ギリシャ(Greece)

 
ギリシャ(Greece)

ギリシャへの渡航に備えた予防接種

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項目 説明
地域概要 ギリシャは、地中回答部に位置しており、バルカン半島の先端とペロポネソス半島からなる本土と、エーゲ海などに点在する大小3000もの島々から構成されます。海岸線は複雑に入り組んだリアス式で、山を中心とした変化に富んだ地形が特徴的です。
医療情報 医療機関も整備されていますが、特に公立の医療機関では一部物資や薬剤などが不足したり、診察まで長時間待たされたりすることがあります。また、都市から離れた島嶼部などの地域では、人材も設備も整わない地域病院があり、専門的な医療を求めアテネなどに移動しなければならない場合があります。
気候 首都アテネ付近では、夏は乾燥し40度近くまで気温が上がり、冬は雨が多く稀に0度近くまで気温が下がることがある典型的な地中海性気候となっています。
宗教 ギリシャ正教
文化 ギリシャ神話で有名だとおもいます。「アポロンホテル」、「テルモスアポロンホテル」、「ディオニソスレストラン」などなど神々の名前でつけられたものが多くあります。古代遺跡や、中世の建造物、そして島自体が文化遺産として登録されているディロス島など、17もの世界遺産があります。
気をつけたい感染症 西ナイル熱、麻疹(はしか)
推奨する予防接種 A型・B型肝炎と、破傷風やジフテリアの追加接種
医療機関も整備されていますが、特に公立の医療機関では一部物資や薬剤などが不足したり、診察まで長時間待たされたりすることがあります。ギリシャの医療機関では、ギリシャ語がほとんどですが、都市部ではかなり英語が通じます。
病院の場合は、都市部から離れた島嶼部などで重篤な病気や怪我をした場合、ヘリコプターや航空機による移送が必要になることがあり、その費用は高額となるため、渡航前に海外旅行傷害保険に加入しておいた方がよりでしょう。

気をつけたい病気

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病名 説明
西ナイル熱 ウエストナイル熱は、発熱や脳炎症状をきたす蚊媒介性疾患のひとつで、感染者の約8割は症状をきたさない不顕性感染で、残り2割程度は軽い風邪症状のみで1週間以内に自然治癒します。
麻しん(はしか) 麻しん(はしか)は世界中に存在する感染症です。 麻しんウイルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどの飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言われており、10~12日の潜伏期間の後に発熱、咳、鼻汁、目の充血などの症状が出ます。肺炎や脳炎になる可能性もあります。
感染力が高い為、今までに2回の定期予防接種を受けて麻しんに対する免疫をつけていることが重要です。