アンドラ(Andorra)

 
アンドラ(Andorra)

アンドラへの渡航に備えた予防接種

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項目 説明
地域概要 ピレネー山脈の麓にあり、フランスとスペインの間に挟まれている独立公国です。首都はアンドラ・ラ・ベリャです。面積は 468 km²で、人口は2021年時点で7.903万人です。公用語はカタルーニャ語です。
主な産業としては、観光業、サービス業、流通産業、金融業が挙げられます。
医療情報
気候 西岸海洋性気候に属しています。夏は短く、ほとんど晴れています。また、冬は長く、非常に風が強く寒さが厳しいです。年間を通じて湿度が低く、気温は1℃から30℃に変化します。
宗教 キリスト教
文化 ロマネスク様式の教会が有名です。
気をつけたい感染症 A型肝炎、B型肝炎、狂犬病
推奨する予防接種 A型肝炎、B型肝炎、狂犬病


気をつけたい病気

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病名 説明
麻疹 麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。空気感染・飛沫感染・接触感染など、様々な感染経路があります。高熱が続き、倦怠感やくしゃみや喉の痛み、結膜炎の症状が現れ、次第に症状が悪化します。発熱が落ち着いた後、3~5日間で発疹期と呼ばれる全身に発疹ができる期間を経て回復に向かっていきます。
A型肝炎 A型肝炎ウイルスによる感染症です。感染経路は、汚染された食物などを摂取することによっておこる感染、ウイルスが付着した手で口に触れることによる経口感染があります。また、性的接触による感染もあります。
発熱、全身倦怠感などの症状に続いて、食欲不振・嘔吐などの消化器症状、さらに数日後には肝機能低下による黄疸を呈します。
B型肝炎 B型肝炎ウイルスに感染することによる肝臓の病気です。主に感染者の血液や体液によって感染します。感染経路としては母から子への垂直感染と不衛生な医療器具の使用・性行為・入れ墨・ピアスなどによる水平感染が挙げられます。
症状が現れないこともありますが、体のだるさや食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状が現れます。慢性化すると肝硬変や肝臓がんの原因にもなります。
狂犬病 狂犬病ウイルスを病原体とする感染症です。一般的には、感染した動物に噛まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からウイルスが侵入することで感染します。傷口や目や口の粘膜をなめられたりすることでも感染します。
発熱・頭痛・全身倦怠や嘔吐などの症状が起こります。次に、筋肉の緊張・幻覚・痙攣・ものを飲み込みづらいといった症状が起こり、次第に液体を飲み込もうとすると筋肉が痙攣するため水を恐れるようになります。やがて昏睡状態になり、呼吸が麻痺して死亡します。狂犬病は一度発症してしまうと効果的な治療はないため、ほぼ100%の人が死亡します。