アルゼンチン(Argentina)

アルゼンチン(Argentina)

アルゼンチンへの渡航に備えた予防接種

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項目 説明
地域概要 自然豊かな国立公園や州立公園があり、独特の町並みや建造物も人気の国です。

一方で、日本人観光客を標的とした盗難や、屋台などの食品や水などの衛生面には注意が必要です。

医療情報 首都圏では衛生状態もよく、先進国並みの医療機関もあるようです。

外来は指示された検査をそのつど支払い、検査部門で証明書を提出し検査を受けるシステムです。

また,緊急検査以外は結果が出る頃に予約し、再度出向く必要がある場合もあるようです。

診療所が自前の検査機器を持っておらず、大病院や検査センターで検査を受けて再受診することになります。

医師は英語を話せる場合もありますが、受付や医療従事者はほとんどスペイン語しか話しません。

気候 アルゼンチンは縦に長いため、国の中でも気候が異なります。

首都ブエノスアイレスとチリの首都サンティアゴは、四季があり、比較的おだやかで過ごしやすいですが、一年を通じて昼夜の気温差が大きく、夜間には肌寒くなる日もあります。

また、季節の変わり目には突然の雷雨もあります。

宗教 カトリック教など
文化 ラテンアメリカ諸国では、強くヨーロッパ的な文化を有する国とされており、町並みや建造物にもそれを見ることができます。

タンゴなどの文化とともに、イグアスの滝など豊かな自然でも有名です。

気をつけたい感染症 食中毒や、細菌性赤痢、腸チフス、A型肝炎、黄熱、マラリア、デング熱、シャーガス病、ハンタウイルス肺症候群、エキノコックス症、狂犬病など
推奨する予防接種 A型肝炎、B型肝炎、破傷風、黄熱、狂犬病

気をつけたい病気

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病名 説明
消化器感染症 水質の違いから、疲労時などに下痢を催すことがあります。重篤なものではありませんが、十分な水分摂取と休養に気をつけてください。
カゼ症候群・季節性インフルエンザ ブエノスアイレスでは、日内の気温差が激しく、空気が乾燥しています。

また、毎年5月~8月の時期にインフルエンザが流行します。手洗いや手指衛生を心掛けてください。
デング熱 突然の高熱・頭痛・関節痛があり、一部で重症化(デング出血熱・デングショック症候群)することがあるので、症状を有する場合は直ちに受診が必要です。
チクングニア熱 蚊に刺されることで広がるウイルス性疾患で、発熱・関節炎・発疹がみられます。

ワクチンや予防薬はないため、虫除け対策が一番の予防法であり、肌が露出する服装で野外を行動することは避けましょう。
ジカ感染症 発熱・発疹・結膜炎をおこしますが、無症状であることも少なくなく、重症化することは稀と言われています。
黄熱 蚊によって伝搬されるウイルス感染症です。

発熱・頭痛・嘔吐・黄疸等を引き起こし、致死率は20%~50%といわれる致死率の高い疾患です。

蚊にさされないようにすることと、渡航前に予防接種を受けることを推奨します。
シャーガス病 アルゼンチン北部に散発する風土病で、トリパノソーマという原虫による感染症です。

病原体が傷口や眼などの粘膜から侵入して感染します。腸管合併症や心臓合併症を引き起こして死にいたることもあります。

殺虫剤や蚊帳の使用など防虫に気をつけてください。
HIV / AIDS アルゼンチンのHIV感染者数は14万人、新規感染者数は年間5900人、AIDSによる死亡は年間1400人と推定されています。

アルゼンチンでの輸血はできるだけ避けることが望ましいです。
ハンタウイルス 野生ネズミの糞尿中に排泄されたウイルスによる感染症で、汚染された土埃を吸い込むと感染します。

症状は発熱・悪寒・頭痛・嘔気・咳嗽などの呼吸困難が表れます。

致死率が高いため、ネズミとの接触は避けるように注意してください。
狂犬病 狂犬病ウイルスに感染している哺乳動物に咬まれて感染します。都市部や郊外、ミシオネス州、コリエンテス州のジャングルでは吸血コウモリによる感染が発生しています。

各院の診療時間・アクセスは
下記よりご確認ください。