
東ティモール(Timor-Leste)
国東ティモール(Timor-Leste)

東ティモールへの渡航に備えた予防接種
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項目 | 説明 |
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地域概要 | 東ティモールは、インドネシア東部に位置するティモール島の東部にあります。 米、イモ類などの農業が主要産業となっており、なかでも輸出作物としてコーヒーが大きな割合を占めます。 |
医療情報 | 現地の医療機関は十分な設備が整っておらず、施設の衛生状態もよくありません。また医薬品が不足している上に医療レベルも低く、邦人が安心して受診できるレベルにはありません。医療水準が低いため、検査や治療のために日本またはシンガポール、インドネシア、オーストラリア等、国外へ行く必要が生じることもあります。 |
気候 | 気候は、熱帯モンスーン気候に属し、雨季と乾季の区別があります。 日中の最高気温は、山岳地域を除き、一年を通じて30℃台と比較的高温です。雨季は12~4月、乾季は6~10月で、5月と11月は遷移シーズンにあたります。 |
宗教 | イスラム教、キリスト教 |
文化 | 公用語は、テトゥン語及びポルトガル語。実用語に、インドネシア語及び英語です。 その他30以上の地方言語が使用されています。 |
気をつけたい感染症 | 消化器感染症、デング熱、マラリア、結核、破傷風 |
推奨する予防接種 | 成人:A型肝炎、B型肝炎、破傷風、日本脳炎、狂犬病、腸チフス等
小児:BCG、三種混合、ポリオ、日本脳炎等の予防接種 |
渡航にあたっては、成人の方は、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、日本脳炎、狂犬病、腸チフス等、小児の方は、BCG、三種混合、ポリオ、日本脳炎等の予防接種を受けることをお勧めします。
気をつけたい病気
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病名 | 説明 |
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消化器感染症 | 細菌やウイルス等が原因となって下痢を起こす感染性腸炎は、旅行者の多くが経験します。感染症ではなくても、硬度など普段飲んでいる水との水質の違いによって下痢を起こす場合もあります。発熱や下痢・腹痛などの消化器症状を主症状とする腸チフス・パラチフスは、当地ではよく見られる疾患です。 期滞在を予定されている場合は、腸チフスワクチンを接種されることをお勧めします。 |
デング熱 | デング熱は蚊が媒介するウイルス感染症で、日中活動するネッタイシマカやヒトスジシマカによって伝搬します。 数日から1週間程度の潜伏期の後、頭痛・関節痛・筋肉痛などの痛みを伴う突然の38℃以上の高熱で発病しますが、典型的な症状を伴わない場合もありますが、重症の場合は出血熱やショックを引き起こすことがあります。 |
マラリア | マラリアも蚊が媒介する感染症で、夕刻から明け方に活動するハマダラカがマラリア原虫を媒介します。発症すると38℃以上の高熱が続き、全身倦怠感、激しい頭痛、関節痛、悪寒などの症状が現れます。熱帯熱マラリアの場合は治療が遅れると命に関わります。 |
結核 | 東ティモールは世界でも有数の結核患者発生地域です。日本からの渡航者が普段の生活で感染することは希ですが、結核に感染している人との濃厚な接触は避ける必要があります。 |
破傷風 | 土壌の常在菌である破傷風菌が傷口から進入し、神経毒素を産生することによって発症する中毒性感染症です。 かすり傷程度の小さな傷からも感染することがあるため、裸足で歩かないこと、また、渡航前にあらかじめワクチンを接種しておくことをお勧めします。 |
各院の診療時間・アクセスは
下記よりご確認ください。