ミャンマー(Myanmar)

ミャンマー(Myanmar)

推奨するワクチン

狂犬病ワクチン
19,800円/回
破傷風ワクチン
4,840円/回
日本脳炎ワクチン
8,250円/回
A型肝炎ワクチン
9,900円/回
B型肝炎ワクチン
4,950円/回
腸チフスワクチン
11,000円/回
髄膜炎ワクチン
25,300円/回
4種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)ワクチン
14,300円/回
水痘・帯状疱疹ワクチン
9,900円/回
おたふくワクチン
6,600円/回
ポリオワクチン
7,700円/回
ガーダシル9(一回分)
38,500円
シルガード9(一回分)
44,000円
3種T-dap(ジフテリア、百日せき、破傷風)ワクチン
13,600円/回
 

ワクチンの接種時期と回数について

表は横にスクロールします

ワクチン種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 5週間 6週間 7週間 8週間 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月 24ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
B型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
狂犬病 (曝露前) ★1 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
MR 生ワクチン 初回 2回目
髄膜炎 不活化ワクチン 1回
水痘・ 帯状疱疹 生ワクチン 初回 2回目
破傷風 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目(2回終了後 1年~1年半)
日本脳炎 (国産) 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目 (2回終了後1年後)
日本脳炎 (輸入) 不活化ワクチン 1回
インフルエンザ 不活化ワクチン 初回 2回目
  • ※上記は一例です。 患者様の渡航先に合わせてご案内します。
  • ※生ワクチンは基本、接種後4週間経つまでは他の生ワクチン接種ができないため、渡航まで時間がない場合は接種スケジュールに注意が必要です。(複数の生ワクチンの同時接種は可)
  • ★1 曝露後の狂犬病ワクチン接種は別スケジュールとなります。 詳しくはこちらをご参照ください。

予約でスムーズ!
待ち時間が少なく接種可能!

24時間ご予約可能!
ワクチン予約フォームはこちら

フォーム送信後、当院担当よりメールでご連絡を差し上げます。

ミャンマーへの渡航に備えたワクチン

地域概要

ミャンマーは多民族国家ですので、多数派民族であるビルマ族の食文化を中心に様々な食に触れることが可能です。
国民の約9割が敬けんな仏教徒で、女性を含めた多くの国民が「徳」を積むために一時的な出家をすることでも知られています。主要産業は農業ですが、機械化が進んでおらず現在も牛や水牛などを使っての農作業が行われています。

医療情報

医療水準は、医療設備、衛生、医療スタッフの技術面とも良いとは言えず、緊急時に高度な処置を受けることは期待できません。専門的な判断が必要な場合や手術または長期の療養が必要な場合はバンコクまたは日本での治療が必要です。
なお、ミャンマーのヤンゴン市内には日本人が利用しているクリニックや病院が複数あり、これらの医療機関ではたいてい英語が通じるようです。一般的な風邪、胃腸炎などの軽症なものはこれらのクリニックで治療可能です。

気候

国土が南北に長いため、地域によって異なります。北部は温帯で、中部から南部にかけては熱帯で高温多湿です。
およそ暑期(2月下旬~5月中旬)、雨期(5月下旬~10月中旬)、乾期(10月下旬~2月上旬)に分けられます。

宗教

仏教・イスラム教・キリスト教など

文化

ミャンマーは仏教深い教えが根付いた文化のもと生活している人がほとんどです。また、ミャンマーでは朝晩お祈りをする習慣があります。
またアジア屈指の農業大国でもあり、コーヒーやワインなど様々な農産物がみられます。男女でデザインの違う伝統衣装の「ロンジー」が印象的です。

気をつけたい感染症

感染性胃腸炎(サルモネラ、腸チフス、腸炎ビブリオ、大腸菌、カンピロバクター感染症、細菌性赤痢、コレラ、アメーバ赤痢など)、デング熱、チクングニア熱、マラリア、日本脳炎、狂犬病

推奨する予防接種

A型肝炎 B型肝炎破傷風狂犬病日本脳炎

ほとんどが経口感染症、飛沫感染症や蚊等の昆虫に刺されてかかる病気です。
外国人の利用が多い私立病院のうちのごく一部を除いて、ほとんどの病院では、入院する際に、看護人や食事は患者側が自分で用意しなければなりません。当地での外科手術は可能な限り避けるべきです。

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気をつけたい病気

経口感染症

当地では、細菌性下痢症に容易に感染します。毒性の強い細菌に感染しない限りは、脱水症状にならないように適宜水分を補給し、菌を出してしまえば改善しますので、必要以上に神経質になる必要はありません。
細菌性の下痢では、下痢止めを使いすぎると、かえって腸内で毒性の強い菌が増え、症状を悪化させることがありますので、注意が必要です。なお、衰弱が著しい場合や、何日も下痢や発熱が続く場合などは、医師に相談してください。
多くは、病原性大腸菌、サルモネラ、カンピロバクター、腸炎ビブリオ、コレラ菌、赤痢菌、ノロウイルス、アメーバ赤痢などが原因となります。そのほか、汚染されたプールなどでの水泳、アイスクリーム、露天で売られている生ジュースなどにも注意が必要です。
このほか旅行での疲労、暴飲暴食、慣れない食べ物(ミャンマー料理は基本的に使い回しの油を多く使用)が原因で起こる下痢などもあります。

虫刺症(ダニ、ノミ、南京虫、アリ等による虫刺咬症)

これらに刺されるとかなり痒みが強く、人によっては局所が腫れ上がることが有ります。高温多湿の気候はダニなどが生息しやすい環境です。バスや鉄道、飲食店の椅子などに潜んでいることも多々あります。
防虫対策に十分気をつけてください。

各種寄生虫症

経口感染するもの以外にも、経皮的に感染するもの(地方で裸足で作業する農民に多い)なども広くアジア諸国に存在しますので、不用意に川や池、貯水池に入ったり、裸足で歩いたりしないように気を付けてください。
経口感染(多くは回虫)の場合は、薬局で虫下しを購入することが出来ます。現地の人は、診断的治療あるいは予防的に、かつての日本のように定期的に内服している人もいます。

デング熱
チクングニア熱

雨季の5月から10月頃にヤンゴン市内でも流行します。毎年邦人の感染例も少なくありません。昼間に活動するネッタイシマカに刺されないように配慮することが必要です。虫除け、蚊取り線香などを使用し、身を守ってください。
デング熱は、発熱・頭痛・筋肉痛・皮膚の発疹といった症状がみられますが、一部は重症化し、血小板数の低下、時にデング出血熱に移行して死亡する人もいます。
チクングニア熱は発熱と関節痛が必発し、筋肉痛、リンパ節腫脹などがみられることもあります。デング熱・チクングニア熱にはワクチンや直接有効な治療薬は存在せず、安静と対症療法を行うことになります。アジア各国でジカ熱の発生もみられておりますが、デングウイルスとジカウイルスは同じ蚊が媒介しますので、ミャンマーに持ち込まれた場合に流行する可能性があり、防蚊対策は重要です。

マラリア・日本脳炎等

ヤンゴンやマンダレーなどの都市部で感染することはほとんど無いと言えます。地方へ行かれる方は蚊に刺されない様注意しましょう。マラリアはタイプによっては死亡することも少なくない疾患です。
マラリア流行地域に滞在後、悪寒・高熱・震え・熱発作などがみられた場合、マラリアの可能性も含めて医師に判断を仰いでください。日本脳炎は発症した場合その20~40%が死に至ります。
流行地域を訪れる場合は予防接種をお勧めします。

有毒動物咬刺傷

庭などの物陰は注意する必要があります。
毒蛇やムカデなどの有毒動物が生息していますので、万が一受傷した場合には、速やかに病院を受診してください。

交通事故

ヤンゴンでは運転マナーが荒く、また、道路のところどころに穴があいていたりもするので、常に注意が必要です。交通事故の証明書類は、政府系の病院で発行してもらう必要があります。

性・血液感染症

エイズ、B型・C型肝炎などがあります。行動には十分注意してください。

熱中症

暑季の3~4月はかなり高温になります。日中、できるだけ炎天下での行動は避け、こまめに水分を補給することが大切です。汗をかくと体内の塩分も失われます。スポーツドリンクも当地で購入できますので、有効に利用してください。

インフルエンザ

当地では季節性インフルエンザは雨季に流行し、例年概ね7~8月頃に流行のピークがあります。したがって、予防接種(南半球対応用)は5~6月初旬頃までに終えておく事をお勧めします。加えて、乾季の10月~2月にも発生がみられますのでご注意ください。
以前は、南半球対応用ワクチンしか購入できませんでしたが、近年は北半球対応用ワクチンの接種も可能となってきました。例年11月頃に流通が開始し、病院で接種を受けることが可能です。

狂犬病

野生動物は、狂犬病に罹患している可能性があるため、犬に限らず野生動物に噛まれた場合には、咬傷部位を流水・石けんで15分洗浄後、当日中(24時間以内)に医療機関を受診して、ワクチン接種など適切な処置を受けてください。狂犬病は発症するとほぼ100%死亡する疾患です。

結核

ミャンマー結核患者が非常に多いため注意が必要です。ミャンマーは、WHOの指定する結核高まん延国の1つです。

渡航前ワクチンの流れ

渡航前ワクチンご予約から接種後の流れ

ご予約
  • ワクチン仮申込フォームを入力し送信してください。 24時間以内(土日・祝日を除く)に、当院からお電話もしくはメールでご連絡を差し上げ、ご予約確定となります。 ※英文証明書をご希望の場合、来院希望日時は申込日から5日後以降の日程をご選択ください。
  • ・事前に接種を希望されるワクチンの問診票を下記よりダウンロードしていただきご記入ください。
ご来院・接種
●お持ち物 問診票・母子手帳・接種証明書・ワクチン手帳(ある方)
  • ・37.5度以上の発熱があるなどの体調不良時には予防接種を受けることができません。
  • ・当院以外でも予防接種をおこなう場合は、ワクチンの接種間隔にご注意ください。
接種後
  • ・接種後15~30分間は体調変化の経過観察をしてください。
  • ・次回のワクチン接種予定がある方は、接種計画(ワクチンの種類・スケジュール)を確認してからご帰宅ください。
  • ・接種当日の激しい運動は避けてください。
  • ・シャワーや入浴は可能ですが、長風呂は避けてください。
  • ・1週間以内に接種部位が赤くなったり痛みが出たりなど、何らかの副反応が生じる場合がありますが、ほとんどの場合は数日以内に自然に軽快します。 日常生活に支障をきたすような症状がある場合、気になる症状がある場合は、当院までお問い合わせください。

注意事項 ※必ず事前にご確認ください。

  • ●初回は必ずワクチン仮申込フォームでの事前お申し込みが必要です。 下記「ワクチン仮申込フォーム」をご入力ください。
  • ●原則、事前のワクチン確保が必要なため、完全予約制です。 当日の接種をご希望の場合は事前に当院へご連絡ください。 ※インフルエンザワクチンについてはご予約をお受けしておりません。
  • ●英文証明書をご希望の場合、事前に当院での対応可否を確認しております。 ワクチン仮申込フォームより英文接種証明書をご希望いただき、別途事前にFAXにて記載箇所を明示の上ご送付ください。
  • ●証明書は発行までに数日程度お時間をいただく場合もございますのでスケジュールに余裕をもってお問い合わせください。
  • ●無断キャンセルはキャンセル料を頂く場合がございますので、予約のご変更はお早めにお電話くださいませ。
  • ●中学生以下の方の接種は、小児科医不在のためお断りしております。
  • ●高校生~未成年(20歳未満)の方の接種には保護者同席をお願いしております。
  • ●黄熱病予防接種実施機関ではないため、黄熱病予防接種証明書(イエローカード)については対応しておりません。

問診票について

予防接種時には問診票の記入が必要です。 事前に下記より問診票をダウンロードし、ご記入の上お持ちいただくと当日スムーズにご案内可能です。 (当日の状況次第では、お待ち時間が発生する可能性がございます。 ) 未成年の方の予防接種には、保護者の方の同意が必要です。 保護者の方が予防接種時に付き添えない場合には、事前に問診票をダウンロードしていただき、保護者の方のサインをご記入の上ご持参くださいませ。 医師問診の際に、保護者の方にオンラインでお繋ぎいただくことによって未成年の方は予防接種可能となります。 ※医師の判断により、予防接種を中止することがございます。 あらかじめご了承ください。