不正出血に潜む病気とは?セルフチェックや受診について解説
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不正出血に潜む病気とは?セルフチェックや受診について解説
女性の体は繊細で、日々のライフスタイルやストレスによってさまざまな反応を示すことがあります。
特に、不正出血は女性の間でよく見られる現象で、その背後にある要因やどう対応すべきかの情報を知っておくことは大切です。
この記事では、不正出血が起こる理由や、避けるためのアドバイス、日常生活での気をつけるべき点などを解説いたします。
不正出血とは?
「不正出血」は多くの女性が一度は経験する症状といわれています。
不正出血の基本的な情報や、それがどのような状態なのかを紹介します。
不正出血とはどのようなものか
不正出血は、通常の月経とは異なるタイミングでの出血を指します。
ただの月経の周期のズレだけでなく、何らかの健康上の問題が関連していることも考えられるといえるでしょう。
通常の月経ではないタイミングでの出血は、短い期間でも専門医に相談することをおすすめします。
不正出血の種類
不正出血には原因や特徴などによって分類されています。
ベースとなる種類は以下の3つです。
- ●器質性出血
- ●機能性出血
- ●中間性出血
では、一つずつ解説します。
器質性出血
何かしらの疾患が原因で出血をするタイプです。
出血箇所は膣や子宮、卵巣などがあります。
器質性出血を起こす原因となる疾患は、子宮頸管ポリープ、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮頸部びらん、膣炎、子宮頸がん、子宮体がんなどです。
性行為中に出血しやすい傾向にあるため、性行為による出血が気になっている方は器質性出血の疑いがあることから受診が必要です。
機能性出血
ホルモンバランスの乱れがきっかけで出血するタイプです。
出血傾向に特徴があり、出血が長引く無排卵月経、少量の出血が月経前に起きる黄体機能不全などがあります。
ホルモンバランスが安定しない思春期の方や更年期に入った方に起きやすい傾向です。
バランスが乱れる理由には、ストレスやホルモン分泌にかかわる脳下垂体や卵巣の機能低下が原因であると考えられます。
婦人科でホルモンバランスを整える治療を受けたり、ストレスを解消したりといった対策が必要です。
中間性出血
月経期間と次の月経期間のあいだで出血するタイプです。
排卵のタイミングと毎回かぶっている場合は、中間性出血の可能性が高いです。
排卵期の出血で間違いない場合、毎回出血があったとしても排卵出血であることが考えられるため問題はありません。
排卵期とタイミングが合っているのか不安な方は念のために受診し、原因をはっきりさせることをおすすめします。
その他
これまでにご紹介した以外にも、出血する可能性があります。
たとえば、着床出血や甲状腺ホルモンの異常、膣の傷です。
着床出血は、着床した際に子宮内膜が傷ついて1日〜2日ほど出血することがあります。
なお、必ずしも出血するわけではありません。
女性が甲状腺ホルモンの異常を起こした場合、排卵や月経にも影響を及ぼし不正出血を起こすことがあります。
膣の傷は、性行為やセルフプレジャーで傷がついてしまい、一時的に出血することがあります。
不正出血の要因は多くあり、問題がないものと治療が必要なものがあります。
また、望まない妊娠が原因であるケースもあるため、自己判断せず受診することをおすすめします。
不正出血と普通の生理の違い
不正出血と普通の生理では、「周期性」「出血の量」「原因」がそれぞれ異なっています。
周期性
通常の月経は一定の周期で訪れますが、不正出血は突然、予測不能なタイミングで現れるのが特徴です。
出血の量
月経時には数日間続く出血が普通ですが、不正出血は短時間で終わる軽い出血が主です。ただし、長期間続く場合もありますので注意が必要です。
原因
不正出血の背後には、ホルモンのバランスの崩れや精神的なストレス、あるいは子宮や膣の健康問題など、さまざまな要因が考えられます。
不正出血セルフチェックポイント
不正出血が起きた際、自分の体の変化や症状をしっかりと確認することは、適切な対応や治療への第一歩として非常に重要です。不正出血が起こった際に、自分で確認しておきたいポイントを以下にまとめました。
出血の時期や期間
いつからいつまでの間に出血があったのか、その期間をしっかりと把握することが大切です。通常の月経の時期なのか、それとも月経の間隔中に起きたのかを確認しましょう。
出血が一時的なものだったのか、断続的に続いているのか、あるいは通常の月経期間よりも長引いているのかなど、その特徴をメモしておくと良いでしょう。
出血の量や色
不正出血があったときには、出血量や色をチェックしておくのが重要です。普段の月経の出血を基準にすると参考になります。
出血量が月経の時と比べて多いか少ないか、生理用品をどの程度の頻度で取り替える必要があるかを記録しておきましょう。また、出血の色が鮮血のような赤なのか、暗めの茶色など、色の変化も注意してメモしておくと、後で医師に伝える際に役立ちます。
出血時の痛みや体調
出血が起きた際、どの部分でどんな感じの痛みがあるのか、または発熱や吐き気、頭がくらくらするなどの追加の症状が伴うかをメモしておくと役立ちます。
たとえば下腹部の重だるさや、突然鋭い痛みが出る場合は子宮筋腫などの疾病の可能性が否定できません。
めまいや吐き気などの症状がある場合も、他の疾病が関係している場合があります。
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不正出血の原因や考えられる病気
不正出血の主要な要因と、関連する具体的な症状について解説いたします。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンは私たちの体の多くの動きをコントロールする要素です。特に、女性ホルモンは、月経のリズムや妊娠といった、女性ならではの生理的な変化に密接に関連しています。
生活の変化、ストレス、極端な食事制限などが、ホルモンバランスを崩し、それが不正出血を引き起こすことが考えられます。
腫瘍
子宮筋腫は、良性の腫瘍として知られ、多くの女性に見られる症状の1つです。良性であっても、サイズが大きくなると周囲の部分を圧迫し、出血などの症状を起こすことがあります。
悪性腫瘍、すなわちがんは、進行すると他の部分にも悪影響を及ぼす恐れがあるため、早めの対応が重要です。
炎症や裂傷
性器は非常にデリケートな部位であり、外部からの刺激によって炎症や裂傷が生じることがあります。性行為の際の過度な摩擦や出産などがその一例です。
他にも、感染症やアレルギー反応も炎症の原因になる可能性があるものです。このような原因で起こる炎症や裂傷が、不正出血の原因となる場合があります。
不正出血の年齢別の特徴・対処法
女性の体は年齢とともに変化するため、不正出血の原因や特徴も年齢によって異なることがあります。
以下では、年齢別の不正出血の特徴とその対処法について詳しく解説します。
10代・思春期の不正出血
思春期では、月経が始まったばかりのため、ホルモンバランスが不安定になることが多く、そのため不正出血が起こることがあります。
生活リズムを整えたり、栄養バランスの良い食事を心掛けたり、極端なダイエットを避けることでホルモンバランスを整えることが可能です。
20代・30代の不正出血
妊娠や出産が不正出血の要因として挙げられます。
また、職場や家庭のプレッシャーも体に影響を及ぼすことがあるでしょう。
妊娠したいタイミングを考え、避妊方法を医師と相談することや、ストレスを溜めない生活習慣を心がけることが大切です。
40代・更年期の不正出血
更年期に差し掛かると、ホルモンの変動が大きくなることが多く、不正出血の要因となることがあります。
医師と相談し治療を受けることで不正出血を抑えることが可能です。
ホルモンの変動が原因であればいいですが、この年代に差し掛かると子宮体がんのリスクが高まるため注意しなければなりません。
40代後半から発症する確率が高まり、50代での症例も多くの報告例があります。
まずはがん検診や精密検査を受け、原因をはっきりさせることが大切です。
50代以降の不正出血
閉経を迎えると、体の変化が大きく、それが不正出血の原因となることが考えられます。閉経後の出血は、何らかの健康上の問題を示唆することが多いため、早めに専門医に相談することが大切です。
いずれの年齢でも不正出血がある場合には専門医を受診し、検査やその後の投薬などの相談をすることが重要です。
不正出血を起こす代表的な病気と治療法
器質性出血の要因となる代表的な病気とその治療法について解説します。
もし何かしらの疾患が原因であることがわかっても、あらかじめ知っておくことで心の準備ができ、治療の準備もスムーズにできるようになります。
子宮筋腫
子宮筋腫とは、子宮内に筋腫ができる疾患です。
30歳以上の方の2割〜3割の方が発症しています。
症状は、筋腫の大きさやできた箇所によって異なるのが特徴です。
悪性ではないが、筋腫が原因で不正出血を起こしたり、出血が原因で貧血になったり、早産を引き起こしたりする要因となります。
主な症状は、不正出血、腰痛、月経痛、頻尿、月経過多です。
なお、無症状の場合もあります。
無症状の場合は治療はしませんが、何かしらの症状が見られる場合や以下の方法で治療が行われます。
治療法①薬物療法
薬物療法で完治させることはできません。
薬物療法には月経を止める「偽閉経療法」が挙げられます。
この方法により、女性ホルモンの分泌を抑制することで筋腫を小さくする、出血や痛みを軽減するといった効果が得られます。
薬剤は「GnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)アゴニスト」または「アンタゴニスト」が用いられ、手術による合併症を避けたい方、閉経が近い方に適用されます。
デメリットもあり、使用を中断すると再び筋腫のサイズが大きくなり、症状の再発も見られます。
加えて、卵巣機能を抑制するため更年期障害で見られるような症状を発症します。
治療法②手術
手術方法は5つあります。
- 1. 子宮全摘術
- 2. 子宮筋腫核出術
- 3. 子宮鏡下子宮筋腫摘出術
- 4. 子宮鏡下子宮内膜焼灼術
- 5. 子宮動脈塞栓術
<子宮全摘術>
子宮全体を摘出するため、妊娠・出産はできなくなりますが、筋腫の完治、子宮頸がんや子宮体がんの予防ができます。
なお、腹腔鏡手術の普及により選択されることは少なくなっています。
<子宮筋腫核出術>
筋腫のみを切除する手術方法です。
子宮を残せるため妊娠・出産できます。
ただし、子宮が残るため筋腫の再発やがんの発症確率は残っています。
<子宮鏡下子宮筋腫摘出術>
それほどサイズが大きくない粘膜下筋腫の治療法として適用されます。
<子宮鏡下子宮内膜焼灼術>
マイクロ波で子宮内膜を壊死させる方法であるため、妊娠を望まない方に適用します。
筋腫そのものを治療するものではなく、月経過多の症状を軽減させる効果があります。
<子宮動脈塞栓術>
鼠径部からカテーテルを入れ、血管を塞栓させることで筋腫を小さくさせる治療法です。
痛みや感染症、発熱、卵巣の機能低下など複数の合併症リスクがあります。
そのため、緊急の場合や合併症などで手術ができない場合に選択させる方法です。
治療法③対症療法
対症療法では、貧血や痛み、月経困難の軽減を行う治療を行います。
治療法は、鉄剤、非ステロイド性抗炎症剤、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤の処方、子宮内黄体ホルモン放出システムがあります。
膣炎
膣炎とは、何かしらの原因で膣に炎症が起きている状態です。
たとえば、性感染症による膣炎、細菌感染の膣炎、更年期になり発症する委縮性膣炎があります。
主な症状は、不正出血のほかに、おりものの以上やかゆみ、違和感や性交痛などです。
治療法は原因に沿って行われ、以下の方法が選択されます。
治療法①薬物療法
薬物療法では、抗生物質や膣坐薬が処方されます。
菌の種類によって使用される抗生剤が異なります。
治療法②女性ホルモン補充療法
女性ホルモン補充療法も薬物療法の一つですが、委縮性膣炎のみに適用されます。
投与方法は、膣坐薬と内服薬があり、症状や体調によっていずれかが選択されます。
子宮膣部びらん
びらんは病変ではなく、子宮の入り口にある赤い部分で、子宮頸管粘膜が外まで広がっている状態です。
個人差としてある方とない方があります。
びらんは薄い皮膚で覆われているだけなので、刺激が加わると炎症や不正出血を起こしやすい性質があります。
症状がひどくない場合は基本的に治療はしませんが、症状が気になる場合は以下のような方法が選択されます。
治療法①膣洗浄
膣洗浄とは、膣内を洗浄することで菌や汚れを落とすものです。
洗浄するだけでびらんは改善されませんが、炎症の原因となる菌や汚れは落とせるため一時的に緩和されます。
なお、もともと膣には自浄作用があるため、やりすぎると膣内環境のphバランスが崩れ、雑菌が繁殖しやすくなります。
そのため、頻度は週に3回までに留めておくのが良いです。
治療法②手術療法
長期的に改善したい場合は手術療法が選択されます。
開腹手術ではなく「下平式高周波凝固法」と呼ばれる方法で日帰り手術が行われます。
下平式高周波メスで止血をしながら切開しびらんを除去できる方法です。
子宮内膜症
子宮内膜もしくは類似組織が本来あるべきところは異なる場所で作られ発育するという疾患です。
月経や女性ホルモンに関連する疾患で、閉経するまで続くのが特徴です。
出産する年齢が遅い傾向にあり、それに伴って発症する方が増えています。
症状が悪化すると不妊症につながり、実際に不妊症に悩む女性の50%にみられるといわれています。
主な症状は、性交痛、腰痛、下腹部痛といった痛み、不妊です。
人によっては、不正出血や頻尿、月経時の発熱などがあらわれます。
子宮内膜症と診断された場合は治療が必要です。
治療法①薬物療法
女性ホルモンの分泌をコントロールする治療が行われます。
そのため、OCもしくはLEPと呼ばれる低用量ピル、内膜組織の増殖を抑制する合成プロゲステロン製剤、エストロゲンの分泌を阻止するGnRHアナログと呼ばれる薬剤が処方されます。
治療法②手術療法
子宮内膜症の手術には、保存手術と根治手術の2種類があります。
保存手術とは子宮を残す方法で、癒着を剥離したり、病巣を焼いたり、卵巣チョコレート嚢胞を摘出したりします。
根治手術では、卵巣を含む子宮全体を摘出する方法です。
閉経するため更年期障害の症状を発症してしまうことがデメリットです。
治療法③漢方薬
漢方薬治療は、月経症状や手術に伴う更年期症状などの軽減・緩和のために行われます。
漢方薬は、様々な生薬を配合し、症状だけでなく体質から改善することで症状の改善を目指すものです。
体質を見極める必要があるため、医師が個人レベルで体質や症状を診断して漢方薬を処方します。
処方される漢方薬には以下のようなものがあります。
- ●加味逍遙散(かみしょうようさん)
- ●当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- ●桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
上記は、婦人科症状の代表的な三大漢方薬です。
子宮頸管ポリープ
子宮頸管にポリープができる疾患です。
ポリープとは、粘膜部分や組織が突出する病変です。
多くは良性ですが、がんであるケースもあり精密検査を必要とします。
ポリープができても基本的には無症状です。
しかし、場合によっては不正出血が見られたり、性交痛があったりします。
発症の原因は解明されていませんが、細菌感染やホルモンバランスが崩れることが関連していると考えられています。
治療法:手術療法
ポリープは手術療法が主流です。
クリニックによっては、ホルモン剤を内服して月経を引き起こし、内膜ごとポリープを剥がし落とす方法が取られることもあります。
ポリープの手術では、鉗子(かんし)と呼ばれる器具で切除する方法または、内視鏡を挿入して掻き取る掻爬(そうは)手術が適用されます。
子宮頸がん
子宮頸部で発症するがん疾患です。
CIN(子宮頸部上皮内腫瘍)やAIS(上皮内腺がん)といった病変がある状態で治療せず放置するとがん化して子宮頸がんになります。
リンパ節や周辺組織に転移するリスクがあるため、早期発見が大切です。
主な症状は、不正出血やおりものの異常、下腹部痛などです。
早期では無症状の場合があるため、症状があらわれた時点で進行している可能性があります。
治療法①手術療法
手術療法では、子宮を温存する保存手術とすべて摘出する全摘出術があります。
温存する場合、円錐切除た子宮頸部広汎全摘術と呼ばれる病変の部分のみを切除する方法が適用されます。
合併症を起こすリスクがありますが、近年では発症確率が低い傾向です。
治療法②放射線治療
がん細胞のDNAをダイレクトにダメージを与えることで治療する方法です。
骨盤の外から照射する方法と、内側から直接がんへ照射する方法の2通りがあります。
進行している場合は抗がん剤と併用して行われるのが一般的です。
治療法③化学療法
化学療法は、白金製剤を使用する方法と、それ以外の抗がん剤を使用する方法の2通りがあります。
放射線治療を行っている場合は、より効果的にするため白金製剤が使用されるケースがあります。
なお、昔から強い吐き気や脱毛といった強い副作用がありましたが、研究が進み副作用が少ない抗がん剤も開発されています。
子宮体がん
子宮体部でがんを発症する疾患で、別名子宮内膜がんとも呼ばれています。
進行するとリンパ節だけでなく、卵巣や卵管までがんが広がります。
また、膀胱や肺などにも転移することもあるため、早期発見が重要です。
主な症状は、不正出血です。
出血の程度は個人差があり、おりものに混じる程度でわかりにくいこともあります。
ほかにも、腰痛や下腹部痛、性交痛などがあらわれることがあります。
治療法①薬物療法
薬物療法では、抗がん剤治療や分子標的治療薬の2種類があります。
抗がん剤は、がんを小さくしてから手術を行うために用いられたり、再発防止に用いられたり、第一選択として用いられたりします。
治療法②手術療法
手術療法では、子宮を全摘出する方法と、卵管と卵巣のみを摘出する方法があります。
進行具合によっては、リンパ節や大網を切除する方法も追加されます。
なお、リンパ節の切除もむくみなどの合併症リスクがあるため、リンパ節の転移がある場合を除いて行われないことがあります。
治療法③黄体ホルモン製剤
黄体ホルモン製剤は、がん細胞の増殖を抑制するための治療です。
手術ができないほど進行している場合や、再発した高分化型の腺癌が見られる場合に選択されます。
血栓ができるという重度な副作用のリスクもあり、血栓症のリスクが高い体質の方や疾患を持っている方には処方できません。
治療法④放射線治療
子宮体がんへの放射線治療では、術後の再発防止のために行うケースと再発したがんの治療、手術ができないほど進行しているケースで行われます。
がんが骨に転移すると強い痛みが出るため、痛みを緩和するために行われることもあります。
まとめ
不正出血は、さまざまな原因によって引き起こされる症状です。
ホルモンバランスの乱れや生活習慣、腫瘍や炎症など、多岐にわたる要因が考えられます。
日常生活の中で規則正しい生活習慣を心がけ、バランスの良い食生活を維持することで、不正出血のリスクを低減することが期待できます。
また、年に1回以上の婦人科の受診は、不正出血の早期発見・早期治療に繋がります。
健康を維持・向上させるために、日常の生活習慣の見直しと、定期的な医療機関の受診を心がけましょう。
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略歴
- 藤田保健衛生大学医学部 卒業
- 公立昭和病院
- 東京慈恵会医科大学附属病院麻酔科 助教
- 北部地区医師会病院麻酔科 科長
- 2016年 MYメディカルクリニック 医師