
リトアニア(Lithuania)
国リトアニア(Lithuania)

リトアニアへの渡航に備えた予防接種
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項目 | 説明 |
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地域概要 | リトアニアはヨーロッパの北東部に位置しており、バルト海に面しています。 北はラトビア、東はベラルーシ、南はポーランドとロシア飛地のカリーニングラードと接しています。 |
医療情報 | リトアニアの主な医療施設は国公立であり、おおむね医療機器や施設が古く未整備な事が多く英語が通じないため、リトアニア語あるいはロシア語が堪能でない場合は受診が困難です。最近は施設や医療機器の比較的充実したプライベートクリニックが開院しており、これらの多くでは英語で受診することが可能なため、これらのクリニックを受診するのほうが無難です。 精密検査や高度な治療が必要な場合は、西ヨーロッパや日本への移動・移送が必要になるため、海外旅行者保険への加入が強く勧められます。 |
気候 | バルト3国の一つリトアニアの首都ビリニュスはベラルーシとの国境に近い内陸部に位置しており、気温の年較差や日中と夜間の差が大きく、気候も不安定です。 そのため、風邪などに罹りやすく体調を崩しやすいため注意が必要です。 |
宗教 | ローマ・カトリック教会、正教会 |
文化 | 国語であるリトアニア語はラトビア語とともに現存している2つのインド・ヨーロッパ語族バルト語派の一つであり、リトアニアの公用語にもなっています。 |
気をつけたい感染症 | 上気道炎、ダニ脳炎・ライム病 |
推奨する予防接種 | A型肝炎、B型肝炎、破傷風ワクチン、ダニ脳炎ワクチン |
また、長期滞在者にはダニ脳炎ワクチンの接種を推奨します。
気をつけたい病気
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病名 | 説明 |
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A型肝炎 | 汚染された食品や水などを介した経口的な感染が主な感染経路です。4週間ほどの潜伏期間の後に発熱、全身、倦怠感、食欲不振で、黄疸、肝腫大などの肝症状が出てきます。 |
ダニ脳炎 | ヨーロッパの森林地帯ではダニ脳炎の危険もあります。ダニに噛まれるのを避けるため、腕、脚を露出した格好は避け、肌の露出は避けましょう。 ダニ脳炎ワクチンの接種をおすすめします。 |
破傷風 | 破傷風の菌は世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。 感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛い等の症状が出て、体のしびれが痛みが体中に広がり、痙攣を起こしたり呼吸困難になって死に至る可能性があります。怪我を完全に避けることは難しいため、事前の予防接種による予防が有効です。 |
B型肝炎 | 性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用等が原因で血液や体液を介して感染する感染症です。 感染した場合、潜伏期間の後に倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸が起こります。B型肝炎ワクチンを接種することをおすすめします。 |
各院の診療時間・アクセスは
下記よりご確認ください。