く、麻疹を発症している人と同じ部屋にいるだけで感染することがあります。ワクチン接種を受けていない人は、海外旅行の際にかかる可能性が高いです。 高熱、咳、鼻水が数日間持続し、口の中に直径約1mm程の白い発疹ができます。熱は一度下がりますが、再び上昇し、その後身体中に赤い発疹ができます。

B型肝炎

性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用等が原因で血液や体液を介して感染する感染症です。 感染した場合、潜伏期間の後に倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸が起こります。また、皮膚発疹や関節の痛みが生じる可能性があります。B型肝炎ワクチンを接種することをおすすめします。

破傷風

けがをした場合、特に土などで汚れた傷は感染の危険性が高く、直ちに予防接種などの処置が必要です。発症すると死亡する危険があります。大人でも定期的な追加接種が必要なので、渡航前に医師とよく相談して下さい。

狂犬病

市内にも野犬が多く生息しています。発病すると死亡率は100%とされているため、咬まれた場合は速やかに医療機関を受診してください。

風しん

世界中に存在する感染症です。 風疹ウイルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなどの飛沫感染で広がっていきます。 感染すると2~3週間の後に発熱、発疹、リンパ節の腫れなどの症状が出て、脳炎が血が止まらなくなる血小板減少性紫斑などの合併症を発症する可能性があります。事前の風しん予防接種による予防がもっとも有効です。

渡航前ワクチンの流れ

渡航前ワクチンご予約から接種後の流れ

ご予約
  • ワクチン仮申込フォームを入力し送信してください。 24時間以内(土日・祝日を除く)に、当院からお電話もしくはメールでご連絡を差し上げ、ご予約確定となります。 ※英文証明書をご希望の場合、来院希望日時は申込日から5日後以降の日程をご選択ください。
  • ・事前に接種を希望されるワクチンの問診票を下記よりダウンロードしていただきご記入ください。
ご来院・接種
●お持ち物 問診票・母子手帳・接種証明書・ワクチン手帳(ある方)
  • ・37.5度以上の発熱があるなどの体調不良時には予防接種を受けることができません。
  • ・当院以外でも予防接種をおこなう場合は、ワクチンの接種間隔にご注意ください。
接種後
  • ・接種後15~30分間は体調変化の経過観察をしてください。
  • ・次回のワクチン接種予定がある方は、接種計画(ワクチンの種類・スケジュール)を確認してからご帰宅ください。
  • ・接種当日の激しい運動は避けてください。
  • ・シャワーや入浴は可能ですが、長風呂は避けてください。
  • ・1週間以内に接種部位が赤くなったり痛みが出たりなど、何らかの副反応が生じる場合がありますが、ほとんどの場合は数日以内に自然に軽快します。 日常生活に支障をきたすような症状がある場合、気になる症状がある場合は、当院までお問い合わせください。

注意事項 ※必ず事前にご確認ください。

  • ●初回は必ずワクチン仮申込フォームでの事前お申し込みが必要です。 下記「ワクチン仮申込フォーム」をご入力ください。
  • ●原則、事前のワクチン確保が必要なため、完全予約制です。 当日の接種をご希望の場合は事前に当院へご連絡ください。 ※インフルエンザワクチンについてはご予約をお受けしておりません。
  • ●英文証明書をご希望の場合、事前に当院での対応可否を確認しております。 ワクチン仮申込フォームより英文接種証明書をご希望いただき、別途事前にFAXにて記載箇所を明示の上ご送付ください。
  • ●証明書は発行までに数日程度お時間をいただく場合もございますのでスケジュールに余裕をもってお問い合わせください。
  • ●無断キャンセルはキャンセル料を頂く場合がございますので、予約のご変更はお早めにお電話くださいませ。
  • ●中学生以下の方の接種は、小児科医不在のためお断りしております。
  • ●高校生~未成年(20歳未満)の方の接種には保護者同席をお願いしております。
  • ●黄熱病予防接種実施機関ではないため、黄熱病予防接種証明書(イエローカード)については対応しておりません。

問診票について

予防接種時には問診票の記入が必要です。 事前に下記より問診票をダウンロードし、ご記入の上お持ちいただくと当日スムーズにご案内可能です。 (当日の状況次第では、お待ち時間が発生する可能性がございます。 ) 未成年の方の予防接種には、保護者の方の同意が必要です。 保護者の方が予防接種時に付き添えない場合には、事前に問診票をダウンロードしていただき、保護者の方のサインをご記入の上ご持参くださいませ。 医師問診の際に、保護者の方にオンラインでお繋ぎいただくことによって未成年の方は予防接種可能となります。 ※医師の判断により、予防接種を中止することがございます。 あらかじめご了承ください。