冬に流行する感染症の紹介

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2022/10/24

冬に流行する感染症の紹介

肌寒い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
冬に流行する感染症と聞いてイメージするのはインフルエンザかなと思いますが、その他にも様々なものが存在します。
本日は冬に流行する感染症についてお話していきます。
 

○インフルエンザウイルス感染症
インフルエンザウイルスによって生じる感染症です。
通常の急性上気道炎(かぜ)と比べて全身症状が強く出やすいことが特徴です。

 
■主な症状
1~3日の潜伏期間の後、38℃以上の発熱・頭痛・咳・咽頭痛・鼻水・筋肉痛・関節痛などが症状としてでます。また、免疫力が落ちている人、こどもや高齢者の人は重症化して肺炎や脳炎を引き起こすことがあります。

 

■主な感染経路
咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことによる飛沫感染が主な感染経路ですが、ウイルスが付着した手で口や鼻にふれることによる接触感染もあります。

 

■治療
症状に応じた対症療法が中心ですが、抗インフルエンザ薬を使用する場合もあります。お薬の内容に関しては医師と受診者さん相談して、医師判断で処方します。

 

■予防
手洗いうがいなど毎日の心がけが大切です。
また、インフルエンザワクチンを接種することも感染や重症化を抑えるポイントになります。

インフルエンザ予防接種については下記の記事に詳しく書いてあるのでぜひ参考に目を通してみてください。
・今シーズンのインフルエンザワクチンは打ったほうがいい? 新型コロナワクチンとの同時接種は?
https://mymc.jp/clinicblog/80031/study/safety/fever/

 

○RSウイルス感染症
RSウイルスによって生じる感染症です。
感染者の約75%以上が1歳以下の小児で占められています。

 

■症状
軽い風邪症状から重い肺炎まで様々です。初めて感染した場合は症状が重くなりやすいと言われており、終生免疫は獲得されないため、どの年齢でも再感染は起こりますが、一般的には年長児以降では重症化はしないと言われています。

 

■主な感染経路
主な感染経路は飛沫感染ですが、接触感染でも発症することがあります。

 

■治療
特別な治療はなく、症状に応じた対症療法を行います。

 

 RSウイルスについて詳しくはこちら

詳しくはこちら

 

○マイコプラズマ感染症
Mycoplasma pneumoniaeという病原体が原因になる感染症です。

 

■主な症状
発熱で発症、咳がでてきて徐々に悪化していくというのが典型的な経過になります。初めは乾いた咳ですが、徐々に痰が絡んだ咳になっていきます。肺炎を起こしたり、喘息の発作を招いたりします。

 

■主な感染経路
飛沫感染で感染します。

 

■治療
マクロライド系の抗生剤を使用します。

 

○溶連菌感染症
溶連菌(溶血性性連鎖球菌)という細菌に感染して生じる感染症です。
 
■主な症状
38~39℃程度の発熱、咽頭痛、いちご舌(舌に小さな発疹ができる症状)などが見られます。そのほか、嘔吐・手足に赤い発疹がでる症状がみられる場合もあります。風邪との判別が難しい場合があるが、風邪とは異なり溶連菌には咳や鼻水がでないという特徴があります。

 

■感染経路
主な感染経路は飛沫感染ですが経口感染や感染した人の皮膚が他の人の傷口に接触して感染することもあります。

 

■治療
ペニシリン系の抗生物質が用いられることが多いですが、セフェム系の抗生物質も有効といわれています。

 

○ノロウイルス感染症
急性胃腸炎を起こすウイルス感染症です。
 
■主な症状
感染から1日~2日で激しい嘔吐や下痢の症状が現れるほか、人によっては発熱・頭痛などを伴います。通常は3日ほどで回復しますが、回復後もしばらくウイルスの排泄が続くので要注意です。感染から発症までは24~48時間ほどです。
 
■主な感染経路
汚染された食品や井戸水などの飲料水を飲食して感染する経口感染や接触感染があります。
ノロウイルスに汚染されている食品でも85度~90度以上で90秒以上加熱すれば感染性はなくなります。
 
■治療
特化した治療法はなく、症状に合わせて対症療法を行います。
下痢症状などにより脱水症状が生じる場合があります。嘔吐の症状がおさまったら少しずつ水分を補給し、安静にしましょう。また、回復期には消化しやすい食事を取るよう心がけましょう。

感染している人の便や吐物中にあるノロウイルスは乾燥すると空気中にホコリとともに散って二次感染の原因となることがあります。処理した場合は手洗いうがいを必ずしましょう。
 
 
今回紹介したものは一部でそのほかにも感染症はあります。

 

コロナウイルスが流行し、マスクの着用、手洗いうがいなど当たり前の生活になったと思いますが引き続き一人ひとりが気をつけながら感染症の流行が多い冬を過ごしましょう!

 

■MYメディカルクリニック渋谷 詳細

・アクセス
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町20-17 NMF渋谷公園通りビル3階・4階・5階
各線渋谷駅 ハチ公口から徒歩3分の抜群のアクセスです。

・診療内容
健康診断・人間ドック
一般内科診療(消化器内科、内視鏡内科)、婦人科(月曜・水曜・金曜・土曜)

 

アクセスと診療時間の詳細はこちら → https://mymc.jp/shibuya/

 

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一般内科診療(消化器内科、内視鏡内科)、婦人科(火曜・水曜・木曜・金曜)

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・診療内容
健康診断・人間ドック
一般内科診療(呼吸器内科、循環器内科) 婦人科(火曜・金曜)

 


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▼参考文献
東京都感染症情報センター:https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/study/safety/fever/

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