北マケドニア(North Macedonia)

 
北マケドニア(North Macedonia)

北マケドニアへの渡航に備えた予防接種

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項目 説明
地域概要 東ヨーロッパのバルカン半島南部に1991年に建国された共和制国家です。首都はスコピエで面積は25,710 km²です。人口は2021年時点で207万人です。マケドニア語やアルバニア語を使用しています。主な産業は商業、製造業、農業、鉱業です。
医療情報 衛生状況が良く、水道水は基本的にそのまま飲用できます。医療事情も良好でどの診療科も問題なく受診できますが、感染症や予防接種は国家政策によって規制があります。医師は英語を話しますが、他の医療従事者にはマケドニア語が必要な場合があります。
気候 地中海性気候と高山性気候の中間にあります。冬季は高山地方は雪に閉ざされる一方、夏季は最高気温が40度に達することもあります。
宗教 キリスト教、イスラム教
文化 マザーテレサの生まれ育った町である北マケドニア。日本のように四季があります。春には真っ赤なケシの花が絨毯のように咲き乱れ、世界遺産であるオリフド湖はリゾート地として大人気な場所です。
気をつけたい感染症 サルモネラ感染症、感染性胃腸炎
推奨する予防接種 A型肝炎、B型肝炎、破傷風ワクチン
首都は大気汚染指数が高いため、風邪の咳が長引いたり、眼が痛くなったりしやすく、汚染の強い日には窓を閉めたりうがいを心がけたりしましょう。外出禁止令が出ることもあるので、ニュースを確認しましょう。
また、年間を通して乾燥が強く、脱水を起こしやすいためこまめな水分補給が必要です。

気をつけたい病気

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病名 説明
サルモネラ感染症 サルモネラによって引き起こされる感染症です。通常、急性の発熱、腹痛、下痢、嘔気、ときには、嘔吐によって特徴づけられます。サルモネラ症の症状は、比較的軽く、ほとんどの患者では治療を必要とせずに回復します。
感染性胃腸炎 細菌やウイルスなどの病原体による感染症です。感染経路は、病原体が付着した手で口に触れることによる接触感染と汚染された食品を食べることによる経口感染があります。ノロウイルスによる胃腸炎の主症状は、吐き気、おう吐、下痢、発熱、腹痛であり、小児ではおう吐、成人では下痢が多くみられます。ロタウイルスによる胃腸炎では、おう吐、下痢、発熱がみられ、乳児ではけいれんを起こすこともあります。