オマーン(Oman)

 
オマーン(Oman)

オマーンへの渡航に備えた予防接種

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項目 説明
地域概要 中東のアラビア半島の東部に位置し、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、イエメンと国境を接しています。
首都はマスカットで、国土の約82%が砂漠・土漠地帯で不毛の地です。河川がないにも関わらず、国土の0.3%が農地として利用されています。
医療情報 国立病院においては外国人に対して受診制限が設けられている場合もあるので、一般的には私立病院で受診してください。また滞在先のホテルが医療機関と提携している場合もあります。救急搬送システムは、実際には円滑に稼働していないこともあるため、できるだけ自家用車やタクシーなどで移動してください。
医療施設面においてはある程度の水準でありますが、急性の循環器疾患、悪性腫瘍手術、複雑外傷などは日本あるいは他医療先進国で治療するのが望ましいです。
気候 国土の大半が砂漠地帯であることから、基本的に砂漠気候です。5月から9月にかけては最高気温が50℃以上になり、沿岸部では湿度も高くなります。降水量は地域によって差があり、比較的乾燥している南部でも予想外の降雨に遭うこともあり注意が必要です。
宗教 イスラム教
文化 オマーンは古くから海洋国家として繁栄し、対外的に植民地支配も行ってきた歴史があるため大国の文化に大きく影響されています。そのためアラブ地域の国々の中においても、異文化に対して比較的寛大です。
気をつけたい感染症 急性胃腸炎
推奨する予防接種 A型肝炎、破傷風
入国の際に義務付けられている予防接種はありません。水道水は殺菌処理はされていますが、供給用パイプや貯水タンクが低品質で微生物が発生している可能性があるため、飲まないほうが望ましいです。
また、激しい日射によって熱中症・皮膚や目の障害などの危険性があるため注意が必要です。

気をつけたい病気

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病名 説明
A型肝炎 A型肝炎は加熱処理されていない食べ物や飲み物から感染する病気です。 A型肝炎ワクチンは日本では定期予防接種として実施されていませんが、特に途上国に1ヶ月以上滞在する人、中でも70歳以下の人に対して、事前のワクチン接種が厚労省によって推奨されています。
破傷風 破傷風菌は世界中の土壌の至る所に存在し、日本でも毎年患者が発生しています。破傷風は傷口から感染するので冒険旅行などで怪我をする可能性の高い人に対して、事前のワクチンを接種が厚労省によって推奨されています。
また、日本でも感染するおそれがあるため、渡航前にかぎらず接種を検討してください。