香港(Hong Kong)

 
香港(Hong Kong)

香港への渡航に備えた予防接種

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項目 説明
地域概要 香港はイギリスの植民地とされていた歴史的事実から、正式名称は「中華人民共和国香港特別行政区」とされています。

国土は香港島と九龍半島、その他235ほどの島であり、香港全体の土地面積は1104キロ平方メートルで、およそ12%にあたる香港島の一部と九龍を中心に人々が居住しています。

香港の人口は700万人ほどであり、最も人口数が多いのは中国人(華人)で、全体の95%を占めています。

その中で、日本人の人口は約2万人ほどとされています。

医療情報 香港は、温帯夏雨気候の地域に当たり、ものが腐りやすくカビが生えやすい地域です。

医師数は1.7人/1、000人と先進国と比べると少なめですが、医療水準は先進国と同様と言われています。

公立と私立医療機関があり、質の良い公立病院は予約が取りにくいなどの問題があるようです。

私立総合病院等では専属の日本語通訳を雇用している場合もありますので、英語や広東語に自信のない場合、私立総合病院等を利用する方法もあります。

海外旅行傷害保険を利用できる医療機関が多いので、ご加入をお勧めします。

気候 香港は亜熱帯気候に属し、夏の期間が長く、高温多湿ですが、一応冬の時季もあります。

観光のベストシーズンは10~12月の秋から初冬にかけてで、この時期はさわやかに晴れる日が多くようです。

宗教 仏教、道教、プロテスタント、カトリック、イスラム教、ヒンドゥー教、シーク教、ユダヤ教
文化 複数の方言や言語が多く共存している地域です。

多くのキリスト教宗派の教会が中国の神像の隣に立ち、仏教・道教・シーク派の寺院、モスクとシナゴーグなど様々な宗教が混在しているようです。

更に、香港文化は、香港では、中国古来の文化と最先端の高層ビルが両立する都市です。

気をつけたい感染症 食中毒、水痘、流行性耳下腺炎、麻疹、手足口病、猩紅(しょうこう)熱、水痘、デング熱、日本脳炎、ダニ感染症、SARS(重症急性呼吸器症候群)、鳥インフルエンザ、チクングニア熱、ジカ熱などの新興感染症
推奨する予防接種 A型肝炎、B型肝炎、破傷風、日本脳炎

気をつけたい病気

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病名 説明
食中毒 食中毒菌やウイルスに汚染された飲食物を摂取することにより発症します。

主に下痢、腹痛、嘔吐等の症状を起こし、発熱や倦怠感などの風邪様の症状を起こすこともあります。
細菌性赤痢 デング熱と同じ種類の蚊によって媒介されます。

発症すると39度を越える高熱と関節痛、発疹が見られます。その他、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛、リンパ節腫脹などを呈し、時に脳炎や劇症肝炎をおこします。

治療は対症治療しかなく、防蚊対策が重要になります。
A型肝炎 糞便から排泄されたウイルスが人の手を介して飲食物を経て摂取されることで感染します。

発熱、倦怠感、食欲不振、嘔吐がみられ、数日後には黄疸があらわれます。
デング熱 蚊(ネッタイシマカ等のヤブカ)に刺されることによって感染します。

発熱、頭痛などを起こし、発症3~4日後に発疹が出現、通常は1週間~10日ほどで軽快します。重症化するとデング出血熱となり死亡する場合もありますので防蚊対策が重要です。
チクングニア熱 ウイルスを持った蚊に刺されることで感染します。

発症すると発熱、関節炎、発疹があらわれ、出血傾向もみられます。症状によるデング熱との鑑別は困難です。

各院の診療時間・アクセスは
下記よりご確認ください。