パプア・ニューギニア渡航前ワクチン・予防接種

パプア・ニューギニア(Papua New Guinea)

推奨するワクチン

狂犬病ワクチン
19,800円/回
破傷風ワクチン
4,840円/回
日本脳炎ワクチン
8,250円/回
A型肝炎ワクチン
9,900円/回
B型肝炎ワクチン
4,950円/回
腸チフスワクチン
11,000円/回
髄膜炎ワクチン
25,300円/回
4種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)ワクチン
14,300円/回
水痘・帯状疱疹ワクチン
9,900円/回
おたふくワクチン
6,600円/回
ポリオワクチン
7,700円/回
ガーダシル9(一回分)
38,500円
シルガード9(一回分)
44,000円
3種T-dap(ジフテリア、百日せき、破傷風)ワクチン
13,600円/回
 

ワクチンの接種時期と回数について

表は横にスクロールします

ワクチン種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 5週間 6週間 7週間 8週間 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月 24ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
B型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
狂犬病 (曝露前) ★1 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
MR 生ワクチン 初回 2回目
髄膜炎 不活化ワクチン 1回
水痘・ 帯状疱疹 生ワクチン 初回 2回目
破傷風 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目(2回終了後 1年~1年半)
日本脳炎 (国産) 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目 (2回終了後1年後)
日本脳炎 (輸入) 不活化ワクチン 1回
インフルエンザ 不活化ワクチン 初回 2回目
  • ※上記は一例です。 患者様の渡航先に合わせてご案内します。
  • ※※生ワクチンは基本、接種後4週間経つまでは他の生ワクチン接種ができないため、渡航まで時間がない場合は接種スケジュールに注意が必要です。(複数の生ワクチンの同時接種は可)
  • ★1 曝露後の狂犬病ワクチン接種は別スケジュールとなります。 詳しくはこちらをご参照ください。

予約でスムーズ!
待ち時間が少なく接種可能!

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フォーム送信後、当院担当よりメールでご連絡を差し上げます。

パプア・ニューギニアへの渡航に備えたワクチン

地域概要

南緯6度、東経147度に位置する大洋州の島国で、ニューギニア島の東半分と600以上の周辺の島々から形成されています。
ニューギニア島はグリーンランドに次ぐ世界で2番目に大きい島で、赤道の南、オーストラリア大陸の北に位置している島です。
他にも、ニューブリテン島、ブーゲンビル島、ニューアイルランド島、マヌス島などの島々があります。総面積は日本の約1.2倍で、2015年の推定人口は約763万人とされています。

医療情報

国内の主要都市には、国立病院が設置されていますが、資金・医療スタッフ不足・施設の老朽化などの問題があるようです。また、病院内に盗賊が押しかけて襲われるといった事件も発生しています。
その他、国内に私立病院もありますが、治療費は高額であり、治療前に多額の保証金を支払う必要があるため、クレジットカードの支払限度額を超過することもありますのでご注意ください。また、応急処置程度で難しい場合は国外への搬送になるようです。

気候

中央高地と南岸の一部を除き高温多湿の熱帯雨林気候で1年は雨季(11~4月)とやや気温が下がる乾季(5~10月)に分かれます。
また、ハイランド地方では夜間になると10℃近くまで冷え込むこともあります。

宗教

主にキリスト教。祖先崇拝等伝統的信仰も根強い。

文化

800を超える固有の言語、約1000の部族が残っており、豊かな自然の中で独特の文化を見ることができます。

気をつけたい感染症

マラリア、デング熱、結核、腸チフス、A型肝炎、コレラ、性感染症、シガテラ毒素

推奨する予防接種

A型肝炎 B型肝炎破傷風

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気をつけたい病気

マラリア

標高2000m以上の山岳地帯を除き、クロロキン耐性(治療薬が効かない)マラリアが1年中流行しています。
マラリアの症状は、まず悪寒・高熱ですが、頭痛や下痢の感冒様症状で発症する場合もあります。
予防内服によってはマラリア流行地に入る前から内服を開始することが必要なため、出発4週間前までには、医師への相談を推奨します。

デング熱

典型的な症状は、発熱・発疹・頭痛・関節痛です。日中屋外で吸血行動をする蚊が媒介するウイルス性疾患であり、重症化する場合があるため、注意が必要です。
ヒトからヒトへの直接的な感染はありませんが、発熱などの症状がある場合は、医療機関を受診ください。

結核

マラリアに次いで患者数の多い疾患で、大部分の患者が治療を中断するため、感染が蔓延しており、国家の存亡に関わる問題になると言われています。
結核菌は、風邪のような症状を呈する事が多いですが、腎臓・リンパ節・骨・脳などの部分に影響を及ぼすことがあり、ヒトからヒトへ感染させます。
結核に対してBCG接種が有効とされているので、旅行前に接種することを推奨します。

腸チフス

保菌者などが取り扱った汚染された飲食物から感染する細菌感染症です。
症状としては、高熱・頭痛・下痢・便秘などで、初期症状はマラリアと類似しています。チフスに対する経口及び注射による予防接種が利用可能です。

皮膚感染症

些細な傷から侵入した細菌が繁殖し、腫れ物が大きくなり、切開・排膿が必要となることがあり、当地ではボイルと呼ばれています。
皮膚を清潔に保ち、昆虫類に刺されないようにすることが重要です。

コレラ

コレラ菌に汚染された水・氷・食品などを経口摂取することによって起こる下痢を主症状とする病気です。
生水の飲水や生ものの摂取を避けるなど、衛生に対する意識を高め予防対策を行うことが大切です。

A型肝炎

海産物などの生もの摂取で感染するウイルスが原因の経口感染症です。
典型的な症状は、倦怠感・食欲不振・黄疸などです。渡航前に、A型肝炎ワクチン摂取を推奨します。

性感染症

HIVやAIDSが近年蔓延しています。人口の2%程度(大洋州では最も高い感染率)の感染者がいると推定され、増加傾向にあります。

シガテラ毒素

熱帯のサンゴ礁に生える有毒な藻を食する魚をさらに大きな肉食魚が食べることにより累積した毒素によって起こる中毒症状で、吐き気・下痢・腹痛といった消化器症状の他、めまい・麻痺・ドライアイスセンセーションの神経症状が出現します。
熱帯の大型の魚を食べることは避けるようにしてください。

ポリオ

ポリオウイルスが経口感染することで発症する病気です。ほとんど発症しませんが、麻痺を起こし発症することがあります。
渡航する前に、ポリオワクチンの予防接種を受けることを推奨します。

渡航前ワクチンの流れ

渡航前ワクチンご予約から接種後の流れ

ご予約
  • ワクチン仮申込フォームを入力し送信してください。 24時間以内(土日・祝日を除く)に、当院からお電話もしくはメールでご連絡を差し上げ、ご予約確定となります。 ※英文証明書をご希望の場合、来院希望日時は申込日から5日後以降の日程をご選択ください。
  • ・事前に接種を希望されるワクチンの問診票を下記よりダウンロードしていただきご記入ください。
ご来院・接種
●お持ち物 問診票・母子手帳・接種証明書・ワクチン手帳(ある方)
  • ・37.5度以上の発熱があるなどの体調不良時には予防接種を受けることができません。
  • ・当院以外でも予防接種をおこなう場合は、ワクチンの接種間隔にご注意ください。
接種後
  • ・接種後15~30分間は体調変化の経過観察をしてください。
  • ・次回のワクチン接種予定がある方は、接種計画(ワクチンの種類・スケジュール)を確認してからご帰宅ください。
  • ・接種当日の激しい運動は避けてください。
  • ・シャワーや入浴は可能ですが、長風呂は避けてください。
  • ・1週間以内に接種部位が赤くなったり痛みが出たりなど、何らかの副反応が生じる場合がありますが、ほとんどの場合は数日以内に自然に軽快します。 日常生活に支障をきたすような症状がある場合、気になる症状がある場合は、当院までお問い合わせください。

注意事項 ※必ず事前にご確認ください。

  • ●初回は必ずワクチン仮申込フォームでの事前お申し込みが必要です。 下記「ワクチン仮申込フォーム」をご入力ください。
  • ●原則、事前のワクチン確保が必要なため、完全予約制です。 当日の接種をご希望の場合は事前に当院へご連絡ください。 ※インフルエンザワクチンについてはご予約をお受けしておりません。
  • ●英文証明書をご希望の場合、事前に当院での対応可否を確認しております。 ワクチン仮申込フォームより英文接種証明書をご希望いただき、別途事前にFAXにて記載箇所を明示の上ご送付ください。
  • ●証明書は発行までに数日程度お時間をいただく場合もございますのでスケジュールに余裕をもってお問い合わせください。
  • ●無断キャンセルはキャンセル料を頂く場合がございますので、予約のご変更はお早めにお電話くださいませ。
  • ●中学生以下の方の接種は、小児科医不在のためお断りしております。
  • ●高校生~未成年(20歳未満)の方の接種には保護者同席をお願いしております。
  • ●黄熱病予防接種実施機関ではないため、黄熱病予防接種証明書(イエローカード)については対応しておりません。

問診票について

予防接種時には問診票の記入が必要です。 事前に下記より問診票をダウンロードし、ご記入の上お持ちいただくと当日スムーズにご案内可能です。 (当日の状況次第では、お待ち時間が発生する可能性がございます。 ) 未成年の方の予防接種には、保護者の方の同意が必要です。 保護者の方が予防接種時に付き添えない場合には、事前に問診票をダウンロードしていただき、保護者の方のサインをご記入の上ご持参くださいませ。 医師問診の際に、保護者の方にオンラインでお繋ぎいただくことによって未成年の方は予防接種可能となります。 ※医師の判断により、予防接種を中止することがございます。 あらかじめご了承ください。