胃カメラ検査

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胃カメラ検査について

胃カメラ検査は食道・胃・十二指腸といった上部消化管粘膜を小型カメラで観察する検査です。内視鏡スコープの先端には明るい光源と小型カメラが装着されており、拡大や特殊な波長の光と画像処理により微細な病変の発見も可能です。

当院では胃がんの早期発見にも力を入れておりますが、胃がんは発見が遅れてしまうと治療が困難になるため、早期診断・早期治療が重要です。また、内視鏡検査中に発見した疑わしい部分から組織を採取して、病理検査を行うことで確定診断が可能です。その他、アニサキスの摘出、止血、ピロリ菌感染検査など、内視鏡検査はさまざまな診断と処置・治療に役立ちます。

胃カメラ検査を受けることに不安のある方も多いと思いますが、当院では可能な限り苦痛の少ない胃カメラ検査ができるように努めておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。

このような方は胃カメラ検査を

以下の症状や条件を持たれている方は、胃カメラ検査を一度受けられることをおすすめします。

胃バリウム検診で要精査と判定された方
ピロリ検診で陽性と判定された方
検診などで貧血を指摘された方
黒っぽい色の便（タール便）がでる方
胸やけ、胸部違和感、ゲップが多い方
腹痛や嘔吐を繰り返している方
急に体重が減った方
喫煙習慣、飲酒歴がある
胃がんになったご家族がいる方
ピロリ菌陽性のご家族がいる方
40歳以上で胃カメラ検査を受けたことがない方

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見つかる可能性のある疾患、病気

日本はピロリ菌感染者が多く、世界で最も胃がんの多い国として有名でしたが、胃がん検診、内視鏡検査の普及、早期治療により、1990年代から胃がんによる死亡率は減少しています。そして、現在ではピロリ菌と胃がんとの関連性が立証されたことによって、ピロリ菌の除菌治療の重要性が高まっています。例えば、胃癌を発症したご家族がいる場合はピロリ菌感染している可能性があります。ピロリ菌陽性の場合は、除菌治療を成功させることでこうしたがん発症のリスクを軽減させることが可能です。

軽い症状でも続くようでしたら、外来受診して胃カメラ検査を受けるようおすすめしています。当院では熟練した専門医が、そのスキルを十分に生かせる最新内視鏡システムを使って精緻な検査・診断を行っています。胃カメラ検査では、胃粘膜の状態を確かめるとともに、ピロリ菌感染の有無、病態（感染）の広がり具合も確認できます。楽に受けられる経鼻検査や鎮静剤を用いた検査も行っていますので、苦手意識がある方も是非お気軽にご相談ください