エチオピア渡航前ワクチン・予防接種

エチオピア(Ethiopia)

推奨するワクチン

狂犬病ワクチン
19,800円/回
破傷風ワクチン
4,840円/回
日本脳炎ワクチン
8,250円/回
A型肝炎ワクチン
9,900円/回
B型肝炎ワクチン
4,950円/回
腸チフスワクチン
11,000円/回
髄膜炎ワクチン
25,300円/回
4種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)ワクチン
14,300円/回
水痘・帯状疱疹ワクチン
9,900円/回
おたふくワクチン
6,600円/回
ポリオワクチン
7,700円/回
ガーダシル9(一回分)
38,500円
シルガード9(一回分)
44,000円
3種T-dap(ジフテリア、百日せき、破傷風)ワクチン
13,600円/回
 

ワクチンの接種時期と回数について

表は横にスクロールします

ワクチン種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 5週間 6週間 7週間 8週間 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月 24ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
B型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
狂犬病 (曝露前) ★1 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
MR 生ワクチン 初回 2回目
髄膜炎 不活化ワクチン 1回
水痘・ 帯状疱疹 生ワクチン 初回 2回目
破傷風 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目(2回終了後 1年~1年半)
日本脳炎 (国産) 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目 (2回終了後1年後)
日本脳炎 (輸入) 不活化ワクチン 1回
インフルエンザ 不活化ワクチン 初回 2回目
  • ※上記は一例です。 患者様の渡航先に合わせてご案内します。
  • ※生ワクチンは基本、接種後4週間経つまでは他のワクチン接種ができないため、渡航まで時間がない場合は接種スケジュールに注意が必要です。
  • ★1 曝露後の狂犬病ワクチン接種は別スケジュールとなります。 詳しくはこちらをご参照ください。

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エチオピアへの渡航に備えたワクチン

地域概要

エチオピアは、北はエリトリア、東はジブチ・ソマリア、南はケニア、西はスーダン・南スーダンに囲まれた内陸国で、総面積は日本の国土の約3倍です。

医療情報

チュニジアの医療水準は極めて低く厳しい状態です。現地の人々が利用する医療施設は、ヘルスセンターと呼ばれる看護師中心の施設と、医師が常駐する病院、さらに大学病院等の高次病院とがあります。公立病院の施設・設備は邦人の利用には耐えない状況のため私立病院の利用を推奨しています。私立病院では英語による意思疎通が可能ではありますが、日本語医療通訳を置く施設はありません。
首都を中心に、既存の私立病院は徐々に機能を拡充させ、新しい病院も名を連ねるようになってはおりますが、日本と同様の高度医療を十分な規模で提供できる病院はまだありません。緊急に救命処置を要する状況では、この国最高の医療資源を使っても助からない可能性が高いため、海外旅行者保険に付帯する緊急移送サービスなどを利用して近隣の医療先進国に搬送されることが、唯一の命綱となり得る場合があります。

気候

気候は小雨季(2月〜5月)、大雨季(6月〜9月)、乾季(10 月〜1月)に分けられます。2月〜5月の小雨季、6月〜9月の大雨季には雨や雹、落雷などもあり、気温の寒暖差が大きくなります。咽頭炎、気管支炎なども出やすくなります。 首都アディスアベバは標高2,400mの高地にあり、年間を通して最高気温25℃前後、最低気温15℃前後となります。
日較差があり朝晩は冷え込みますが、その緯度に比して過ごしやすい気候です。広大な国土は高低差に富み、平均気温が50℃と極めて暑い地域もあります。

宗教

キリスト教、イスラム教など

文化

遠大な歴史を持つエチオピアの文化や伝統は3000年以上遡ります。80以上の民族が、異なる言語、文化また伝統などを維持しながら共存しています。
宗教的な教会儀式や祝祭日などがあり、それぞれの行事は大変感動的でユニークなものです。エチオピア正教には最高位司祭が存在し、四世紀に端を発するこの独特の教えに現在も従い、高い誇りを持ちつつ信仰しています。

気をつけたい感染症

感染症胃腸炎、マラリア、腸チフス、発疹チフス、麻疹(はしか)、狂犬病、髄膜炎菌性髄膜炎、チクングンヤ熱、デング熱、コレラ

推奨する予防接種

黄熱、 A型肝炎 B型肝炎破傷風髄膜炎狂犬病腸チフス

当地では希望するワクチンがない場合が多く、またいつでも入手できる保証がありません。日本または入国前に予防接種を済ませていることを推奨しています。

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気をつけたい病気

感染性胃腸炎

細菌等により汚染された食物や水を直接的に、あるいは汚染された人の手を介して間接的に口から病原体が侵入して感染するもので、首都での生活においても最もかかりやすい病気です。
下痢、腹痛、嘔吐、発熱等があり、食あたりであれば一過性ですむ場合もありますが、嘔吐・下痢、発熱を伴う場合は脱水を起こして、急激に全身状態が悪化する場合には、水分や電解質、抗生物質等を点滴補充が必要になることもありますので、長引く場合は病院受診をお勧めします。

マラリア

マラリアはハマダラ蚊に刺される際に、マラリア原虫が人の血液中に入ることで感染します。主な症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐、下痢等あり、重症マラリアになると意識障害やけいれん、腎不全、呼吸不全、黄疸を起こして命を落とす危険があります。

腸チフス・発疹チフス

どちらも高熱と皮疹が発生する病気で、発疹チフスはコロモジラミが人の血を吸って媒介するリケッチアという微生物が原因で、腸チフスは汚染された水などを介して口に入るサルモネラ属の細菌が原因の感染症です。

ダニ・疥癬・ノミなどによる虫刺され

国内全域で疥癬と呼ばれるヒゼンダニによる皮膚感染で「通常疥癬」と「角化型疥癬」とあり、全身の皮膚に寄生し往々にして強いかゆみを伴います。長時間接触したり、衣類を共有したりすることで人から人へ移ります。かゆみを伴う頑固な皮膚病変では皮膚科を受診して処方をもらうことをお勧めします。

麻疹

麻疹は、麻疹ウイルスが空気感染、飛沫感染、接触感染と様々な感染パターンを取り、極めて強い感染力で拡大する病気です。ワクチン接種により最小限にできる事が知られていますが、途上国の多くでは予防接種が普及しておらず、エチオピアでも国内全土で流行している状態です。
予防策はワクチン接種のため、ワクチン接種歴を確認して、2回接種が完結していない方は必ず予防接種をして渡航しましょう。

狂犬病

狂犬病は、犬のみならず様々な動物に咬まれた傷から狂犬病ウイルスが侵入し神経を伝って脳に到達し、治療を施さなければ最終的に死に至る病気です。エチオピアは世界的に見ても狂犬病被害の多い国に属しており、首都も野良犬天国とも言えるほどたくさんの犬が放し飼いにされています。
国内では、咬まれた後24時間以内に接種すべき狂犬病ワクチンが入手できることもありますが、咬まれる前から予防接種する「暴露前接種」をお勧めします。

髄膜炎菌性髄膜炎

感染者からくしゃみなどによる飛沫感染で細菌が伝播し、気道から血液、髄液へと侵入する病気で、高熱や皮膚の出血斑、関節炎症状に続いて吐き気などの髄膜炎症状が現れ、重症では痙攣、意識障害、ショックを起こして死に至ります。予防策は予防接種のため、髄膜炎菌ワクチンを接種して入国してください。

渡航前ワクチンの流れ

渡航前ワクチンご予約から接種後の流れ

ご予約
  • ワクチン仮申込フォームを入力し送信してください。 24時間以内(土日・祝日を除く)に、当院からお電話もしくはメールでご連絡を差し上げ、ご予約確定となります。 ※英文証明書をご希望の場合、来院希望日時は申込日から5日後以降の日程をご選択ください。
  • ・事前に接種を希望されるワクチンの問診票を下記よりダウンロードしていただきご記入ください。
ご来院・接種
●お持ち物 問診票・母子手帳・接種証明書・ワクチン手帳(ある方)
  • ・37.5度以上の発熱があるなどの体調不良時には予防接種を受けることができません。
  • ・当院以外でも予防接種をおこなう場合は、ワクチンの接種間隔にご注意ください。
接種後
  • ・接種後15~30分間は体調変化の経過観察をしてください。
  • ・次回のワクチン接種予定がある方は、接種計画(ワクチンの種類・スケジュール)を確認してからご帰宅ください。
  • ・接種当日の激しい運動は避けてください。
  • ・シャワーや入浴は可能ですが、長風呂は避けてください。
  • ・1週間以内に接種部位が赤くなったり痛みが出たりなど、何らかの副反応が生じる場合がありますが、ほとんどの場合は数日以内に自然に軽快します。 日常生活に支障をきたすような症状がある場合、気になる症状がある場合は、当院までお問い合わせください。

注意事項 ※必ず事前にご確認ください。

  • ●初回は必ずワクチン仮申込フォームでの事前お申し込みが必要です。 下記「ワクチン仮申込フォーム」をご入力ください。
  • ●原則、事前のワクチン確保が必要なため、完全予約制です。 当日の接種をご希望の場合は事前に当院へご連絡ください。 ※インフルエンザワクチンについてはご予約をお受けしておりません。
  • ●英文証明書をご希望の場合、事前に当院での対応可否を確認しております。 ワクチン仮申込フォームより英文接種証明書をご希望いただき、別途事前にFAXにて記載箇所を明示の上ご送付ください。
  • ●証明書は発行までに数日程度お時間をいただく場合もございますのでスケジュールに余裕をもってお問い合わせください。
  • ●無断キャンセルはキャンセル料を頂く場合がございますので、予約のご変更はお早めにお電話くださいませ。
  • ●中学生以下の方の接種は、小児科医不在のためお断りしております。
  • ●高校生~未成年(20歳未満)の方の接種には保護者同席をお願いしております。
  • ●黄熱病予防接種実施機関ではないため、黄熱病予防接種証明書(イエローカード)については対応しておりません。

問診票について

予防接種時には問診票の記入が必要です。 事前に下記より問診票をダウンロードし、ご記入の上お持ちいただくと当日スムーズにご案内可能です。 (当日の状況次第では、お待ち時間が発生する可能性がございます。 ) 未成年の方の予防接種には、保護者の方の同意が必要です。 保護者の方が予防接種時に付き添えない場合には、事前に問診票をダウンロードしていただき、保護者の方のサインをご記入の上ご持参くださいませ。 医師問診の際に、保護者の方にオンラインでお繋ぎいただくことによって未成年の方は予防接種可能となります。 ※医師の判断により、予防接種を中止することがございます。 あらかじめご了承ください。