食生活の欧米化などにより、日本における大腸がん罹患者数は増加の一途を辿っており、特に女性の大腸がんの頻度が増加傾向です。大腸がんの多くは「腺腫」という良性の腫瘍が悪性化して発生します。
従って、悪性化しそうな腺腫を発見したら、その場で切除すれば大腸がんを予防できることになります。腺腫の多くは「ポリープ」という腸の内腔に突出した形態をしており、大腸カメラ検査で発見可能であり、かつ発見時に切除することが可能です。
大腸カメラ検査では微小なポリープの発見が可能であり、発見したその場で切除する日帰り手術が可能です。早期の大腸癌や大腸ポリープは自覚症状がありません。
早期発見のためには、自覚症状のない段階で大腸カメラ検査を受ける必要があります。前がん病変の大腸ポリープの段階で発見、切除するためにも、リスクが上昇しはじめる40歳を超えたら大腸カメラ検査を受けるようおすすめしています。