
ギニア(Guinea)
国ギニア(Guinea)

ギニアへの渡航に備えた予防接種
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項目 | 説明 |
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地域概要 | 国土のほぼ中央付近の山地から、西アフリカ最大のニジェール川をはじめガンビア川、セネガル川などの河川が流れ出ており、「西アフリカの水がめ」や「西アフリカの給水塔」などと呼ばれています。 |
医療情報 | 日本人が受診可能な私立クリニックは、コナクリ市内に数カ所ありますが、高額の医療費がかかります。いずれもフランス語のみで英語が通じません。 |
気候 | ギニアの気候は雨季と乾季に分かれます。雨季には南西モンスーンの影響で、沿岸部に多量の雨が降ります。首都コナクリは、年平均気温26.5℃、年降水量3622mmで、首都としては世界最大の年降水量です。 |
宗教 | 仏教・イスラム教・キリスト教など |
文化 | 人口の過半数が農業に従事していますが、ギニア共和国の農業は自給的です。この国の経済を支えているのはアルミニウムの原料であるボーキサイトで、その埋蔵量は世界の約3分の1を占めています。 このほか、金が産出され、金は輸出額の半分以上を占めます。1958年と周辺諸国よりも比較的早くに国民投票で独立しました。独立の際にフランスが地図を持ち去ったため、日本人測量士たちが4年かけて地図づくりを行ったといいます。 |
気をつけたい感染症 | マラリア、感染性胃腸炎、狂犬病、髄膜炎菌性髄膜炎、麻疹、A型肝炎、B型肝炎、エボラ出血熱、皮膚病、破傷風 |
推奨する予防接種 | 狂犬病、麻疹、A型肝炎、B型肝炎、破傷風 |
気をつけたい病気
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病名 | 説明 |
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麻疹・風疹 | 麻疹は予防接種で効果的に予防できる感染症の一つでもあり、風疹とともに2回の接種が推奨され、日本でも定期予防接種として実施されています。しかし、1回しか接種されていない世代があるため、渡航の有無に限らず母子手帳の確認を行い1回のみの場合は追加の予防接種を強く推奨します。 |
マラリア | 発熱・頭痛・倦怠感・衰弱・異常発汗・下痢・嘔吐などの症状が見られます。 |
感染性胃腸炎 | 不衛生な食事を摂取することにより感染するため、生物や生水は避けましょう。 |
狂犬病 | 狂犬病を持っている野良犬やコウモリなどの野生動物と接触した場合、人へ感染する可能性があり、最終的には死る恐ろしい病気です。 |
髄膜炎菌性髄膜炎 | 乾季のハルマッタンの時期に髄膜炎菌が飛沫感染により流行します。頭痛・発熱・頸部痛の症状が表れます。 |
麻疹 | ギニアでは麻疹の患者が多く散見されます。渡航前にワクチン接種を推奨します。 |
A型肝炎 | 不衛生な水や野菜や食べ物から感染します。発熱、食欲不振、倦怠感、吐き気や嘔吐などの症状が表れます。渡航前のワクチン接種を推奨します。 |
B型肝炎 | 輸血や手術などの医療行為、性交渉から感染します。渡航前に予防接種をしましょう。 |
皮膚病 | 洗濯物を外に干すことで虫の卵が付着して皮膚病を起こすことがあります。かゆみ止めがあると便利ですが、症状が治まらない場合は病院を受診しましょう。 |
エボラ出血熱 | 2014年3月に森林ギニア地方でエボラウイルス病が確認されました。致死率が極めて高い危険な感染症で、発熱・頭痛・嘔吐・下痢が見られ、悪化すると死に至ります。 |
破傷風 | 傷口から侵入して感染し、体が痛い・首が張るなどの症状が表れます。渡航前には破傷風ワクチン接種を推奨します。 |
各院の診療時間・アクセスは
下記よりご確認ください。