中国渡航前ワクチン・予防接種

中国(China)

推奨するワクチン

狂犬病ワクチン
19,800円/回
破傷風ワクチン
4,840円/回
日本脳炎ワクチン
8,250円/回
A型肝炎ワクチン
9,900円/回
B型肝炎ワクチン
4,950円/回
4種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ)ワクチン
14,300円/回
3種T-dap(ジフテリア、百日せき、破傷風)ワクチン
13,600円/回
 

ワクチンの接種時期と回数について

表は横にスクロールします

ワクチン種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 5週間 6週間 7週間 8週間 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月 24ヶ月
A型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
B型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
狂犬病 (曝露前) ★1 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
MR 生ワクチン 初回 2回目
破傷風 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目(2回終了後 1年~1年半)
日本脳炎 (国産) 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目 (2回終了後1年後)
日本脳炎 (輸入) 不活化ワクチン 1回
インフルエンザ 不活化ワクチン 初回 2回目
  • ※上記は一例です。 患者様の渡航先に合わせてご案内します。
  • ※※生ワクチンは基本、接種後4週間経つまでは他の生ワクチン接種ができないため、渡航まで時間がない場合は接種スケジュールに注意が必要です。(複数の生ワクチンの同時接種は可)
  • ★1 曝露後の狂犬病ワクチン接種は別スケジュールとなります。 詳しくはこちらをご参照ください。

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中国への渡航に備えたワクチン

地域概要

日本から比較的近く、香港を中心に日本からも多くの人が訪れる国の一つです。広大な土地と豊かな自然、文化遺産も有名な中国ですが、食中毒や狂犬病などの報告も上がってきているので注意が必要です。 また、チベットなど標高の高い地域に行く場合には、高山病にも注意が必要です。


医療情報

北京では外国人専用外来をもつ中国系総合病院や、英語や日本語で先進国同様の医療が受けられる外資系クリニックがあります。上海でも日本語の通じるクリニックがいくつかあるようですが、地方都市では外資系医療機関はなく、医療レベルも十分ではありません。経済成長とともに都市部の医療レベルは進歩していますが、それに伴い高額な医療費がかかります。受診前に支払いを求められることもありますので、万が一のことを考え、旅行保険への加入を検討しましょう。


気候

中国は日本の約25倍の国土で、気候も北部の寒帯から南部の熱帯まであります。主に大陸性モンスーン気候に属し、毎年9月から翌年の4月までは、乾燥した冷たい風がシベリアとモンゴル高原から吹くため、南北の温度差が非常に大きくなっています。北京では、夏は気温40度を越え、冬は零下10度を下回ることもあります。

宗教

仏教・イスラム教・キリスト教など

文化

中国は四大古代文明の一つで、世界にも影響を与える長い歴史と独特な文化があります。日本でも、漢字や中華料理など中国の影響を受けたものも多く見られます。 広大な地域には様々な気候、文化があり、食文化も北京料理や上海料理など様々なものが見られます。


気をつけたい感染症

食中毒、赤痢、腸チフス、狂犬病、鳥インフルエンザ、マラリア、住血吸虫症


中国で子供の定期予防接種を実施しているが、日本の子供の定期予防接種に含まれていないワクチンとして、髄膜炎菌感染症、流行性耳下腺炎(ムンプス)、A型肝炎があります。
日本で実施されている定期予防接種の中には世代によって実施されていないものもある為、母子手帳等を確認し、接種していないものに関してはすべて打っておきましょう。
渡航前に接種を推奨しているワクチンとして、A型肝炎・B型肝炎・破傷風・季節性インフルエンザ・狂犬病があります。


地域別の推奨ワクチン

表は横にスクロールします

破傷風 麻疹風疹 A型肝炎 B型肝炎 日本脳炎 狂犬病 黄熱 腸チフス 髄膜炎菌 性髄膜炎 ポリオ 流行性 耳下腺円 水痘 肺炎球菌 ワクチン
北京
広州
重慶
上海
瀋陽
香港
日本の定期 予防接種 定期 定期 任意 定期 定期 任意 任意 任意 任意 定期 任意 定期 定期
中国で実施され日本の定期予防接種でない感染症
◎:推奨  
〇:長期滞在者、流行地域滞在  
△:高リスク者

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中国の最新情報

最終更新日 : 2023年05月31日

出入国時の留意点

都市部での暴動等は起きておりませんが、下記地域は暴動などが発生する可能性がございますので訪問の際はご注意ください。

1.新疆ウイグル自治区では、過去に多数の死傷者を出す暴動や無差別殺傷事件が発生しています。今後も不測の事態が発生する可能性があり、引き続き注意が必要です。
2.チベット自治区では、過去に僧侶等によるデモが一部暴徒化し、多数の死傷者が出る事案が発生しています。今後も不測の事態が発生する可能性があり、引き続き注意が必要です。


ビザについて

下記の条件に当てはまる方はビザ申請が免除される対象者です。


条件

(1) 各種査証免除協定の対象となる外国人
(2) 有効な中国永住許可を保持している外国人
(3) 各種在留許可証を所持する外国人
(4) 有効なAPECビジネストラベルカード(バーチャルカードを除く)を所持する外国人
詳細は下記にてご確認ください。
外務省 http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtravelspecificinfo_009.html


取得場所

場所
中国ビザ申請サービスセンターまたは総領事館
住所
東京都江東区有明三丁目7番26号有明フロンティアビルB棟12階など
公式サイト
http://jp.china-embassy.gov.cn/jpn/
lszc/202302/t20230201_11017317.htm
申請時間
午前9時から午後3時まで
電話番号
03-3599-5515など
安全情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/
info/pcinfectionspothazardinfo
_009.html#ad-image-0

PCR・抗原検査

出国前の検査証明書(PCR 検査陰性証明書等)の提示が不要となりました

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気をつけたい病気

麻疹・風疹

麻疹は予防接種で効果的に予防できる感染症の一つでもあり、風疹とともに2回の接種が推奨され、日本でも定期予防接種として実施されています。しかし、1回しか接種されていない世代があるため、渡航の有無に限らず母子手帳の確認を行い1回のみの場合は追加の予防接種を強く推奨します。


A型肝炎

A型肝炎ワクチンは日本では定期予防接種として実施されていませんが、中国においては子供の定期予防接種として定められています。都市でも散発的に見られ、衛生状態の悪い地方では流行することもあります。その為、長短期滞在者、旅行者も接種を推奨します。


B型肝炎

B型肝炎は体液や血液を介して感染しますので、感染者との性交渉や輸血を避ければ感染の心配はありません。しかし、中国にはキャリアと言われるウイルス保有者が大変多く注意が必要です。特にB型肝炎のキャリアは日本と比較し保有率が非常に高いため、ワクチンを推奨します。


B型肝炎

B型肝炎は体液や血液を介して感染しますので、感染者との性交渉や輸血を避ければ感染の心配はありません。しかし、中国にはキャリアと言われるウイルス保有者が大変多く注意が必要です。特にB型肝炎のキャリアは日本と比較し保有率が非常に高いため、ワクチンを推奨します。


破傷風

破傷風菌は世界中の土壌に存在し、日本でも死亡者が報告されています。中国ではワクチンが手に入らない場合もありますので、日本での渡航前ワクチンを推奨します。


狂犬病

中国では2017年に512人が発症し、うち502名が死亡しています(外務省)。また、北京市内や上海市内でも狂犬病の感染症の報告があります。発症すると致死率が高い感染症です。動物に接する機会が多い人や長期滞在する場合は、前もってワクチンを接種することもご検討ください。


日本脳炎

日本脳炎は、豚や野鳥を吸血した蚊に刺されることによって感染し発症者の20%が死亡、生存者の約40%で後遺症となる感染症です。日本を含め、中国も流行地域となっております。近郊に豚舎などがある農村地区の滞在や、温帯の夏季や熱帯の雨季などの蚊が多い時期に渡航される場合、ワクチンを接種することを検討してみてください。また、北海道では流行が認められていなかったことから定期予防接種を実施していなかったため、接種されていない方で流行地域に行く場合は予防接種を推奨します。


腸チフス

腸チフスは主に南アジア・アフリカで流行しており、中国も感染リスクのある国の一つとなっております。食べ物からの経口感染する感染症の為、衛生環境の悪い地域の長期間滞在する場合などは検討してください。


ポリオ

ポリオワクチンは、国際基準で日本での小児期定期予防接種(2回)を完了している場合、成人で1回の追加予防接種することを推奨しています。ポリオはアフガニスタンやパキスタンが危険地帯としてリスクが高い感染症ですが、中国も感染の可能性を否定は出来ないため長期滞在する場合は接種をお勧めします。


渡航前ワクチンの流れ

渡航前ワクチンご予約から接種後の流れ

ご予約
  • ワクチン仮申込フォームを入力し送信してください。 24時間以内(土日・祝日を除く)に、当院からお電話もしくはメールでご連絡を差し上げ、ご予約確定となります。 ※英文証明書をご希望の場合、来院希望日時は申込日から5日後以降の日程をご選択ください。
  • ・事前に接種を希望されるワクチンの問診票を下記よりダウンロードしていただきご記入ください。
ご来院・接種
●お持ち物 問診票・母子手帳・接種証明書・ワクチン手帳(ある方)
  • ・37.5度以上の発熱があるなどの体調不良時には予防接種を受けることができません。
  • ・当院以外でも予防接種をおこなう場合は、ワクチンの接種間隔にご注意ください。
接種後
  • ・接種後15~30分間は体調変化の経過観察をしてください。
  • ・次回のワクチン接種予定がある方は、接種計画(ワクチンの種類・スケジュール)を確認してからご帰宅ください。
  • ・接種当日の激しい運動は避けてください。
  • ・シャワーや入浴は可能ですが、長風呂は避けてください。
  • ・1週間以内に接種部位が赤くなったり痛みが出たりなど、何らかの副反応が生じる場合がありますが、ほとんどの場合は数日以内に自然に軽快します。 日常生活に支障をきたすような症状がある場合、気になる症状がある場合は、当院までお問い合わせください。

注意事項 ※必ず事前にご確認ください。

  • ●初回は必ずワクチン仮申込フォームでの事前お申し込みが必要です。 下記「ワクチン仮申込フォーム」をご入力ください。
  • ●原則、事前のワクチン確保が必要なため、完全予約制です。 当日の接種をご希望の場合は事前に当院へご連絡ください。 ※インフルエンザワクチンについてはご予約をお受けしておりません。
  • ●英文証明書をご希望の場合、事前に当院での対応可否を確認しております。 ワクチン仮申込フォームより英文接種証明書をご希望いただき、別途事前にFAXにて記載箇所を明示の上ご送付ください。
  • ●証明書は発行までに数日程度お時間をいただく場合もございますのでスケジュールに余裕をもってお問い合わせください。
  • ●無断キャンセルはキャンセル料を頂く場合がございますので、予約のご変更はお早めにお電話くださいませ。
  • ●中学生以下の方の接種は、小児科医不在のためお断りしております。
  • ●高校生~未成年(20歳未満)の方の接種には保護者同席をお願いしております。
  • ●黄熱病予防接種実施機関ではないため、黄熱病予防接種証明書(イエローカード)については対応しておりません。