オーストラリア渡航前ワクチン・予防接種

オーストラリア(Australia)

推奨するワクチン

狂犬病ワクチン
19,800円/回
破傷風ワクチン
4,840円/回
日本脳炎ワクチン
8,250円/回
A型肝炎ワクチン
9,900円/回
B型肝炎ワクチン
4,950円/回
腸チフスワクチン
11,000円/回
髄膜炎ワクチン
25,300円/回
4種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)ワクチン
14,300円/回
水痘・帯状疱疹ワクチン
9,900円/回
おたふくワクチン
6,600円/回
ポリオワクチン
7,700円/回
ガーダシル9(一回分)
38,500円
シルガード9(一回分)
44,000円
3種T-dap(ジフテリア、百日せき、破傷風)ワクチン
13,600円/回
 

ワクチンの接種時期と回数について

表は横にスクロールします

ワクチン種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 5週間 6週間 7週間 8週間 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月 24ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
B型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
狂犬病 (曝露前) ★1 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
MR 生ワクチン 初回 2回目
髄膜炎 不活化ワクチン 1回
水痘・ 帯状疱疹 生ワクチン 初回 2回目
破傷風 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目(2回終了後 1年~1年半)
日本脳炎 (国産) 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目 (2回終了後1年後)
日本脳炎 (輸入) 不活化ワクチン 1回
インフルエンザ 不活化ワクチン 初回 2回目
  • ※上記は一例です。 患者様の渡航先に合わせてご案内します。
  • ※生ワクチンは基本、接種後4週間経つまでは他のワクチン接種ができないため、渡航まで時間がない場合は接種スケジュールに注意が必要です。
  • ★1 曝露後の狂犬病ワクチン接種は別スケジュールとなります。 詳しくはこちらをご参照ください。

予約でスムーズ!
待ち時間が少なく接種可能!

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フォーム送信後、当院担当よりメールでご連絡を差し上げます。

オーストラリアへの渡航に備えたワクチン

地域概要

世界で6番目に大きな国で、日本でもワーキングホリデーや留学で人気のある国の一つです。比較的治安が良いことや雄大な自然、きれいな海などから旅行でも人気があります。 オーストラリアでは、水道水はそのまま飲める場合もあるようですが、水道水が茶色く濁っている地域もあるため、ミネラルウォーターを準備しておきましょう。

医療情報

医療機関内はどこも清潔で、受付や医療従事者も親切と言われています。しかし、受診の流れが日本とは異なっています。 まず、急病を除いてはGP(General Practitioner/総合診療医)の受診が必要となっています。その後、それぞれの専門医を受診する流れになるようです。また、薬剤師に一定の権限が与えられており、GPを受診しなくても、薬剤師のいる薬局で相談すれば薬の処方がされますが、種類によっては医師による処方箋が必要なものもあります。

気候

オーストラリアは広大な面積のため、気候に地域差もあります。また、世界でも有数の乾燥地域であり、年間平均降水量は600mm未満で、一年を通して日差しが強いです。 北部沿岸のほとんどは熱帯で、雨季と乾季に分かれ、中・南部沿岸は四季がある地域もあり、内陸は乾燥した砂漠気候となっています。

宗教

キリスト教61%、無宗教22%

文化

公用語は英語ですが、アボリジニが話している言葉も含めると200以上の言語が使用されています。 また、人種や生まれた国の多様性から生まれた国や文化、言語、宗教による不利益は被らないという心情があるようです。 有袋類などの独特の動物や、グレートバリアリーフなどの豊かな自然、アボリジニ文化などの魅力から日本からの渡航者も多くなっています。

気をつけたい感染症

ノロウイルスやクリプトスポリジウム症などの下痢を伴う感染症、デング熱、ロスリバーウイルス感染症、バーマ森林ウイルス感染症、マレーバレー脳炎、クンジンウイルス感染症、日本脳炎、クイーンズランドマダニチフス、狂犬病、レプトスピラ症、類鼻疽など





オーストラリアの最新情報

最終更新日 : 2023年05月31日

出入国時の留意点

1.現在、危険情報や感染危険情報は出ておりませんが、最新スポット情報や安全対策基礎データ等を参照の上、安全対策に心がけてください。


ビザについて

オーストラリアへの入国には査証が必要です。ですが、第三国へ向かう確約航空券を所持した8時間以内の通過滞在で、且つ、空港内のトランジット・ラウンジに留まる限り査証の取得は必要ありません。観光査証は90日間有効ですが、審査によっては6か月間またはは12か月間の滞在期間が許可されることがあります。  なお、3か月以内の観光等の短期滞在予定者は、従来の査証に替えて、ETA(Electronic Travel Authority:電子入国認可システム)による入国が可能です。このシステムは、航空会社や旅行代理店、直接インターネットで申請できますので、これら航空会社や主要な旅行代理店に問い合わせるか、またはETAホームページ(https://www.eta.immi.gov.au/ETA/etas.jsp )を確認の上、渡航前に登録してください。


詳細は下記にてご確認ください。
外務省 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbimmigration_071.html


取得場所

場所
オンラインもしくは在韓オーストラリア大使館
住所
公式サイト
https://japan.embassy.gov.au/
tkyojapanese/visa_main.html
申請時間

電話番号
安全情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/
riskmap/

PCR・抗原検査

出国前の検査証明書(PCR 検査陰性証明書等)の提示が不要となりました

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フォーム送信後、当院担当よりメールでご連絡を差し上げます。

気をつけたい病気

デング熱

ネッタイシマカやヒトスジシマカによって感染する。 主な症状は高熱や頭痛、腰痛、筋肉痛、全身のリンパ節のはれなど。発熱後胸、背中、顔面、腕、脚に発疹が出ることもあります。 これらの症状は約1週間で消え、通常は後遺症を残すことなく回復する。現時点で有効とされる治療法及びワクチンは開発されておらず、治療も対症療法中心です。

ロスリバーウイルス感染症/バーマ森林ウイルス感染症

蚊の刺咬により媒介されるがヒトからヒトへは感染しないです。

主な症状は関節痛、関節腫脹(主に四肢の先端)、倦怠感、筋肉痛、発疹(体幹や四肢)、発熱、頭痛、うつ状態。特別な治療法はなく、対症療法が中心です。

クンジンウイルス感染症

蚊の刺咬により媒介されます。ロスリバーウイルス感染症/バーマ森林ウイルス感染症と同様の症状です。 クンジンウイルス感染症は稀に重篤化し脳炎症状を呈することもあります。特別な治療法はないです。

マレーバレー脳炎

アルボウイルス属フラビウイルス科による急性脳炎のひとつでアカイエカにより媒介されます。 激しい頭痛、高熱、傾眠、ふるえなどの症状がみられ、昏睡にいたることもあります。 特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法が必要です。

日本脳炎

日本脳炎ウイルスに感染したブタの血を吸った蚊に刺されて感染します。 致死率の高い脳炎で、生存者にも精神障害などの後遺症が残る可能性あります。潜伏期間は1週間程度で多くが突然発熱し、2-3日で頭痛、嘔吐、けいれん、意識障害へと進行するが、全身の倦怠感や頭痛から症状が始まる人もいる。 現在、ウイルスを抑制する薬はなく、症状にあわせて必要な治療を行う。

クイーンズランドマダニチフス

マダニによって媒介されます。 主な症状は発熱、倦怠感、頭痛、結膜充血。発熱すると潰瘍が出現し、発熱は2週目持続します。発熱後赤い斑状丘疹状皮疹が前腕に出現し、ほぼ全身に拡大します。 効果的なワクチンはなく、抗生物質で治療を行います。

レプトスピラ症

レプトスピラ症にかかっている動物の糞や尿で汚染された土壌や水が、体の傷や粘膜に接触することによって感染します。 主な症状は頭痛、発熱、悪感、筋肉痛、吐き気、下痢や腹痛、発疹などがあり、重症化するとワイル病にある可能性もあり、ワイル病は、死亡する恐れもあります。 現時点で有効なワクチンは開発されておらず、早い時点で抗生物質を投与することが重要。

狂犬病

狂犬病ウイルスが傷口から侵入することで感染します。発熱・頭痛・倦怠感・筋肉痛・疲労感といった風邪のような症状で始まります。 不安状態・錯乱・攻撃状態・水を怖がるなど脳炎症状を呈し、最終的には昏睡から呼吸停止で死亡します。狂犬病ワクチン予防接種が有効とされているので、渡航前の予防接種を推奨します。

類鼻疽

類鼻疽菌が体内に侵入、または類鼻疽菌を発病した人の体液や血液が体内に入った場合も感染する恐れあります。発熱し、早い方だと48時間ほどで死亡する場合もあります。 現時点で有効なワクチンは開発されておらず、抗生物質の投与などで集中的に治療を行う。

クリプトスポリジウム症

リプトスポリジウム原虫という寄生虫に汚染された食品や飲料を摂取することにより感染します。 大便に汚染されたものや、大便そのものが口に入ることによりうつり、主な症状は下痢、腹痛、嘔吐、脱水、発熱です。 予防接種や予防薬は現段階で開発されておらず、自然治癒を行います。

ブルーリ腫瘍(皮膚病)

痛みがなく、虫刺されのような発疹やしこりができた後破裂して傷が残ります。 細菌が体内に侵入し発症するが感染原因不明であり、草木の多い場所、川の近くで発症する傾向にあります。虫や動物が原因である可能性もあるため虫除け対策も必要です。 抗生剤により治療が効果的。

破傷風

傷口から菌が侵入し毒素を大量に出すことで筋肉にしびれや痙攣などが起きる重病です。 進行すると体を反らすという症状や呼吸困難になり、最悪の場合は死に至る危険もあります。 土の中に原因菌がいるためファームジョブをする人は要注意です。血清や抗菌剤投与で治療。

ベッドバグ(南京虫)

シラミの一緒。南京虫に噛まれると非常に痒く、また痒みをぶり返すことが特徴です。 オーストラリアは、ホームステイやシェアハウス、AIR B &B、バックパッカーズなど部屋の貸し借りが盛んで人の出入りが激しいため、不衛生なベッドは要注意です。病院にて塗り薬処方。

渡航前ワクチンの流れ

渡航前ワクチンご予約から接種後の流れ

ご予約
  • ワクチン仮申込フォームを入力し送信してください。 24時間以内(土日・祝日を除く)に、当院からお電話もしくはメールでご連絡を差し上げ、ご予約確定となります。 ※英文証明書をご希望の場合、来院希望日時は申込日から5日後以降の日程をご選択ください。
  • ・事前に接種を希望されるワクチンの問診票を下記よりダウンロードしていただきご記入ください。
ご来院・接種
●お持ち物 問診票・母子手帳・接種証明書・ワクチン手帳(ある方)
  • ・37.5度以上の発熱があるなどの体調不良時には予防接種を受けることができません。
  • ・当院以外でも予防接種をおこなう場合は、ワクチンの接種間隔にご注意ください。
接種後
  • ・接種後15~30分間は体調変化の経過観察をしてください。
  • ・次回のワクチン接種予定がある方は、接種計画(ワクチンの種類・スケジュール)を確認してからご帰宅ください。
  • ・接種当日の激しい運動は避けてください。
  • ・シャワーや入浴は可能ですが、長風呂は避けてください。
  • ・1週間以内に接種部位が赤くなったり痛みが出たりなど、何らかの副反応が生じる場合がありますが、ほとんどの場合は数日以内に自然に軽快します。 日常生活に支障をきたすような症状がある場合、気になる症状がある場合は、当院までお問い合わせください。

注意事項 ※必ず事前にご確認ください。

  • ●初回は必ずワクチン仮申込フォームでの事前お申し込みが必要です。 下記「ワクチン仮申込フォーム」をご入力ください。
  • ●原則、事前のワクチン確保が必要なため、完全予約制です。 当日の接種をご希望の場合は事前に当院へご連絡ください。 ※インフルエンザワクチンについてはご予約をお受けしておりません。
  • ●英文証明書をご希望の場合、事前に当院での対応可否を確認しております。 ワクチン仮申込フォームより英文接種証明書をご希望いただき、別途事前にFAXにて記載箇所を明示の上ご送付ください。
  • ●証明書は発行までに数日程度お時間をいただく場合もございますのでスケジュールに余裕をもってお問い合わせください。
  • ●無断キャンセルはキャンセル料を頂く場合がございますので、予約のご変更はお早めにお電話くださいませ。
  • ●中学生以下の方の接種は、小児科医不在のためお断りしております。
  • ●高校生~未成年(20歳未満)の方の接種には保護者同席をお願いしております。
  • ●黄熱病予防接種実施機関ではないため、黄熱病予防接種証明書(イエローカード)については対応しておりません。

問診票について

予防接種時には問診票の記入が必要です。 事前に下記より問診票をダウンロードし、ご記入の上お持ちいただくと当日スムーズにご案内可能です。 (当日の状況次第では、お待ち時間が発生する可能性がございます。 ) 未成年の方の予防接種には、保護者の方の同意が必要です。 保護者の方が予防接種時に付き添えない場合には、事前に問診票をダウンロードしていただき、保護者の方のサインをご記入の上ご持参くださいませ。 医師問診の際に、保護者の方にオンラインでお繋ぎいただくことによって未成年の方は予防接種可能となります。 ※医師の判断により、予防接種を中止することがございます。 あらかじめご了承ください。