レバノン(Lebanon)

 
レバノン(Lebanon)

レバノンへの渡航に備えた予防接種

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項目 説明
地域概要 東地中海沿岸に位置し、首都をベイルートとする小さな国です。民族としてはアラブ人ですが、イスラム圏とヨーロッパ圏をの境界にあるため、中東では珍しく宗教はキリスト教とイスラム教が入り混じっています。
医療情報 レバノンの現地人は皆保険とは別に民間の保険に加入する等、高度医療が求められています。特に首都ベイルートには欧米の大学と提携している私立病院があり、得られる医療水準は高いとされています。
英語・フランス語での疎通ができるため、安心して診療を受けることができます。
気候 全土が地中海性気候に分類され一年中安定した温帯気候ですが、山間部など一部地域では夏は避暑地、冬は極寒へと変化します。
宗教 キリスト教、イスラム教
文化 レバノン料理やレバノンワインは世界的にも有名で、また、国旗にも描かれているレバノン杉の森もあることや多民族・他宗教国家であるため音楽や芸術が盛んであることから、観光地として人気です。
気をつけたい感染症 特になし
推奨する予防接種 A型肝炎・B型肝炎・破傷風・狂犬病
入国の際に義務付けられている予防接種はありません。国のインフラ整備が遅れており、水質汚染や大気汚染が深刻です。
そのため、水道水を飲むことを避け、大気汚染による呼吸器疾患、アレルギー疾患には注意してください。

気をつけたい病気

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病名 説明
A型肝炎 A型肝炎は加熱処理されていない食べ物や飲み物から感染する病気です。 A型肝炎ワクチンは日本では定期予防接種として実施されていませんが、特に途上国に1ヶ月以上滞在する人、中でも70歳以下の人に対して、事前のワクチン接種が厚労省によって推奨されています。
B型肝炎 B型肝炎は体液や血液を介して感染します。母体から新生児への感染と、性行為による感染の2つが主な原因となっています。事前のワクチン接種が厚労省によって推奨されています。
破傷風 破傷風菌は世界中の土壌の至る所に存在し、日本でも毎年患者が発生しています。破傷風は傷口から感染するので冒険旅行などで怪我をする可能性の高い人に対して、事前のワクチンを接種が厚労省によって推奨されています。
また、日本でも感染するおそれがあるため、渡航前にかぎらず接種を検討してください。
狂犬病 狂犬病ウイルスを持つ動物に噛まれあたり引っかかれたりしてウイルスが侵入して感染します。犬に限らず野生動物に接触しないことを心がけてください。事前のワクチン接種が厚労省によって推奨されています。