ロシア連邦渡航前ワクチン・予防接種

ロシア連邦(Russian Federation)

推奨するワクチン

狂犬病ワクチン
19,800円/回
破傷風ワクチン
4,840円/回
日本脳炎ワクチン
8,250円/回
A型肝炎ワクチン
9,900円/回
B型肝炎ワクチン
4,950円/回
腸チフスワクチン
11,000円/回
髄膜炎ワクチン
25,300円/回
4種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)ワクチン
14,300円/回
水痘・帯状疱疹ワクチン
9,900円/回
おたふくワクチン
6,600円/回
ポリオワクチン
7,700円/回
ガーダシル9(一回分)
38,500円
シルガード9(一回分)
44,000円
3種T-dap(ジフテリア、百日せき、破傷風)ワクチン
13,600円/回
 

ワクチンの接種時期と回数について

表は横にスクロールします

ワクチン種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 5週間 6週間 7週間 8週間 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月 24ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
B型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
狂犬病 (曝露前) ★1 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
MR 生ワクチン 初回 2回目
髄膜炎 不活化ワクチン 1回
水痘・ 帯状疱疹 生ワクチン 初回 2回目
破傷風 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目(2回終了後 1年~1年半)
日本脳炎 (国産) 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目 (2回終了後1年後)
日本脳炎 (輸入) 不活化ワクチン 1回
インフルエンザ 不活化ワクチン 初回 2回目
  • ※上記は一例です。 患者様の渡航先に合わせてご案内します。
  • ※生ワクチンは基本、接種後4週間経つまでは他の生ワクチン接種ができないため、渡航まで時間がない場合は接種スケジュールに注意が必要です。(複数の生ワクチンの同時接種は可)
  • ★1 曝露後の狂犬病ワクチン接種は別スケジュールとなります。 詳しくはこちらをご参照ください。

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ロシア連邦への渡航に備えたワクチン

地域概要

世界で最も大きな国であるロシアは面積は17、000万平方メートル以上もの面積を誇ります。ボルシチやピロシキなど日本人にも馴染みの多い料理や非常に厳しい寒さが特徴の国です。

医療情報

モスクワなど大都市では、日本の基幹病院レベルの立派な私立病院ができてきているようです。中には日本人医師やロシア人日本語通訳が働いている私立病院もあります。 公立の病院は改善はあるものの、英語対応していないことや外国人には受診手続きが煩雑といった課題があるとされています。 また、私立病院の医療費は高額で、入院や手術を受ける場合は、事前に保証金(デポジット)の支払いを要求されるため、注意が必要です。

気候

寒暖の差が激しい大陸性の気候で国土の大部分は大陸製の気候です。夏は日中30℃を越えることもありますが、冬はマイナス10℃以下になり、地域によってはマイナス30℃からマイナス50℃になるところもあります。緯度が高いため、日照時間も短いのが特徴です。

宗教

ロシア正教、イスラム教、仏教、ユダヤ教等

文化

ロシアには182の民族がおり、80%はロシア民族ですが、広い国土には様々な文化があります。また、寒さの厳しい環境に応じた生活を送っています。 特に東部地方にはアジア系の民族が住んでおり、街の雰囲気や人々の様相が西部と異なりますモスクワはクレムリンをはじめ、モスクワでは、長い歴史を誇る文化的建造物がたくさんあり、美術館やロシア国教会の教会などが多くあります。あたたかい季節に行けば、緑もとても多いです。

気をつけたい感染症

食中毒、ダニ媒介性脳炎、クリミア・コンゴ出血熱、ライム病、炭疽、結核など



ロシア連邦の最新情報

最終更新日 : 2023年05月31日

出入国時の留意点

1.一部地域の危険レベル引き上げ
2.【危険度】
●ウクライナとの国境周辺地域
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●ウクライナとの国境周辺地域、チェチェン、イングーシ、ダゲスタン、北オセチア・アラニア、カバルダ・バルカル、カラチャイ・チェルケスの各共和国及びスタヴロポリ地方を除く地域(首都モスクワ市を含む)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)
●チェチェン、イングーシ、ダゲスタン、北オセチア・アラニア、カバルダ・バルカル、カラチャイ・チェルケスの各共和国及びスタヴロポリ地方
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)


ビザについて

2020年10月より日本国籍者及び日本に定住する外国人で日本から渡航する者に対する入国制限が解除されました。
それにより、ビザカテゴリーによる区別なく、それぞれ所持するビザの条件に従ってロシア入国が可能です。 (ロシアへの入国にはビザ(査証)が必要です)

外務省危険情報として レベル3(渡航中止勧告) が発出されており渡航は止めて下さい


詳細は下記にてご確認ください。
外務省 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbimmigration_178.html


取得場所

場所
ロシアビザセンター
住所
東京都港区赤坂1‐3‐5 アビタシオンビル7F
公式サイト
https://japan.interlinks
ervice.world/ja/contacts-tokyo
申請時間
09:00 ~15:00
電話番号
03-6555-5285
安全情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/inf
o/pcinfectionspothazardinfo_178.html#ad-image-0

PCR・抗原検査

出国前の検査証明書(PCR 検査陰性証明書等)の提示が不要となりました

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フォーム送信後、当院担当よりメールでご連絡を差し上げます。

気をつけたい病気

下痢症

ロシアは夏季になると食品や水の衛生管理が悪くなることがあり、下痢になる恐れがあります。冬季もノロウイルスに注意しましょう。

ウイルス性肝炎

型肝炎が発生しています。魚介類や生ものを食べる機会が多い方は、渡航前にA型肝炎予防ワクチンの接種を推奨します。

虫刺症

春から夏にかけて蚊などの虫に刺されやすくなるため、虫除けスプレーで予防しましょう。

風邪

冬は非常に気温が低下するのはもちろんのこと、夏でも朝夕は冷える日もあり、風邪を引きやすくなるため注意しましょう。

上気道炎

大気汚染や冬の乾燥により、呼吸器疾患になる方がいます。 部屋の湿度を上げたり、インフルエンザの予防接種・マスク・マフラーの使用をして対策することが重要です。

乾皮症・皮脂欠乏症湿疹

説明:乾燥・硬水・石鹸の香料や着色料が強いため、肌が乾燥しやすくなります。放っておくと、湿疹を引き起こしやすくなるため、保湿剤などを使ってスキンケアを行いましょう。

ダニ脳炎

ダニ脳炎ウイルスを保有するダニは、サハリン州内の地域で確認されています。 郊外や大陸方面への滞在を検討している方は、特にワクチン接種を推奨します。

ライム病

発熱・関節痛・筋肉痛・脳神経の障害を引き起こします。 ライム病の病原菌を保有するマダニはロシア州内の都市で確認されています。マダニに対する防御を徹底しましょう。

狂犬病

狂犬病を持っている野良犬やコウモリなどの野生動物と接触した場合、人へ感染する可能性があり、最終的には死る恐ろしい病気です。 予防のため、渡航前の狂犬病ワクチン接種を推奨します。

結核

ロシアでは、結核患者が多く、開放性結核の管理が不十分であることから、他人に感染しやすくなっています。予防のため、ワクチン接種を推奨します。

渡航前ワクチンの流れ

渡航前ワクチンご予約から接種後の流れ

ご予約
  • ワクチン仮申込フォームを入力し送信してください。 24時間以内(土日・祝日を除く)に、当院からお電話もしくはメールでご連絡を差し上げ、ご予約確定となります。 ※英文証明書をご希望の場合、来院希望日時は申込日から5日後以降の日程をご選択ください。
  • ・事前に接種を希望されるワクチンの問診票を下記よりダウンロードしていただきご記入ください。
ご来院・接種
●お持ち物 問診票・母子手帳・接種証明書・ワクチン手帳(ある方)
  • ・37.5度以上の発熱があるなどの体調不良時には予防接種を受けることができません。
  • ・当院以外でも予防接種をおこなう場合は、ワクチンの接種間隔にご注意ください。
接種後
  • ・接種後15~30分間は体調変化の経過観察をしてください。
  • ・次回のワクチン接種予定がある方は、接種計画(ワクチンの種類・スケジュール)を確認してからご帰宅ください。
  • ・接種当日の激しい運動は避けてください。
  • ・シャワーや入浴は可能ですが、長風呂は避けてください。
  • ・1週間以内に接種部位が赤くなったり痛みが出たりなど、何らかの副反応が生じる場合がありますが、ほとんどの場合は数日以内に自然に軽快します。 日常生活に支障をきたすような症状がある場合、気になる症状がある場合は、当院までお問い合わせください。

注意事項 ※必ず事前にご確認ください。

  • ●初回は必ずワクチン仮申込フォームでの事前お申し込みが必要です。 下記「ワクチン仮申込フォーム」をご入力ください。
  • ●原則、事前のワクチン確保が必要なため、完全予約制です。 当日の接種をご希望の場合は事前に当院へご連絡ください。 ※インフルエンザワクチンについてはご予約をお受けしておりません。
  • ●英文証明書をご希望の場合、事前に当院での対応可否を確認しております。 ワクチン仮申込フォームより英文接種証明書をご希望いただき、別途事前にFAXにて記載箇所を明示の上ご送付ください。
  • ●証明書は発行までに数日程度お時間をいただく場合もございますのでスケジュールに余裕をもってお問い合わせください。
  • ●無断キャンセルはキャンセル料を頂く場合がございますので、予約のご変更はお早めにお電話くださいませ。
  • ●中学生以下の方の接種は、小児科医不在のためお断りしております。
  • ●高校生~未成年(20歳未満)の方の接種には保護者同席をお願いしております。
  • ●黄熱病予防接種実施機関ではないため、黄熱病予防接種証明書(イエローカード)については対応しておりません。

問診票について

予防接種時には問診票の記入が必要です。 事前に下記より問診票をダウンロードし、ご記入の上お持ちいただくと当日スムーズにご案内可能です。 (当日の状況次第では、お待ち時間が発生する可能性がございます。 ) 未成年の方の予防接種には、保護者の方の同意が必要です。 保護者の方が予防接種時に付き添えない場合には、事前に問診票をダウンロードしていただき、保護者の方のサインをご記入の上ご持参くださいませ。 医師問診の際に、保護者の方にオンラインでお繋ぎいただくことによって未成年の方は予防接種可能となります。 ※医師の判断により、予防接種を中止することがございます。 あらかじめご了承ください。