香港渡航前ワクチン・予防接種

香港(Hong Kong)

推奨するワクチン

狂犬病ワクチン
19,800円/回
破傷風ワクチン
4,840円/回
日本脳炎ワクチン
8,250円/回
A型肝炎ワクチン
9,900円/回
B型肝炎ワクチン
4,950円/回
腸チフスワクチン
11,000円/回
髄膜炎ワクチン
25,300円/回
4種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)ワクチン
14,300円/回
水痘・帯状疱疹ワクチン
9,900円/回
おたふくワクチン
6,600円/回
ポリオワクチン
7,700円/回
ガーダシル9(一回分)
38,500円
シルガード9(一回分)
44,000円
3種T-dap(ジフテリア、百日せき、破傷風)ワクチン
13,600円/回
 

ワクチンの接種時期と回数について

表は横にスクロールします

ワクチン種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 5週間 6週間 7週間 8週間 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月 24ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
B型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
狂犬病 (曝露前) ★1 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
MR 生ワクチン 初回 2回目
髄膜炎 不活化ワクチン 1回
水痘・ 帯状疱疹 生ワクチン 初回 2回目
破傷風 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目(2回終了後 1年~1年半)
日本脳炎 (国産) 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目 (2回終了後1年後)
日本脳炎 (輸入) 不活化ワクチン 1回
インフルエンザ 不活化ワクチン 初回 2回目
  • ※上記は一例です。 患者様の渡航先に合わせてご案内します。
  • ※※生ワクチンは基本、接種後4週間経つまでは他の生ワクチン接種ができないため、渡航まで時間がない場合は接種スケジュールに注意が必要です。(複数の生ワクチンの同時接種は可)
  • ★1 曝露後の狂犬病ワクチン接種は別スケジュールとなります。 詳しくはこちらをご参照ください。

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香港への渡航に備えたワクチン

地域概要

香港はイギリスの植民地とされていた歴史的事実から、正式名称は「中華人民共和国香港特別行政区」とされています。 国土は香港島と九龍半島、その他235ほどの島であり、香港全体の土地面積は1104キロ平方メートルで、およそ12%にあたる香港島の一部と九龍を中心に人々が居住しています。香港の人口は700万人ほどであり、最も人口数が多いのは中国人(華人)で、全体の95%を占めています。その中で、日本人の人口は約2万人ほどとされています。

医療情報

香港は、温帯夏雨気候の地域に当たり、ものが腐りやすくカビが生えやすい地域です。 医師数は1.7人/1、000人と先進国と比べると少なめですが、医療水準は先進国と同様と言われています。

公立と私立医療機関があり、質の良い公立病院は予約が取りにくいなどの問題があるようです。 私立総合病院等では専属の日本語通訳を雇用している場合もありますので、英語や広東語に自信のない場合、私立総合病院等を利用する方法もあります。 海外旅行傷害保険を利用できる医療機関が多いので、ご加入をお勧めします。

気候

香港は亜熱帯気候に属し、夏の期間が長く、高温多湿ですが、一応冬の時季もあります。 観光のベストシーズンは10~12月の秋から初冬にかけてで、この時期はさわやかに晴れる日が多くようです。

宗教

仏教、道教、プロテスタント、カトリック、イスラム教、ヒンドゥー教、シーク教、ユダヤ教

文化

複数の方言や言語が多く共存している地域です。多くのキリスト教宗派の教会が中国の神像の隣に立ち、仏教・道教・シーク派の寺院、モスクとシナゴーグなど様々な宗教が混在しているようです。更に、香港文化は、香港では、中国古来の文化と最先端の高層ビルが両立する都市です。

気をつけたい感染症

食中毒、水痘、流行性耳下腺炎、麻疹、手足口病、猩紅(しょうこう)熱、水痘、デング熱、日本脳炎、ダニ感染症、SARS(重症急性呼吸器症候群)、鳥インフルエンザ、チクングニア熱、ジカ熱などの新興感染症



香港の最新情報

最終更新日 : 2023年05月31日

出入国時の留意点

1.●香港(全土)
レベル1:十分注意してください。(継続)

2020年以来、抗議活動等に関する情勢は基本的に落ち着いておりますが、2021年7月1日には、繁華街で警察官襲撃事件が発生しており、不測の事態のほか、記念日等に合わせて警察の許可を得ていない抗議活動等が行われる可能性がありますので注意してください。


ビザについて

香港へ渡航にする目的として、観光や一般商用等で90日以内の滞在の場合は無査証での渡航が認められています。


オンラインビザ取得(e-Visa)

上記へ記載した無査証の要件へ該当しない方は、オンラインビザ(e-Visa)の取得が必要です。


詳細は下記にてご確認ください。
外務省 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbimmigration_016.html


取得場所

場所
オンラインにて申請
住所
公式サイト
https://www.immd.gov.hk/
eng/services/index.html
申請時間

電話番号
安全情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/
info/pcinfectionspothazardinfo_
016.html#ad-image-0

PCR・抗原検査

出国前の検査証明書(PCR 検査陰性証明書等)の提示が不要となりました

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フォーム送信後、当院担当よりメールでご連絡を差し上げます。

気をつけたい病気

食中毒

食中毒菌やウイルスに汚染された飲食物を摂取することにより発症します。 主に下痢、腹痛、嘔吐等の症状を起こし、発熱や倦怠感などの風邪様の症状を起こすこともあります。

細菌性赤痢

デング熱と同じ種類の蚊によって媒介されます。 発症すると39度を越える高熱と関節痛、発疹が見られます。その他、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛、リンパ節腫脹などを呈し、時に脳炎や劇症肝炎をおこします。 治療は対症治療しかなく、防蚊対策が重要になります。

A型肝炎

糞便から排泄されたウイルスが人の手を介して飲食物を経て摂取されることで感染します。 発熱、倦怠感、食欲不振、嘔吐がみられ、数日後には黄疸があらわれます。

デング熱

蚊(ネッタイシマカ等のヤブカ)に刺されることによって感染します。 発熱、頭痛などを起こし、発症3~4日後に発疹が出現、通常は1週間~10日ほどで軽快します。重症化するとデング出血熱となり死亡する場合もありますので防蚊対策が重要です。

チクングニア熱

ウイルスを持った蚊に刺されることで感染します。 発症すると発熱、関節炎、発疹があらわれ、出血傾向もみられます。症状によるデング熱との鑑別は困難です。

渡航前ワクチンの流れ

渡航前ワクチンご予約から接種後の流れ

ご予約
  • ワクチン仮申込フォームを入力し送信してください。 24時間以内(土日・祝日を除く)に、当院からお電話もしくはメールでご連絡を差し上げ、ご予約確定となります。 ※英文証明書をご希望の場合、来院希望日時は申込日から5日後以降の日程をご選択ください。
  • ・事前に接種を希望されるワクチンの問診票を下記よりダウンロードしていただきご記入ください。
ご来院・接種
●お持ち物 問診票・母子手帳・接種証明書・ワクチン手帳(ある方)
  • ・37.5度以上の発熱があるなどの体調不良時には予防接種を受けることができません。
  • ・当院以外でも予防接種をおこなう場合は、ワクチンの接種間隔にご注意ください。
接種後
  • ・接種後15~30分間は体調変化の経過観察をしてください。
  • ・次回のワクチン接種予定がある方は、接種計画(ワクチンの種類・スケジュール)を確認してからご帰宅ください。
  • ・接種当日の激しい運動は避けてください。
  • ・シャワーや入浴は可能ですが、長風呂は避けてください。
  • ・1週間以内に接種部位が赤くなったり痛みが出たりなど、何らかの副反応が生じる場合がありますが、ほとんどの場合は数日以内に自然に軽快します。 日常生活に支障をきたすような症状がある場合、気になる症状がある場合は、当院までお問い合わせください。

注意事項 ※必ず事前にご確認ください。

  • ●初回は必ずワクチン仮申込フォームでの事前お申し込みが必要です。 下記「ワクチン仮申込フォーム」をご入力ください。
  • ●原則、事前のワクチン確保が必要なため、完全予約制です。 当日の接種をご希望の場合は事前に当院へご連絡ください。 ※インフルエンザワクチンについてはご予約をお受けしておりません。
  • ●英文証明書をご希望の場合、事前に当院での対応可否を確認しております。 ワクチン仮申込フォームより英文接種証明書をご希望いただき、別途事前にFAXにて記載箇所を明示の上ご送付ください。
  • ●証明書は発行までに数日程度お時間をいただく場合もございますのでスケジュールに余裕をもってお問い合わせください。
  • ●無断キャンセルはキャンセル料を頂く場合がございますので、予約のご変更はお早めにお電話くださいませ。
  • ●中学生以下の方の接種は、小児科医不在のためお断りしております。
  • ●高校生~未成年(20歳未満)の方の接種には保護者同席をお願いしております。
  • ●黄熱病予防接種実施機関ではないため、黄熱病予防接種証明書(イエローカード)については対応しておりません。

問診票について

予防接種時には問診票の記入が必要です。 事前に下記より問診票をダウンロードし、ご記入の上お持ちいただくと当日スムーズにご案内可能です。 (当日の状況次第では、お待ち時間が発生する可能性がございます。 ) 未成年の方の予防接種には、保護者の方の同意が必要です。 保護者の方が予防接種時に付き添えない場合には、事前に問診票をダウンロードしていただき、保護者の方のサインをご記入の上ご持参くださいませ。 医師問診の際に、保護者の方にオンラインでお繋ぎいただくことによって未成年の方は予防接種可能となります。 ※医師の判断により、予防接種を中止することがございます。 あらかじめご了承ください。