最近、コロナウイルスによる自粛や自宅待機の影響で「体重が増えてしまった」「生活が乱れてしまった」という声をよく聞きます。自宅での仕事に変わり、おやつをついついつまんでしまう、ジュースをよく飲むようになったなど思い当たる節のある方も多いのではないでしょうか。

 そもそも、「生活習慣病」というのはどのような病気かイメージのつきにくい方もいるかと思います。昔は「成人病」と呼ばれていましたが、子どもや若い人でもかかること、食事や運動、喫煙、飲酒などの生活習慣の改善で予防できることから「生活習慣病」と名称を変更されました。この生活習慣病に含まれる疾患はたくさんありますが、一例として下記に記載します。すぐに身体症状が現れないものも多く、放置した結果、動脈硬化などから脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患、心筋梗塞などの心疾患に繋がるケースも多々あります。

<生活習慣病の一例>
・肥満          ・肺気腫
・高血圧         ・アルコール性肝炎
・高脂血症        ・歯周病
・糖尿病         ・虚血性心疾患
・痛風(高尿酸血症)   ・脳血管疾患
・肺がん                など

 生活習慣病を予防するためには、現在の生活習慣を見直し、乱れた生活リズムを整えることが一番重要です。具体的には、1日3食をしっかり食べる、夜遅い食事を避ける、間食を控える、甘いジュースや缶コーヒーを控える、野菜をしっかり食べる、休肝日を作りお酒を飲みすぎない、禁煙する、運動習慣をつける、等メリハリのある生活リズムにしていくことが大切です。

 また、毎年の健康診断で身体の状態を確認することが大切です。前年の結果と今回の結果を比べ、悪化している項目があれば、生活習慣の見直しが必要です。また、結果によっては、治療の必要な疾患になりかけていたり、既に治療の必要な状態である場合もあります。症状がなくても身体の状態はどんどん悪くなってしまいますので、早めに医療機関を受診しましょう。

 まだ今年の健康診断を受けていないという方は、ご自身の健康な生活のためにも、この機会にぜひ受診をご検討ください!

 また、当院では、生活改善の必要な方を対象に、40歳~74歳の方で当院と契約のある健康保険組合にご加入の方には「特定保健指導」、若年の方及びその他の健康保険組合の方には「若年保健指導」を実施しています。保健指導は、国家資格を持つ保健師が担当し、個人個人の生活リズムにあった生活習慣の改善を一緒に考えていきますので、ぜひご利用ください。

<特定保健指導>
対象:全国健康保険組合(協会けんぽ)、関東ITソフトウェア健康保険組合にご加入の方
*東京都総合組合保健施設振興協会(東振協)にご加入の方は健保への申込みが必要になります。
年齢:年度40歳~74歳の方
該当者:下記の必須条件及び追加条件①~③のいずれかに該当する方
必須条件:腹囲(おへその高さ)が男性85cm、女性90cmまたはBMI25以上
追加条件:
①血圧 130/85mmHg以上
②脂質 中性脂肪150mg/dl以上またはHDLコレステロール40mg/dl未満
③血糖 空腹時血糖値100mg/dl以上
費用:自己負担なし

<若年保健指導>
対象:生活習慣改善の必要のある方
年齢:制限なし
方法:来院または遠隔での面談
費用:自費となります
①来院→1回3000円
②遠隔→1回3300円(遠隔面談用のクロンというアプリの利用料が加算されます。)
*特定保健指導・若年保健指導についての詳細は「保健指導」をご覧ください。

この時期は美味しい食べ物も多く食欲の秋とも言われていますが、気温も下がり始め、運動にも取り組みやすい季節です。春から夏にかけて乱れた生活を見直し、生活習慣の改善に取り組む機会としてみてはいかがでしょうか。

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