ガンビア(Gambia)

 
ガンビア(Gambia)

ガンビアへの渡航に備えた予防接種

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項目 説明
地域概要 国名の由来であるガンビア川の両側に国土を持ち、河口部を除く国土をセネガルに囲まれたアフリカ大陸最小の国土面積を持つ国です。市中であっても、野良犬、野良猫、サルなどの野生動物との接触による、狂犬病、破傷風、猫ひっかき病などの感染症の危険があります。
医療情報 医療事情は非常に悪く、特に公立病院で医療資源の不足が目立っています。交通事故等による外傷への対応、入院治療や手術は、不可能だと考えておいてください。また、輸血用血液が汚染されている可能性も否定できません。
気候 サバンナ地帯が大部分ですが、川や沼地に接する地域が多いこともあり、雨季の始まりとともに蚊の発生が急増し、主に熱帯熱マラリアが7月から12月に多発します。また、雨季の高温多湿の環境から、消化器感染症も増える傾向にあります。
上下水道や電力等の社会基盤の整備が遅れています。水道水は飲料には適していないと考えてください。
宗教 イスラム教、キリスト教・伝統宗教
文化 ガンビアには、2つの世界文化遺産があり、1つ目は、首都バンジュールから約35km離れている、ガンビア川の河口に位置する奴隷貿易の拠点のジェームズ島です。2つ目はガンビア川沿いに長さ350km、幅100kmにわたって紀元前3世紀から紀元後16世紀のものと見られるストーン・サークルの遺跡が点在しています。
気をつけたい感染症 狂犬病、黄熱、マラリア
推奨する予防接種 黄熱、A型肝炎、腸チフス、狂犬病、破傷風、髄膜炎菌性髄膜炎、B型肝炎
サバンナ地帯が大部分ですが、川や沼地に接する地域が多く、雨季の始まりとともに蚊の発生が急増し、主に熱帯熱マラリアが7月から12月に多発します。また、雨季の高温多湿の環境から、消化器感染症も増える傾向にあります。
市中であっても、野良犬、野良猫、サルなどの野生動物との接触による、狂犬病、破傷風、猫ひっかき病などの感染症の危険があります。

気をつけたい病気

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病名 説明
マラリア 年間を通して発生しますが、雨季の始まりとともに増え、10月から11月頃がピークとなります。他の蚊媒介感染症(デング熱等)の予防のためにも、長袖・長ズボンなど肌の露出を少なくし、虫除けスプレー等蚊の忌避剤を使用してください。また、蚊帳の使用も有効です。予防薬、治療薬、忌避剤等は、薬局で購入可能です。
狂犬病 動物と接触する場合、噛まれなかったとしても、唾液により狂犬病ウイルスに感染してしまう可能性があります。ホテルの庭や町中でも猿が見られるため、予めワクチンを接種することをお勧めします。
黄熱 黄熱の汚染地域であり、ガンビアから第3国へ渡航する際に予防接種証明書が必須とされる場合があります。証明書は接種10日後から有効となります。