マンモグラフィについて
- クリニックブログ
マンモグラフィについて
皆さんは乳がん健診を受けたことはありますか?「健診にいかなきゃ」と思いつつも「痛そう」「こわい」という思いから、先延ばしにしているひとも多いのではないでしょうか。今回はマンモグラフィの乳がん健診についてお話しさせていただきたいと思います。
◆マンモグラフィについて
マンモグラフィは乳房のX線撮影のことです。 乳腺の全体像を広い範囲でとらえやすく、乳癌の初期症状である微細な石灰化や小さなしこりを画像として捉えることが出来ます。マンモグラフィでは、特にこの石灰化を見つけることに有用な検査です。また、乳がん死亡率減少効果が証明されている唯一の検査であり、健診やスクリーニング、原発巣精査の最初の段階で行なう検査とされています。
◆マンモグラフィ検査
撮影は乳腺を引き出して薄く伸ばし、圧迫板で固定していきます。圧迫をすることで濃度を均一にし、乳腺に隠れた病変部がはっきり写るようになります。また撮影時の放射線量が少なくなり、厚さを1センチ薄くすることで被ばく線量を約半分にすることが可能です。人によっては痛みを感じることがあるかもしれませんが、よりよい検査のために必要なことなのでご理解をお願いします。検査に不安があれば遠慮なく担当のスタッフにご相談ください。
○受診の際の注意点
以下の項目にあてはまる方はスタッフにお声がけください。
- ・妊娠中、または妊娠の可能性のある方
- ・ペースメーカーや埋め込み型除細動器、VPシャント、CVポートなど撮影時の圧迫により、破損の恐れがある医療器具を装着している方
- ・インスリンポンプや持続血糖測定器を装着している方
- ・豊胸手術、乳房再健術をされた方
- ・また開胸手術などの1年以内に胸部付近の手術をされた方
◆乳がん健診を受けましょう
当院では女性技師が撮影を行いますので、検査に対して不安や疑問等あれば小さなことでも遠慮なくご相談ください。安心して検査を受けていただけるように努めてまいります。以下にあてはまるかたは乳がん健診の受診をおすすめします。
- ・今まで乳がん健診を受けたことのない方
- ・マンモグラフィ検査を最後に受けたのが2年以上前の方
- ・乳がんの家族歴がある方(母、姉妹)
- ・30歳以上で出産歴、授乳歴のない方
- ・初経が早く(11歳以下)、閉経が遅い方(55歳以上)
当院の婦人科はこちら