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2022/07/07

食中毒ついて

今回のMYメディカルクリニックブログは、渋谷院にて主に内視鏡担当をしております医師の栢木が担当いたします。

猛暑のなか、皆様の体調はおかわりございませんか? 今回は、食中毒ついてお話したいと思います。

 

【食中毒とは】

そもそも食中毒とは、原因となる細菌やウイルス、有害な物質がついた食べ物を食べる事によって、下痢や腹痛、発熱、吐き気などの症状が出る病気のことです。

毎年1~2万人の罹患数がいるとされていますが、年間を通して発生しております。

季節的な特徴は、

・梅雨時期(5~6月)と夏(7~9月):湿度や気温が高いため、細菌が増えやすく、細菌性の食中毒が多い

・冬(12~3月):ノロウイルスなどのウイルス性の食中毒が多い

・春や秋:他の時期に比べて、自然毒による食中毒が多い

となっており、初夏の今は、細菌性食中毒が多くなっています。

 

【症状】

持続する激しい腹痛、悪心、嘔吐、発熱、下痢等が多く見られます。
寄生虫による食中毒の場合は、蕁麻疹などのアレルギー反応は起こることもあります。

 

【予防】

下記「食中毒予防の3原則」をご紹介いたします。
①つけない
 →調理器具や手を清潔にし、食品へ細菌の二次汚染を防止しましょう
②増やさない
 →細菌の多くは30~40 ℃で活発に増殖するため食品を保存する温度を徹底し、細菌の増殖を防止しましょう
③やっつける
 →ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅するため、しっかり加熱して細菌をやっつけましょう

 

【食中毒になってしまった場合】

食中毒にならないためにはしっかりとした予防が肝心です。しかし、それでも食中毒になってしまった場合の対処法と注意点をご紹介します。

 

①水分を摂取する・お腹に優しい物を食べる。
②横向きで寝て休む。
③下痢止めは飲まない。
④嘔吐物・便を適切に処理する。

 

~アニサキス症とは~

食中毒の原因は様々ですが、近年は、その中でも、アニサキスという寄生虫が原因として増えてきている感じがしていますので、下記に詳しく記載させて頂きます。

 

アニサキス症とは、アニサキス亜科に属する幼虫により腹痛などを発症する幼虫移行症のことを言います。

発症のほとんどが生魚摂取によるものだと言われており、アニサキス幼虫の寄生した魚介類を生食した場合に、幼虫がヒト消化器壁に刺入し発症します。

日本では、昔からお刺身などの生魚摂取を食習慣としているため、アニサキス症の発生頻度は決して低くはなく、当院でもアニサキスによる腹痛で来院される方も多くいる印象を受けます。

 

・治療法

内視鏡検査にて胃粘膜に刺入している幼虫を確認し、生検鉗子(内視鏡用のピンセットのようなもの)でつまみ、除去します。(写真参照)

 

 

多くの場合は、幼虫の除去で症状が治まりますが、まれに絶食で入院経過観察をしたり、手術を行うこともあります。

沢山記載して参りましたが、当院でも内視鏡検査や寄生虫除去をすることができますので、少しでも不安な方はぜひお越しください。

 

最後に医療従事者として今後も皆様の健康とご多幸を祈願して文を締めます。

 

MYメディカルクリニック渋谷
医師  栢木 真太郎

 

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