カンジダ症になりやすいのはなぜ?治療や再発防止の食品についてご紹介

  • クリニックブログ
2024/03/22

カンジダ症になりやすいのはなぜ?治療や再発防止の食品についてご紹介

人の体には常に細菌が存在することをご存知でしょうか。普段は何もしない無害な菌がほとんどですが、ストレスなどの免疫の低下で体に悪い影響を与えてしまうこともあります。
 
今回はカンジダ症についてご紹介します。カンジダ症の治療法やカンジダ菌を増やさないための食べ物についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

カンジダ症とは

まずカンジダ症とはどのような症状なのかについて、ご紹介します。

人体に備わっている細菌によって起こる感染症

人間の体内にはさまざまな細菌が存在しており、常在菌と呼ばれます。カンジダ菌はこの常在菌の一種で、主に口の中、腸や膣などに存在し、健康な体内では免疫細胞を活性化させたり、他の菌の栄養素になったりする役割を持っています。
 
カンジダ症は、通常であれば問題ない常在菌であるこのカンジダがなんらかの原因によって、大量に繁殖・増殖してしまい、かゆみや発熱などを起こしてしまう感染症のことです。
 

風邪やストレスなどさまざまな原因で発症する

カンジダ症を起こしてしまうのは、主に風邪やストレス、ホルモンバランスの乱れによる体調不良です。またカンジダ症を発症していた方との性行為などにより、うつってしまう可能性があります。下着の締め付けがきつく、陰部が蒸れていたり、糖尿病などの病気にかかっていたりすることにより、症状が引き起こされることもあるようです。

 

白いおりものや発疹、かゆみなどが出る

カンジダ症の主な症状は、白いおりものや発疹、強いかゆみなどです。おりものは量が通常よりも増えてぽろぽろと崩れてしまうことがあり、外陰部や陰茎などに発症すると、白いおりものや発疹が出てひどいかゆみをもたらしたり、用を足した際にしみて痛みが出たりすることがあります。
 
また口の中でカンジダ症が発症することもあり、口の中や舌に白い斑点のようなものが出たり、味覚に異常が出たりします。

 

お風呂などでは感染しない

カンジダ症は基本的にお風呂などで他人へうつることはありません。ただし、タオルを共用で使用するとカンジダ菌がうつる恐れがあるため、治療中は家族が使用するものと自分が使用するものは別にしておきましょう。
 
またシャワーなどで患部へ刺激を与えてしまうと悪化してしまう恐れがあるため、注意してください。カンジダ菌は湿度の高い場所を好むため、患部はしっかりと乾かし、蒸れた状態は避けることが大切です。

 
 

カンジダ症の治療は

カンジダ症になってしまった場合、どのような治療がされるのかをご紹介します。

抗真菌薬の軟膏や内服薬が処方される

カンジダ症の治療は主に、抗真菌薬の軟膏または内服薬による薬物治療です。女性が膣にカンジダ症が出ている場合は、カンジダ菌用の膣剤などが処方されることがあります。ただし、妊娠中や授乳中の方には内服薬が使用できないことがあるため、医師とよく相談してください。薬を使用することで、カンジダ症は数日ほどで症状が良くなってくるといわれています。

 

放置すると全身に広がったり完治が難しくなる

体調などが戻って免疫力が付いてくると、白血球などにより増えすぎたカンジダ菌は抑えられて自然治癒することがあります。しかし、痛みやかゆみなど症状が重い場合は放置していると、患部だけでなく全身にカンジダ菌が広がってしまい、完治が難しくなってしまいます。
 
症状が軽くてもカンジダ症が疑われる際は、医療機関で適切な薬の処方をもらうことが大切です。

 

治療中の注意点とは?

カンジダ症の治療中は、主に以下の4つに注意しましょう。
 

  • ● 入浴中、患部を洗いすぎない
  • ● かゆくてもかかない
  • ● ナプキンやおりものシートはこまめに交換
  • ● 清潔な通気性の良い下着を着用し、締め付けなどが強くないものを選ぶ

 
先述した通り、入浴の際にシャワーなどで過度に患部に刺激を与えるのは逆に悪化させてしまうことがあります。同様にボディーソープなどで患部を洗いすぎると自浄作用が落ちるとされているため、避けておくのがおすすめです。
 
カンジダ症はひどいかゆみをもたらすため、知らずに掻きむしっているということもあります。掻きむしったところから別の細菌が侵入してしまう恐れもあり完治するのが遅れるため、なるべく薬などを使用してかかないようにしましょう。
 
女性の場合は特に生理中は患部が蒸れやすくなり、カンジダ菌が繁殖しやすい環境です。下着は締め付けの強すぎない清潔で通気性の良いものにし、ナプキンやおりものシートをこまめに交換し、蒸れにくい状態を保つようにしてください。


 

 当院の婦人科についてはこちら

詳しくはこちら

 

カンジダ症を防ぐ食べ物は

日々の食事を少し見直すだけで再びカンジダ症になるのを防いだり、上手にコントロールすることができたりする可能性があります。カンジダ症と上手に付き合うための食材は、どのようなものがあるのかをご紹介します。

カンジダ症の予防は乳酸菌を摂ること

カンジダ症がよく発症する場所は膣などのデリケートゾーンであることが多く、腸などの消化器官に住むカンジダ菌が由来とされています。したがって、腸内環境を整えることでカンジダ菌の繁殖を抑え、カンジダ症の発症を予防することが可能です。
 
腸内環境を整えるためには、乳酸菌を摂取することがおすすめです。乳酸菌を多く含む食品は、ヨーグルトや豆腐、納豆やキムチなど発酵食品で、毎日摂ることで腸内環境を整えてくれます。
 

何度も再発する場合は糖質を減らす

カンジダ症は再発のしやすい病気ではありますが頻度が多い場合、原因にはカンジダ菌の栄養源である糖質を摂りすぎている恐れがあります。ジュースやお菓子、果物などは控えてカンジダ菌が活発になるのを防ぐことが大切です。
 
また体調やホルモンバランスを崩さないためにも生活習慣を見直し、適度な運動を行うこともカンジダ症の予防に効果的です。


 
 

まとめ

ここまでカンジダ症について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。人間は複数の菌を常に体内外に持っていますが、カンジダもそのうちの1種類です。平時は何もなくても、ストレスやホルモンバランスの乱れで悪い影響を与えることもあります。
 
カンジダは再発のしやすい症状のため、普段から乳酸菌を摂るように意識をして菌をコントロールするようにしましょう。おりものやかゆみなど、違和感を感じたら早期にご相談ください。


 

 カンジダ症について詳しくはこちら

詳しくはこちら

 

MYメディカルクリニック渋谷 笹倉 渉医師

監修:MYメディカルクリニック渋谷 非常勤医

笹倉 渉 Dr. Sasakura Wataru

資格

略歴

  • 藤田保健衛生大学医学部 卒業
  • 公立昭和病院
  • 東京慈恵会医科大学附属病院麻酔科 助教
  • 北部地区医師会病院麻酔科 科長
  • 2016年 MYメディカルクリニック 医師
一覧に戻る