今シーズンのインフルエンザワクチンは打ったほうがいい? 新型コロナワクチンとの同時接種は?

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2022/09/21

今シーズンのインフルエンザワクチンは打ったほうがいい? 新型コロナワクチンとの同時接種は?

 
暑さが和らぎ朝晩は秋の気配が感じられるようになってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回のテーマは、「インフルエンザ」に関する内容をお伝えします。

 

昨シーズンのインフルエンザ流行状況について

・インフルエンザとは
インフルエンザとは、毎年流行するウイルスによる気道感染症の1つです。一般的な風邪と比べて症状が重くなりやすいことから、多くの方が感染予防に取り組んでいます。日本では、11月下旬から12月中旬頃よりインフルエンザの流行がはじまり、1~3月に流行のピークを迎えます。

 

・昨シーズンのインフルエンザ
日本だけではなく、他の国でもインフルエンザの感染が減少傾向でした。理由は新型コロナウイルスの流行により、感染症対策の徹底や生活様式に変化が起きたためだと考えられています。新型コロナウイルスの感染を防ぐため、ほとんどの方がマスクの着用をし、あらゆるシーンで手指消毒を行うようになりました。国内外の移動を控えたり、ソーシャルディスタンスを意識したりと、人と人との接触が少なくなったこともインフルエンザの流行を抑えた要因となったのでしょう。

 

参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou_00008.html/study/safety/fever/
(インフルエンザに関する報道発表資料 2020/2021シーズン 厚生労働省)

 
 

今シーズンのインフルエンザ流行予想

・オーストラリアと日本のインフルエンザ感染者数の関係について
今シーズンのインフルエンザ流行の予測をするうえで、南半球の状況は参考になります。
南半球のオーストラリアでは2020年および2021年は、わが国同様、インフルエンザ患者は極めて少数でした。

 

・今シーズンのオーストラリア
しかしながら、2022年は4月後半から報告数が増加し、例年を超えるレベルの患者数となっており、医療の逼迫が問題となっています。
今後、海外からの入国が緩和され人的交流が増加すれば、国内へウイルスも持ち込まれると考えられ、日本においても同様の流行が起こる可能性があります。

 

・打った方がいいの?
過去2年間の国内での流行がなかったために、社会全体のインフルエンザに対する集団免疫が低下していると考えられます。そのため、一旦感染がおこると、特に小児を中心に社会全体として大きな流行となるおそれがあります。このような状況から日本感染症学会はインフルエンザワクチン接種を推奨しております。

引用:https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/guidelines/teigen_ippan_220724.pdf/study/safety/fever/
(一般社団法人日本感染症学会 2022-2023年シーズンのインフルエンザ対策についてより抜粋)

 
 

新型コロナワクチンとインフルワクチンは一緒に打っても大丈夫?

新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種については、単独で接種した場合と比較して、有効性及び安全性が劣らないとの報告があること等を踏まえ、令和4年7月22日開催の審議会において議論された結果、実施が可能となりました。

 
引用:https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/uploads/6_18.pdf/study/safety/fever/
(新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種の有効性・安全性 第33回 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より抜粋)

 
 

まとめ

日常生活でのマスク着用・こまめな手洗い・うがいはもちろん大切ですが、
積極的なワクチン予防接種を行い、感染拡大や重症化を防ぎ健康的な生活を送りましょう。

 

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