チェコ(Czech Republic)

 
チェコ(Czech Republic)

チェコへの渡航に備えた予防接種

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項目 説明
地域概要 チェコはヨーロッパの中心に位置し、ドイツ・オーストリア・ポーランド・スロバキアの4カ国に囲まれた内陸国です。
チェコの地形は変化に富んでおり、西に隣接するドイツとの国境線から東のスロバキアまで広がるボヘミア高原は、ボヘミアの森と呼ばれる広大な森林に覆われています。
医療情報 病院の衛生環境、医療水準、設備等は一般的な診療を受ける分には一応問題はないレベルです。公立病院の場合、院内の案内板等に英語の併記が無く、医師以外に英語が通じない場合が多いので受診に際しては、ある程度チェコ語が出来ないと苦労します。料金は高くなりますが、外国人を対象とした私立のクリニックを利用することも出来ます。高度に専門的な治療が必要な場合は、西ヨーロッパや日本への移送を要する事もあり、移送には高額な費用がかかるため、海外旅行傷害保険などの加入を推奨しています。
気候 内陸国で1年の半分は寒冷期で、10月から4月の平均気温は10度以下です。夏季は日差しは強いのですが平均気温は20度ぐらいで、湿度も低く過ごしやすい気候です。冬季には寒さが厳しく12月から3月にかけては、街は雪で覆われます。
年間を通じて空気が乾燥しているため上気道感染症にかかりやすく、皮膚の乾燥による皮膚炎にも悩まされることがよくあります。春先から秋にかけてはアレルギー性鼻炎もよく見られる病気です。
宗教 ローマカトリック、無信仰
文化 「建築の博物館」と形容されるプラハや、ボヘミア王国時代の町並みが息づくチェスキー・クルムロフなどの美しい街があり、プラハの近郊やドイツの古城街道から国境を越えプラハへと至る新古城街道には古城が散在しています。
気をつけたい感染症 ダニ脳炎・ライム病、感染症胃腸炎
推奨する予防接種 破傷風トキソイドの追加接種


気をつけたい病気

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病名 説明
風邪、皮膚炎など 年間を通じて空気が乾燥しているため上気道感染症にかかりやすく、皮膚の乾燥による皮膚炎にも悩まされることがよくあります。春先から秋にかけてはアレルギー性鼻炎もよく見られます。
感染性胃腸炎 サルモネラ菌やウイルス感染による下痢(感染性腸炎)も散発的に見られるため、牛肉・鶏肉は良く火を通して調理後長時間保存しないようにし、食事前の手洗いを徹底してください。
ダニ脳炎 ダニ脳炎はウイルス性脳炎で主に中央ヨーロッパから北欧、旧ソ連地域に広がる風土病です。
予防のためのワクチンがあり、通常3回の接種で3~5年有効です。
ライム病 ダニはライム病という病気も媒介し、こちらは細菌感染症で、予防接種はありません。
感染した場合、抗生物質での治療が必要です。