【医療系学生向け】予防接種支援プランのご案内

医療系学生支援プラン

MYメディカルクリニックは、将来医療業界で活躍する学生の皆さまを応援しています。
医療を通じて社会貢献を考えていらっしゃる医療系学生向けに、実習前などに必要となる各種予防接種を、業界でも最安値圏での特別価格で、かつ安全に提供致します。是非ご活用くださいませ。

当院
通常価格
医療系学生向け特別価格
MRワクチン
10,780円
8,700円
おたふくワクチン
(ムンプス)
6,600円
4,500円
水痘ワクチン
9,900円
6,500円
B型肝炎ワクチン
4,950円
3,800円
インフルエンザ
ワクチン
4,060円
3,500円
一括パック
36,290円
25,000円
※上記金額は学生様限定料金でございますのでご了承くださいませ。


予防接種のお申込は下記フォームから

ワクチン仮申込フォーム

予防接種の重要性について

医療現場では、院内感染と呼ばれる感染が起こります。院内感染の予防には、自身を感染から守ることと、周囲を感染から守ることの2つの側面があります。特に血液を介して感染が成立する病原体による院内感染のリスクが高く、針刺し事故などの血液曝露が主な原因となります。近年、教育や器具の改良により血液曝露を減らす取り組みが進められていますが、完全に防ぐことはできません。

B型肝炎ウイルス(HBV)は、血液曝露によって感染する代表的なウイルスです。また、麻疹・流行性耳下腺炎・風疹・水痘(MMRV)ウイルスも感染力が強く、医療現場でもこれらの疾患に感染し治療を受ける患者も存在します。医療従事者はこれらの疾患への罹患リスクも考慮しなければなりません。

さらに、2020年からは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行し、院内感染が注目されました。MMRVウイルスも同様に院内感染を引き起こす可能性がありますので、医療従事者はCOVID-19と同様にMMRVウイルスを院内に持ち込まないよう注意が必要です。

VPDs(ワクチン予防可能疾患)とは、ワクチン接種によって感染を防ぐことができる病気のことを指します。先述のMMRVやHBVもVPDsの一部です。これらの病原体から自身を守り、医療現場への持ち込みを防ぐために、実習前に適切なワクチン接種を受けることが重要です。

結核菌や腸管感染症原因菌も重大な院内感染を引き起こすため、院内感染予防の対象となります。しかしながら、これらの病原体へのワクチン接種は、日本ではまだ医療機関への立ち入りの要件とはなっておらず、感染していないことを証明する必要があります。



対象となる感染症

(1)結核

日本では、1955年以降、結核患者数が急速に減少してきました。現在では、数万人の登録患者と年間約1万件の新規発症者がいます。治療薬の進歩により治癒が期待されていますが、年間約2千人の死亡者もまだ存在しています。

結核菌に感染すると、潜在性結核感染症(LTBI)と呼ばれる無症状の状態になることがあります。特に日本で結核が広まっていた時代に感染した高齢者の中には、LTBIになった方が相当数いると推測されています。これらの方々は無治療で過ごし、加齢や疾病による免疫能力の低下をきっかけに結核が発症することがあります。

近年、結核に対する免疫力が不十分な若年の医療従事者が、結核発症の認識がないまま咳などの症状を持つ患者から結核菌に曝露され、感染する例が報告されています。


(2)麻疹・流行性耳下腺炎・風疹・水痘

麻疹、流行性耳下腺炎、風疹、水痘(MMRV)は、主に小児期に発症する急性のウイルス感染症ですが、近年では成人の発症例も増えています。特に麻疹と水痘の成人発症例は、小児の場合よりも重篤な症状を示すことがあります。

妊娠初期に母体が風疹ウイルスに感染すると、胎児が先天性風疹症候群を発症する可能性があります。これは重篤な奇形や発育不全を引き起こすことがあります。

流行性耳下腺炎の成人発症例では、時に睾丸炎や膵炎などの合併症を引き起こすことがあります。睾丸炎は男性不妊の原因にもなる可能性があります。

これらの疾患は予防接種によって予防することができます。予防接種を受けることで、感染や合併症のリスクを減らし、重篤な症状や合併症の発症を防ぐことが重要です。


(3)B型肝炎

B型肝炎ウイルスは、感染者の血液や体液を介して感染します。医療現場のように他人の血液や体液と接触する機会が多い部署は、B型肝炎ウイルス感染の高リスクです。感染した場合、一部は無症状のまま感染が終わる不顕性感染となることもありますが、多くの場合は急性肝炎を発症し、通常1〜2ヶ月の安静加療が必要となります。
一部の人では慢性肝炎に進行し、長期の治療が必要となる場合や、肝硬変、肝がん、劇症肝炎など重篤な状態に進行し、生命の危険が生じる可能性もあります。そのため、医療現場ではB型肝炎ウイルスに対するワクチン接種による免疫獲得が推奨されています。


(4)腸管感染症

腸管感染症は、主に病原体が汚染された食物を介して感染しますが、保菌者が手で触れた部位を他の人が触り、そこから感染が広がることもあります。医療従事者が保菌者である場合、医療行為で患者さんやその衣服に触れることで感染が起こることもあります。腸管感染症の対策は、院内感染対策としても重要です。

腸管感染症の主な原因菌には、病原性大腸菌(O157などの腸管出血性大腸菌を含む)、カンピロバクター菌、サルモネラ属菌、赤痢菌、クロストリジウム・ディフィシル菌、腸炎ビブリオ菌などの細菌、ノロウイルス、ロタウイルスなどのウイルスがあります。下痢などの症状があれば感染に気付くことができますが、時には病原体を保有しながら無症状のキャリアとなっていることもあります。この場合、本人は感染症の自覚がなく、手洗いなどの感染対策が不十分であるため、感染を広げる可能性があります。

近年、抗生剤の過剰使用による薬剤耐性菌による腸管感染症の院内感染が深刻な問題となっています。特に免疫能が低下している患者がこれらの菌に感染した場合、治療が困難で致命的な状況になることもあります。

実習前には便培養検査により腸管感染症原因菌の有無を確認することが求められる場合があります。ただし、すべての腸管感染症原因菌を検査することは不可能です。また、検査時に感染していなくても腸管感染症はいつでも発生する可能性があります。症状がなくても、常に手洗いを徹底することが院内感染予防策として重要です。また、実習中に下痢や嘔吐などの症状が現れた場合は、すぐに担当教員に報告し、医療機関を受診することも重要です。必要に応じて、一定期間の実習や登校が制限される場合もあります。




特別プランに込めた私達の思い

MYメディカルクリニックでは、医療系学生の皆さまが安心して実習に取り組めるよう、実習前などに必要な予防接種の特別プランを作成しました。プランの価格はどの医療機関よりもできる限りお安くなるように利益を度外視で設定いたしました。

プラン作成の背景には、私達医療従事者がまだ学生だったころに、実習前の予防接種がとても経済的に負担に感じた過去がありました。できれば、そんな負担を頑張っている医療系学生の方々に背負ってほしくない。少しでも経済的負担が無くなればよい。という思いからです。

医療法人社団MYメディカルは現在約500名程度のスタッフで運営を行っておりますが、今後は健診事業や予防接種だけではなく地域に根ざしたローカルクリニックや病院、ホスピス住宅事業など多角的な医療経営を目指しております。
みなさんが、学校を卒業し、医療従事者としてお仕事をする環境を探すときに、「医療法人社団MYメディカル」のことを是非思い出してほしいと考えております。私達は皆さんが立派な医療従事者として社会に出た際に、ともに患者様に愛される医療機関を作りたいと考えています。



対応可能なワクチンについて

MYメディカルクリニックでは、厚生労働省が推奨する予防接種に加え、各種感染症に対応したワクチンも取り揃えております。主な対応可能なワクチンには以下のようなものがありますが、詳細はお問い合わせいただくか、クリニックをご訪問いただきスタッフにご相談ください。

ワクチンの接種時期と回数について

表は横にスクロールします

ワクチン種類 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 5週間 6週間 7週間 8週間 5ヶ月 6ヶ月 12ヶ月 18ヶ月 24ヶ月
B型肝炎 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目
MR 生ワクチン 初回 2回目
水痘・ 帯状疱疹 生ワクチン 初回 2回目
日本脳炎 (国産) 不活化ワクチン 初回 2回目 3回目 (2回終了後1年後)
日本脳炎 (輸入) 不活化ワクチン 1回
インフルエンザ 不活化ワクチン 初回 2回目
  • ※上記は一例です。
  • ※生ワクチンは基本、接種後4週間経つまでは他のワクチン接種ができないため、時間の余裕がない場合は接種スケジュールに注意が必要です。


ワクチン接種の流れ

ワクチンのご予約から接種後の流れ

ご予約
  • ワクチン仮申込フォームを入力し送信してください。 24時間以内(土日・祝日を除く)に、当院からお電話もしくはメールでご連絡を差し上げ、ご予約確定となります。 ※英文証明書をご希望の場合、来院希望日時は申込日から5日後以降の日程をご選択ください。
  • ・事前に接種を希望されるワクチンの問診票を下記よりダウンロードしていただきご記入ください。
ご来院・接種
●お持ち物 問診票・母子手帳・接種証明書・ワクチン手帳(ある方)
  • ・37.5度以上の発熱があるなどの体調不良時には予防接種を受けることができません。
  • ・当院以外でも予防接種をおこなう場合は、ワクチンの接種間隔にご注意ください。
接種後
  • ・接種後15~30分間は体調変化の経過観察をしてください。
  • ・次回のワクチン接種予定がある方は、接種計画(ワクチンの種類・スケジュール)を確認してからご帰宅ください。
  • ・接種当日の激しい運動は避けてください。
  • ・シャワーや入浴は可能ですが、長風呂は避けてください。
  • ・1週間以内に接種部位が赤くなったり痛みが出たりなど、何らかの副反応が生じる場合がありますが、ほとんどの場合は数日以内に自然に軽快します。 日常生活に支障をきたすような症状がある場合、気になる症状がある場合は、当院までお問い合わせください。

注意事項 ※必ず事前にご確認ください。

  • ●初回は必ずワクチン仮申込フォームでの事前お申し込みが必要です。 下記「ワクチン仮申込フォーム」をご入力ください。
  • ●原則、事前のワクチン確保が必要なため、完全予約制です。 当日の接種をご希望の場合は事前に当院へご連絡ください。 ※インフルエンザワクチンについてはご予約をお受けしておりません。
  • ●証明書は発行までに数日程度お時間をいただく場合もございますのでスケジュールに余裕をもってお問い合わせください。
  • ●無断キャンセルはキャンセル料を頂く場合がございますので、予約のご変更はお早めにお電話くださいませ。
  • ●黄熱病予防接種実施機関ではないため、黄熱病予防接種証明書(イエローカード)については対応しておりません。

問診票について

予防接種時には問診票の記入が必要です。 事前に下記より問診票をダウンロードし、ご記入の上お持ちいただくと当日スムーズにご案内可能です。 (当日の状況次第では、お待ち時間が発生する可能性がございます。) ※医師の判断により、予防接種を中止することがございます。 あらかじめご了承ください。


■参考