エリシスセンスは毛穴やニキビ跡、クレーターに効果がない？口コミやダウンタイム、値段について解説

エリシスセンスとは、韓国発祥の美容医療機器で、マイクロニードルと高周波エネルギー（RF）を組み合わせた最新の治療です。
「ポテンツァの次世代機器」とも呼ばれ、小じわ・たるみ・ニキビ跡・クレーター・毛穴の開きなど、さまざまな肌悩みにアプローチできると注目されています。
 
 

 
一方で、「効果がないのでは？」という声が一部で見られるのも事実です。
本記事では、そうした疑問に対して、エリシスセンスの仕組みや効果が感じられないとされる理由、ダウンタイムや痛みの程度などをわかりやすく解説します。
 
さらに、ポテンツァやダーマペンとの違い、施術の流れについても詳しくご紹介。
皮膚の自然治癒力を引き出し、ハリと弾力のある潤い肌を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。

エリシスセンス（マイクロニードルRF）とは

エリシスセンス（マイクロニードルRF）は、韓国で開発された最新の美容治療機器で、極細のマイクロニードル（超微細針）を皮膚の真皮層に挿入し、そこに高周波（RF）エネルギーを照射することで、コラーゲンの生成を促すマイクロニードルRF治療です。表皮へのダメージを最小限に抑えながら、肌の内側から再生を促します。
 
毛穴の開き、ニキビ跡、赤ら顔、傷痕、肌のトーンの乱れ、目の下の脂肪、上まぶたのたるみなど、さまざまな肌悩みに応じたカスタマイズ治療が可能で、小じわや肌の弾力アップといったエイジングケア効果も期待できます。
 
さらに、エリシスセンスには、肌再生を促す薬剤を効率よく導入できるドラッグデリバリー機能も搭載されており、より高い美容効果が期待できるのも特長です。
 

マイクロニードルRFとは

医療・美容業界や化粧品業界で注目されている「マイクロニードル」とは、肉眼では見えないほど極細の針で皮膚に微細な穴を開け、薬剤の浸透やエネルギー照射を行う技術です。
 
この極細の針であえて肌に小さな傷をつけることで、肌が自ら修復しようとする「創傷治癒力」が働き、コラーゲン生成が活性化されます。
 
マイクロニードルの先端から高周波（RF）エネルギーを照射することで、真皮層に熱刺激を与え、深層のタンパク質変性を促して肌の再構築をサポート。真皮層にのみ働きかけるため、表皮への負担が少なく、出血やダウンタイム（回復期間）も最小限に抑えられます。
 
また、照射の深さや出力を肌の状態に合わせて細かく調整できるため、従来の治療よりも痛みが少なく、一人ひとりの肌悩みに合わせた最適な治療が行えます。

エリシスセンスはこのような悩みの方におすすめ

エリシスセンスの効果

エリシスセンス（マイクロニードルRF）は、多様な肌悩みに対して以下のような効果が期待できます。

毛穴縮小（引き締め）・黒ずみ改善

皮膚の浅い表皮から真皮層にかけて高周波（RF）エネルギーを均一に届けることで、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。これにより、毛穴の開きが引き締まり、肌のキメが整います。さらに、角栓や皮脂詰まりによる黒ずみも改善され、透明感のある肌へ導きます。
 

赤ら顔改善

針先から直接高周波エネルギーを照射し、肌の浅い部分から深部までマイルドに熱刺激を与えます。これにより、赤ら顔の原因となる過剰な毛細血管の新生や炎症を抑制し、血流のバランスを整えます。結果として、赤みの軽減や肌のトーンアップが期待できます。
 

ニキビやニキビ跡（クレーター）の改善

マイクロニードルの微細な傷が肌の自然な修復力を活性化し、同時にRFエネルギーが真皮のコラーゲン生成を促進します。これにより、ニキビ跡の凹凸やクレーターの改善が期待でき、肌のなめらかさや弾力が回復します。また、皮脂分泌のバランスを整えることで、ニキビの再発防止にも寄与します。
 

小じわの改善

エリシスセンスにはドラッグデリバリー機能が備わっており、有効成分（ヒアルロン酸や成長因子など）を肌の深層部へ効率的に届けます。これにより、肌の保湿力や弾力が高まり、表皮の小じわや乾燥ジワの改善につながります。
 

その他のメリット

エリシスセンス（マイクロニードルRF）の特徴

真空サクション

真空サクションとは、ニードルを直接刺すのではなく、機器を肌にあてた際に肌を吸引して密着させながらニードルを挿入する仕組みです。これにより施術時のムラがなくなり、目元や首など肌が重なりやすいデリケートな部分もしっかり密着して治療がしやすくなります。
 

【アプローチの柔軟性】

まぶたや首元のように施術が難しい部位でも、肌に密着させることで細かい部分へのアプローチができます。
 

【スムーズな施術】

ニードル挿入後はバキューム（吸引）が自動で解除されるため、施術がスムーズに進みます。
 

ダブルショット機能

エリシスセンス独自の特許技術である「ダブルショット機能」は、1度のショットで異なる2つの皮膚層にRFエネルギーを同時に届けられます。これにより施術の効果を高めるとともに、施術時間の大幅な短縮も可能です。
 

【ダウンタイムの短縮】

ニードルで刺した部分に直接RFエネルギーを流すことで止血効果があり、赤みが出にくくダウンタイムが短いのが特徴です。さらに、表面麻酔クリームと併用することで痛みも軽減できます。
 

【痛みを軽減】

従来の治療機器は何度もニードルを刺す必要があり施術時間も長くなりがちですが、エリシスセンスは施術時間が短いため、痛みの継続時間も短くなります
 

金メッキニードルによるアレルギー反応防止

マイクロニードルには金メッキが施されており、施術後に起こる可能性のあるアレルギー反応を最小限に抑えられます。
 

ドラックデリバリーシステム

「ドラックデリバリーシステム」とは、ニードルが肌から抜ける瞬間に空気を押し出して、針の穴から薬剤を効率よく浸透させる技術です。
一度の施術で肌の隅々まで薬剤を行き渡らせることが可能です。
 
 

ドラッグデリバリーシステム可能薬剤

エリシスセンスの針の種類

エリシスセンスでは、治療目的やお肌の状態に合わせて複数種類の針（チップ）を使い分けることができます。主に、針の本数によって「25PIN」と「49PIN」に分かれており、それぞれアプローチできる皮膚の深さや効果、痛み・ダウンタイムに違いがあります。

25PIN：深い層へのアプローチ

25PINは真皮層をターゲットにしたチップです。
表皮層を避けて高周波を届けるため、肌表面への刺激が少なく、痛みや赤みが比較的少ないのが特長です。
 

49PIN：浅い層から深い層まで広範囲へアプローチ

49PINは表皮層と真皮層の両方にアプローチする高出力チップです。
高い治療効果が期待できる反面、痛みやダウンタイムがやや強めになる傾向があります。
 

 
使用するチップは、医師が患者様のお肌の状態や悩みに応じて選択します。
「まずはダウンタイムが少ない治療から始めたい」「より高い効果を求めたい」など、ご希望に応じた調整も可能で、「チップの切り替え」や「部位ごとの使い分け（例：頬は49PIN、額は25PINなど）」にも柔軟に対応できる点も、エリシスセンスの大きな特長です。
 
 

エリシスセンス・ポテンツァ・ダーマペンの違い

「エリシスセンス」「ポテンツァ」「ダーマペン」は、いずれも極細の針（マイクロニードル）を高速で皮膚に刺し、肌に微細な穴を開けることで、自然治癒力を高めたり、薬剤を肌の奥深くまで届けたりする治療方法です。基本的な目的は共通しており、針によって得られる皮膚再生効果と、薬剤の浸透を促す作用の両方を活かした美肌治療です。しかし、それぞれの機器には機能や施術の特徴、ダウンタイム、痛みなどに違いがあります。

ダーマペン

ダーマペンは、マイクロニードルの物理的な刺激によって肌の再生を促す、最もシンプルな治療法です。
ニキビ跡の改善や毛穴の縮小に効果があり、比較的安価に受けられる施術として人気があります。
ただし、高周波（RF）機能は搭載されておらず、出血や内出血が起こりやすいため、ダウンタイムは3日〜1週間程度と長めです。また、部位によっては施術中に強い痛みを感じることもあります。
 

ポテンツァ

ポテンツァは、ダーマペンと同様のマイクロニードルに加え、高周波（RF）エネルギーを組み合わせた治療機器です。
RFの熱エネルギーによりコラーゲン生成が促されるだけでなく、止血作用もあるため、赤みや内出血が軽減され、ダウンタイムは翌日から3日程度と比較的短くなっています。
ただし、1回の施術で同じ部位に何度も針を刺す必要があり、RFの熱が蓄積することで痛みが強くなる傾向があります。施術時間もやや長くなる点がデメリットです。
 

エリシスセンス

エリシスセンスは、ポテンツァと同じくマイクロニードルと高周波（RF）を組み合わせた治療法ですが、さらに進化した独自の特許技術を搭載しています。
たとえば、真空サクション機能により肌にしっかり密着させながら施術ができるため、目元や首などの凹凸がある部位にも均一な照射が可能です。
また、特許取得の「ダブルショット機能」により、1回のショットで異なる2層の皮膚に同時にエネルギーを届けられるため、ポテンツァの約半分のショット数で同等の効果が得られます。
その結果、施術時間の短縮、痛みの軽減、そしてダウンタイムの短縮にもつながっています。
さらに、針を刺した部分に直接RFを流すことで止血効果が得られ、赤みや炎症も最小限に抑えられます。
 
 

エリシスセンスが選ばれる理由

１．痛みやダウンタイムがほとんどない

エリシスセンスには、1度のショットで2回分の効果が得られる「ダブルショット機能」が搭載されています。この機能により、従来のニードル治療と比べてショット数や施術時間が約半分になり、痛みやダウンタイムがかなり軽減されます。RFエネルギーによる止血効果もあり、赤みや出血が出にくいのも特徴です。さらに、表面麻酔と併用することで、より快適に施術を受けることができます。
 

２．目元まで治療可能

肌を吸引しながら針を挿入する「真空サクション機能」により、従来のニードル治療では施術が難しかった目周りにも治療が可能になりました。特に、悩みが多いけれど施術が難しいとされてきたデリケートな目元にも対応できるため、目元の小じわやたるみ、くすみにも効果的です。
 

３．オーダーメイド治療

お肌の悩みに合わせて、治療のモード・針の種類・薬剤を組み合わせることができるため、個々のお悩みや部位ごとの症状に最適な施術が可能です。毛穴や小じわ、ニキビ跡など、それぞれに適した設定で治療が行えるため、より高い効果が期待できます。特に、薬剤を肌の奥まで届ける「ドラッグデリバリーシステム」により、薬剤の浸透力が高く、肌全体の再生力を高めることができます。
 
 

「エリシスセンスは効果がない」という口コミの真相は？

ネット上には「エリシスセンスは効果がない」という口コミも見られます。しかし、ネガティブな評価の多くは、実際には以下のようなケースに当てはまっていることがわかっています。

 
エリシスセンスは1回の施術でもハリ感のアップや毛穴の引き締まりなど、一定の効果を実感できることがありますが、肌の状態や悩みの深さによっては、複数回の施術が必要になるケースもあります。特に、ニキビ跡やクレーターなどの慢性的な肌トラブルに対しては、回数を重ねることで徐々に改善を目指す必要があります。
 
また、施術後の肌は一時的に敏感な状態になります。紫外線対策や十分な保湿を怠ると、かえって肌荒れや色素沈着を招き、満足のいく効果を感じられないこともあります。
 
つまり、「効果がない」と感じる背景には、施術回数やアフターケアが不十分であった可能性が高く、エリシスセンス自体の効果がないというよりは、施術の受け方やケアの仕方が影響していることが多いのです。
 
 

エリシスセンスの効果はいつから実感できる？術後の経過について

エリシスセンスは、1回の施術でも「ハリやツヤ感のアップ」「化粧ノリの改善」などの変化を実感する方が多く見られます。ここでは、術後の経過と日常生活における注意点を時系列でご紹介します。

【施術当日】ダウンタイムと注意点

施術当日は、患部にほてり・赤みが生じることがあります。
 
施術直後は、患部に軽いほてりや赤みが生じることがありますが、数時間〜半日程度で落ち着くケースがほとんどです。個人差はありますが、施術直後から肌のハリや透明感が出たと感じる方も多いです。
 

【術後3〜4日後】赤み・かゆみなどの軽い反応

施術後3〜4日目あたりで、一時的に皮むけ・赤み・かゆみ・ニキビが出ることがありますが、これは肌の再生過程でよく見られる反応です。基本的な生活（洗顔・シャワー・メイクなど）は問題なく行えます。
 
ただし、紫外線を浴びると色素沈着などのリスクがあるため、日焼け止めや保湿によるスキンケアを徹底しましょう。
 

【術後7日目以降】肌の状態が安定

1週間程度経過すると、赤みやかゆみなどの症状も自然とおさまり、肌のコンディションが安定してきます。治療部位の回復が進み、日常生活も普段通りに戻すことができます。
 
 

施術の詳細

エリシスセンスの施術を受ける際の流れ

施術後の注意事項・施術を受けられない方

施術後の注意事項

 
術後は保湿も非常に重要です。刺激の少ないスキンケア用品を用いて、肌をやさしくケアしましょう。
 

施術を受けられない方（禁忌事項）

 
不安な点がある方や、体質・持病に関する心配がある方は、カウンセリング時に必ず医師にご相談ください。
 
 

エリシスセンスに関するよくある質問