インドネシア渡航前ワクチン・予防接種

インドネシア(Indonesia)

推奨するワクチン

狂犬病ワクチン
19,800円/回
破傷風ワクチン
4,840円/回
日本脳炎ワクチン
8,250円/回
A型肝炎ワクチン
9,900円/回
B型肝炎ワクチン
4,950円/回
腸チフスワクチン
11,000円/回
髄膜炎ワクチン
25,300円/回
4種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)ワクチン
14,300円/回
水痘・帯状疱疹ワクチン
9,900円/回
おたふくワクチン
6,600円/回
ポリオワクチン
7,700円/回
ガーダシル9(一回分)
38,500円
シルガード9(一回分)
44,000円
3種T-dap(ジフテリア、百日せき、破傷風)ワクチン
13,600円/回
 

ワクチンの接種時期と回数について

表は横にスクロールします

ワクチン種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 5週間 6週間 7週間 8週間 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月 24ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
B型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
狂犬病 (曝露前) ★1 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
MR 生ワクチン 初回 2回目
髄膜炎 不活化ワクチン 1回
水痘・ 帯状疱疹 生ワクチン 初回 2回目
破傷風 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目(2回終了後 1年~1年半)
日本脳炎 (国産) 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目 (2回終了後1年後)
日本脳炎 (輸入) 不活化ワクチン 1回
インフルエンザ 不活化ワクチン 初回 2回目
  • ※上記は一例です。 患者様の渡航先に合わせてご案内します。
  • ※生ワクチンは基本、接種後4週間経つまでは他のワクチン接種ができないため、渡航まで時間がない場合は接種スケジュールに注意が必要です。
  • ★1 曝露後の狂犬病ワクチン接種は別スケジュールとなります。 詳しくはこちらをご参照ください。

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インドネシアへの渡航に備えたワクチン

地域概要

インドネシアは、東西5、000キロを越える日本の約5倍の面積を有する広大な島国です。また、総人口も約2億6千万人と世界第4位の人口の国です。
また、そのうち88.6パーセントがイスラム教を信仰しており、世界最多のイスラム教徒を有する国でもあります。

医療情報

ジャカルタ市内でも医療従事者数が不足しており、医療サービスのレベルは低いと言われています。致死的疾患や高度の医療行為が必要な場合は、基本的にシンガポールなどへの緊急移送となることが大部分のようです。
また、国立病院が全国各地にありますが、老朽化や医療従事者不足などの問題を抱えているようです。一方で、裕福層向けの私立病院は最新鋭の診断機器を有し、海外旅行傷害保険が適応可能な場合が多いようですが、受診に際して数千ドルの保証金が必要なこともあるようです。

気候

赤道直下のインドネシアは熱帯性気候に属し、4月~10月までの乾期と11月~3月までの雨期に分かれます。とりわけ12月、1月には大量の雨が降ります。
気温は、ジャカルタ市で通年27℃~29℃前後であり高温になることは少ないですが、日差しが強いので紫外線対策は必要です。
ジャカルタなどの都市部では、大気汚染は極めて深刻な状況であり、大気汚染に起因する呼吸器系症状が出やすい状況にあります。

宗教

イスラム教87.21%、キリスト教9.87%(プロテスタント6.96%、カトリック2.91%)、ヒンズー教1.69%、仏教0.72%、儒教0.05%、その他0.50%

文化

人口のうち、88.6パーセントがイスラム教を信仰しており、世界最多のイスラム教徒を有する国でもありますが、一方で、憲法では信教の自由が保障されています。そのため、キリスト教、ヒンズー教、仏教などを信仰する国民もいます。
また主な言語はインドネシア語ですが、地方によって文化が多様で地方ごとに異なった言語があるようです。

気をつけたい感染症

食中毒、アメーバ赤痢、細菌性赤痢、コレラ、腸チフス、A型肝炎、チクングニア熱、デング熱、日本脳炎、狂犬病、鳥インフルエンザ
推奨する予防接種 A型肝炎 B型肝炎破傷風麻疹狂犬病日本脳炎

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気をつけたい病気

腸管感染症

サルモネラ(チフス・パラチフスを含む)や赤痢などの細菌性腸管感染症、ロタウイルスやノロウイルスなどのウイルス感染、回虫やギョウ虫などの寄生虫疾患およびアメーバ赤痢やジアルジア症などがあげられます。

コレラ

コレラ菌に汚染された水・氷・食品などを経口摂取することによって起こる下痢を主症状とする病気です。
生水の飲水や生ものの摂取を避けるなど、衛生に対する意識を高め予防対策を行うことが大切です。

腸チフス

保菌者などが取り扱った汚染された飲食物から感染する細菌感染症です。
症状としては、高熱・頭痛・下痢・便秘などで、初期症状はマラリアと類似しています。チフスに対する経口及び注射による予防接種が利用可能です。

A型肝炎

海産物などの生もの摂取で感染するウイルスが原因の経口感染症です。典型的な症状は、倦怠感・食欲不振・黄疸などです。渡航前に、A型肝炎ワクチン摂取を推奨します。

チクングニア熱

蚊に刺されることで広がるウイルス性疾患で、発熱・関節炎・発疹がみられます。
ワクチンや予防薬はないため、虫除け対策が一番の予防法であり、肌が露出する服装で野外を行動することは避けましょう。

デング熱

典型的な症状は、発熱・発疹・頭痛・関節痛です。日中屋外で吸血行動をする蚊が媒介するウイルス性疾患であり、重症化する場合があるため、注意が必要です。
ヒトからヒトへの直接的な感染はありませんが、発熱などの症状がある場合は、医療機関を受診ください。

日本脳炎

日本脳炎ウイルスに感染したブタの血を吸った蚊に刺されて感染します。
致死率の高い脳炎で、生存者にも精神障害などの後遺症が残る可能性があります。潜伏期間は1週間程度。多くが突然発熱し、2-3日で頭痛、嘔吐、けいれん、意識障害へと進行しますが、全身の倦怠感や頭痛から症状が始まる人もいます。
現在、ウイルスを抑制する薬はなく、症状にあわせて必要な治療を行います。

狂犬病

狂犬病ウイルスが傷口から侵入することで感染します。発熱・頭痛・倦怠感・筋肉痛・疲労感といった風邪のような症状で始まります。
不安状態・錯乱・攻撃状態・水を怖がるなど脳炎症状を呈し、最終的には昏睡から呼吸停止で死亡します。狂犬病ワクチン予防接種が有効とされているので、渡航前の予防接種を推奨します。

渡航前ワクチンの流れ

渡航前ワクチンご予約から接種後の流れ

ご予約
  • ワクチン仮申込フォームを入力し送信してください。 24時間以内(土日・祝日を除く)に、当院からお電話もしくはメールでご連絡を差し上げ、ご予約確定となります。 ※英文証明書をご希望の場合、来院希望日時は申込日から5日後以降の日程をご選択ください。
  • ・事前に接種を希望されるワクチンの問診票を下記よりダウンロードしていただきご記入ください。
ご来院・接種
●お持ち物 問診票・母子手帳・接種証明書・ワクチン手帳(ある方)
  • ・37.5度以上の発熱があるなどの体調不良時には予防接種を受けることができません。
  • ・当院以外でも予防接種をおこなう場合は、ワクチンの接種間隔にご注意ください。
接種後
  • ・接種後15~30分間は体調変化の経過観察をしてください。
  • ・次回のワクチン接種予定がある方は、接種計画(ワクチンの種類・スケジュール)を確認してからご帰宅ください。
  • ・接種当日の激しい運動は避けてください。
  • ・シャワーや入浴は可能ですが、長風呂は避けてください。
  • ・1週間以内に接種部位が赤くなったり痛みが出たりなど、何らかの副反応が生じる場合がありますが、ほとんどの場合は数日以内に自然に軽快します。 日常生活に支障をきたすような症状がある場合、気になる症状がある場合は、当院までお問い合わせください。

注意事項 ※必ず事前にご確認ください。

  • ●初回は必ずワクチン仮申込フォームでの事前お申し込みが必要です。 下記「ワクチン仮申込フォーム」をご入力ください。
  • ●原則、事前のワクチン確保が必要なため、完全予約制です。 当日の接種をご希望の場合は事前に当院へご連絡ください。 ※インフルエンザワクチンについてはご予約をお受けしておりません。
  • ●英文証明書をご希望の場合、事前に当院での対応可否を確認しております。 ワクチン仮申込フォームより英文接種証明書をご希望いただき、別途事前にFAXにて記載箇所を明示の上ご送付ください。
  • ●証明書は発行までに数日程度お時間をいただく場合もございますのでスケジュールに余裕をもってお問い合わせください。
  • ●無断キャンセルはキャンセル料を頂く場合がございますので、予約のご変更はお早めにお電話くださいませ。
  • ●中学生以下の方の接種は、小児科医不在のためお断りしております。
  • ●高校生~未成年(20歳未満)の方の接種には保護者同席をお願いしております。
  • ●黄熱病予防接種実施機関ではないため、黄熱病予防接種証明書(イエローカード)については対応しておりません。

問診票について

予防接種時には問診票の記入が必要です。 事前に下記より問診票をダウンロードし、ご記入の上お持ちいただくと当日スムーズにご案内可能です。 (当日の状況次第では、お待ち時間が発生する可能性がございます。 ) 未成年の方の予防接種には、保護者の方の同意が必要です。 保護者の方が予防接種時に付き添えない場合には、事前に問診票をダウンロードしていただき、保護者の方のサインをご記入の上ご持参くださいませ。 医師問診の際に、保護者の方にオンラインでお繋ぎいただくことによって未成年の方は予防接種可能となります。 ※医師の判断により、予防接種を中止することがございます。 あらかじめご了承ください。