アメリカ合衆国渡航前ワクチン・予防接種

アメリカ合衆国(United States of America)

推奨するワクチン

狂犬病ワクチン
19,800円/回
破傷風ワクチン
4,840円/回
日本脳炎ワクチン
8,250円/回
A型肝炎ワクチン
9,900円/回
B型肝炎ワクチン
4,950円/回
腸チフスワクチン
11,000円/回
髄膜炎ワクチン
25,300円/回
4種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)ワクチン
14,300円/回
水痘・帯状疱疹ワクチン
9,900円/回
おたふくワクチン
6,600円/回
ポリオワクチン
7,700円/回
ガーダシル9(一回分)
38,500円
シルガード9(一回分)
44,000円
3種T-dap(ジフテリア、百日せき、破傷風)ワクチン
13,600円/回
 

ワクチンの接種時期と回数について

表は横にスクロールします

ワクチン種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 5週間 6週間 7週間 8週間 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月 24ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
B型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
狂犬病 (曝露前) ★1 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
MR 生ワクチン 初回 2回目
髄膜炎 不活化ワクチン 1回
水痘・ 帯状疱疹 生ワクチン 初回 2回目
破傷風 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目(2回終了後 1年~1年半)
日本脳炎 (国産) 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目 (2回終了後1年後)
日本脳炎 (輸入) 不活化ワクチン 1回
インフルエンザ 不活化ワクチン 初回 2回目
  • ※上記は一例です。 患者様の渡航先に合わせてご案内します。
  • ※※生ワクチンは基本、接種後4週間経つまでは他の生ワクチン接種ができないため、渡航まで時間がない場合は接種スケジュールに注意が必要です。(複数の生ワクチンの同時接種は可)
  • ★1 曝露後の狂犬病ワクチン接種は別スケジュールとなります。 詳しくはこちらをご参照ください。

予約でスムーズ!
待ち時間が少なく接種可能!

24時間ご予約可能!
ワクチン予約フォームはこちら

フォーム送信後、当院担当よりメールでご連絡を差し上げます。
※現在、国産の「ラビピュール」が出荷調整につき一時的に提供を停止しております。
輸入の狂犬病ワクチン「Verorab®︎」であれば少量在庫がございます。

アメリカ合衆国(United States of America)への渡航に備えたワクチン

地域概要

メジャーリーグや有名な観光地も多いことで日本とも親しみのあるアメリカ合衆国は、日本の25倍もの広大な国土を持ち、様々な気候があります。 また、移民国家多種多様な民族が暮らす国であり、人種別の比率は、白人、アフリカ系、アジア系、先住民など多くの民族が生活しています。

医療情報

一般的に医療レベルは高く、システムも発達していると言われますが、医療費は高額で医療保険しだいでその質も変わります。

また救急車は有料です。万が一のことを考え、旅行保険への加入を検討しましょう。 専門医は予約制の為、急病時に受診出来る医療機関は限られ、患者で混雑している場合が多いようです。 急病や大怪我の場合、「911」(警察や消防も同じ番号)に電話をかけると、平均5分程度で救急車が到着します。

気候

西海岸は、温暖な気候で、夏は北からの海流の影響を受けるため、比較的涼しい気候となっています。 また、内陸は夏に40度を超える日もある一方で、冬は空気が乾燥しており、日中暖かくても、夜の急激な冷え込みもあります。 ロッキー山脈の東側には大陸性の少雨で乾燥した地域で、東海岸は北部の冬は厳しく、積雪もあります。 東南部やフロリダ半島では夏から秋にかけてハリケーンが来ることがあります。

宗教

信教の自由を憲法で保障、主にキリスト教

文化

アメリカには多くの移民が集まり、「人種のサラダボウル」とも呼ばれるアメリカでは、様々な文化や思想や信条などが存在しています。そのため、「アメリカン・ドリーム」に象徴される挑戦の意識や、自由・平等への意識も高いとされています。

気をつけたい感染症

A型肝炎、食中毒、O-157感染、サルモネラ感染症、ウエストナイル熱、デング熱、ハンタウイルス肺症候群、Q熱、ライム病、ダニ媒介性回帰熱、ロッキー山紅斑熱、ペスト、狂犬病など(渡航地域によって特に注意の必要な感染症がございます。

推奨する予防接種

破傷風など ※米国の学校への入学・編入時には、州で規定された予防接種やツベルクリン反応検査などが義務付けられていることがあります。
日本と米国では、必要なワクチンの種類や回数が異なっていますので注意が必要です。

米国の小児予防接種には日本の小児予防接種に含まれていないものや接種回数が異なるものもあります。
例えば、A型肝炎等があります。アメリカに渡航する場合、過去に実施した予防接種または罹患歴が証明できなければ再接種が必要であったり、風風疹等に関しては血中の抗体価の記載も求められることもありますので、渡航前にご自身の予防接種歴の確認をして下さい。



推奨ワクチン

表は横にスクロールします

破傷風 麻疹風疹 A型肝炎 B型肝炎 日本脳炎 狂犬病 黄熱 腸チフス 髄膜炎菌 性髄膜炎 ポリオ 流行性 耳下腺円 水痘 肺炎球菌 ワクチン
アメリカ渡航推進予防
日本の定期予防接種 定期 定期 任意  定期 定期 任意 任意 任意 任意 定期 任意 定期 定期
アメリカで実施され日本の定期予防接種でない感染症
◎:推奨 〇:長期滞在者、流行地域滞在 △:高リスク者

アメリカ合衆国の最新情報

最終更新日 : 2023年09月21日

出入国時の留意点

1.現在、危険情報や感染危険情報は出ておりませんが、最新スポット情報や安全対策基礎データ等を参照の上、安全対策に心がけてください。


ビザについて

日本国籍を持っている人は条件を満たすことでビザなし(無査証)での入国が可能です。
また、渡航が90日以内の商用、観光または通過を目的とする場合に査証取得を不要とする査証免除プログラム(Visa Waiver Program)を実施していますが、渡航前にESTA(電子渡航認証)を取得する必要がありますのでご注意ください。/p>

条件

・旅券を所持していること
・特定地域への渡航・滞在歴がないこと
・往復または次の目的地までの航空券・乗船券を所持していること
・ステム(ESTA)により渡航が承認されていることなど

詳細は下記にてご確認ください。
外務省 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbimmigration_221.html


取得場所

場所
米国大使館、総領事館または領事館
住所
東京都港区赤坂1-10-5など
公式サイト
https://jp.usembassy.gov/ja/
申請時間
午前10時から午後6時
電話番号
050-5533-2737など
安全情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/
info/pcinfectionspothazardinfo
_221.html#ad-image-0

PCR・抗原検査

出国前の検査証明書(PCR 検査陰性証明書等)の提示が不要となりました

予約でスムーズ!
待ち時間が少なく接種可能!

24時間ご予約可能!
ワクチン予約フォームはこちら

フォーム送信後、当院担当よりメールでご連絡を差し上げます。
※現在、国産の「ラビピュール」が出荷調整につき一時的に提供を停止しております。
輸入の狂犬病ワクチン「Verorab®︎」であれば少量在庫がございます。

気をつけたい病気

A型肝炎

海産物などの生もの摂取で感染するウイルスが原因の経口感染症です。 典型的な症状は、倦怠感・食欲不振・黄疸などです。渡航前に、A型肝炎ワクチン摂取を推奨します。


ノロウイルス

手指や食品などを介して、経口で感染し、嘔吐・下痢・腹痛などを起こします。 手洗いや食品の加熱、調理器具をこまめに洗い消毒することを推奨します。


ウエストナイル脳炎

蚊にさされることで感染し、発熱・頭痛・筋肉痛・消化器症状などを呈します。 結核菌は、風邪のような症状を呈する事が多いですが、腎臓・リンパ節・骨・脳などの部分に影響を及ぼすことがあり、ヒトからヒトへ感染させます。 高齢者に発症しやすく且つ重篤化する傾向があります。蚊にさされないようにすることが予防となります。


デング熱

蚊によって感染する疾患で、急激な発熱・発疹・頭痛・骨関節痛・嘔気・嘔吐などの症状が起こります。 早期に適切な治療が行わなければ死に至ることがあります。できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど蚊にさされないように注意が必要です。


ライム病

風土病ともいえる疾患です。ダニのボレリア菌と呼ばれる細菌が原因で発疹・心症状・関節炎・神経精神症状と多岐にわたり重症化することがあります。 ダニに刺されないように虫よけを使うなどの心掛けをしましょう。


ハンタウイルス肺症候群

ハンタウイルスによる急性呼吸器感染症です。発熱・頭痛・筋肉痛・関節痛・嘔吐・嘔気・下痢や急激に呼吸不全にいたります。 自然宿主であるげっ歯類との接触を絶つことが基本で、ネズミ等の駆除を行うことを心掛けてください。


Q熱

感染動物の尿・分・乳汁などから菌が排泄され、この菌に汚染された空気中の粉塵などを吸うことでヒトに感染します。 発熱・頭痛・筋肉痛・全体倦怠感・呼吸器症状などインフルエンザ症状と似ています。流行地域の動物には近づかないようにし、動物との接触は控えてください。


ペスト

ペスト菌と呼ばれ、ノミや咳などの飛沫感染で感染することがあります。 患者や動物の体液や排泄物への接触を避けたり、肌の露出を避け虫除けを使用して予防することを推奨します。


狂犬病

狂犬病ウイルスが傷口から侵入することで感染します。発熱・頭痛・倦怠感・筋肉痛・疲労感といった風邪のような症状で始まります。 不安状態・錯乱・攻撃状態・水を怖がるなど脳炎症状を呈し、最終的には昏睡から呼吸停止で死亡します。 狂犬病ワクチン予防接種が有効とされているので、渡航前の予防接種を推奨します。


トコジラミ
(Bed Bugs)

床やベッドに棲みついており、動物の血液を吸って生活する吸血性の寄生昆虫によるものです。 症状は、刺し口を中心として非常に痒く、発赤を伴います。 予防としては、潜みやすい場所を中心にこまめに掃除機をかけることです。


ジカ熱

ジカウイルスを持った蚊に刺されることでウイルスが媒介されて感染します。 軽度の発熱・発疹・結膜炎・筋肉や関節の痛み・だるさ・頭痛等の症状を呈します。媒介する蚊に刺されないことや蚊の発生を抑えることが重要です。


渡航前ワクチンの流れ

渡航前ワクチンご予約から接種後の流れ

ご予約
  • ワクチン仮申込フォームを入力し送信してください。 24時間以内(土日・祝日を除く)に、当院からお電話もしくはメールでご連絡を差し上げ、ご予約確定となります。 ※英文証明書をご希望の場合、来院希望日時は申込日から5日後以降の日程をご選択ください。
  • ・事前に接種を希望されるワクチンの問診票を下記よりダウンロードしていただきご記入ください。
  • ※現在、国産の「ラビピュール」が出荷調整につき一時的に提供を停止しております。輸入の狂犬病ワクチン「Verorab®︎」であれば少量在庫がございます。
ご来院・接種
●お持ち物 問診票・母子手帳・接種証明書・ワクチン手帳(ある方)
  • ・37.5度以上の発熱があるなどの体調不良時には予防接種を受けることができません。
  • ・当院以外でも予防接種をおこなう場合は、ワクチンの接種間隔にご注意ください。
接種後
  • ・接種後15~30分間は体調変化の経過観察をしてください。
  • ・次回のワクチン接種予定がある方は、接種計画(ワクチンの種類・スケジュール)を確認してからご帰宅ください。
  • ・接種当日の激しい運動は避けてください。
  • ・シャワーや入浴は可能ですが、長風呂は避けてください。
  • ・1週間以内に接種部位が赤くなったり痛みが出たりなど、何らかの副反応が生じる場合がありますが、ほとんどの場合は数日以内に自然に軽快します。 日常生活に支障をきたすような症状がある場合、気になる症状がある場合は、当院までお問い合わせください。

注意事項 ※必ず事前にご確認ください。

  • ●初回は必ずワクチン仮申込フォームでの事前お申し込みが必要です。 下記「ワクチン仮申込フォーム」をご入力ください。
  • ●原則、事前のワクチン確保が必要なため、完全予約制です。 当日の接種をご希望の場合は事前に当院へご連絡ください。 ※インフルエンザワクチンについてはご予約をお受けしておりません。
  • ●英文証明書をご希望の場合、事前に当院での対応可否を確認しております。 ワクチン仮申込フォームより英文接種証明書をご希望いただき、別途事前にFAXにて記載箇所を明示の上ご送付ください。
  • ●証明書は発行までに数日程度お時間をいただく場合もございますのでスケジュールに余裕をもってお問い合わせください。
  • ●無断キャンセルはキャンセル料を頂く場合がございますので、予約のご変更はお早めにお電話くださいませ。
  • ●中学生以下の方の接種は、小児科医不在のためお断りしております。
  • ●高校生~未成年(20歳未満)の方の接種には保護者同席をお願いしております。
  • ●黄熱病予防接種実施機関ではないため、黄熱病予防接種証明書(イエローカード)については対応しておりません。

問診票について

予防接種時には問診票の記入が必要です。 事前に下記より問診票をダウンロードし、ご記入の上お持ちいただくと当日スムーズにご案内可能です。 (当日の状況次第では、お待ち時間が発生する可能性がございます。 ) 未成年の方の予防接種には、保護者の方の同意が必要です。 保護者の方が予防接種時に付き添えない場合には、事前に問診票をダウンロードしていただき、保護者の方のサインをご記入の上ご持参くださいませ。 医師問診の際に、保護者の方にオンラインでお繋ぎいただくことによって未成年の方は予防接種可能となります。 ※医師の判断により、予防接種を中止することがございます。 あらかじめご了承ください。


主な出典・引用元