マラリア感染者は世界で毎年約2億人超!マラリアの感染対策や治療を解説

  • クリニックブログ
2023/12/18

マラリア感染者は世界で毎年約2億人超!マラリアの感染対策や治療を解説

「マラリアは日本でも発症することはある?」
「渡航する予定でもし発症したらどうなるのか不安」
「命を落とすような合併症を引き起こすことはある?」
このような不安や疑問はありませんか?
 
2021年の1年間で、2億人超の感染報告があるほど、まだまだ世界で見られる感染症です。
報告された2億人超のうち、約62万人の方が亡くなったことが報告されており、渡航の際は感染しないように気を付けなくてはなりません。
 
本記事では、海外へ渡航する方に向けて、病気の特徴や流行地域、感染対策、万が一感染してしまった場合の治療法、合併症などについて解説します。

問診中の男性医師
 
 

マラリアとは

マラリア原虫を持った蚊(ハマダラカ)が、人を刺すことにより感染する世界3大感染症の一つで、中南米の熱帯雨林で流行が確認されています。
またマラリアは5種類に分かれ、24時間以内に治療を行わなければ重症化し死に至ることもある感染症です。

世界3大感染症の一つ

マラリアは、エイズや結核に並ぶ世界3大感染症の一つとされています。
2021年の1年間には世界累計約2億4700万人が感染しました。
またマラリアに伝染した患者の推計61万9000人が死亡したと報告されています。

 

マラリアの感染経路

マラリアの感染経路は、マラリア原虫を持った蚊(ハマダラカ種)に人が刺されることで感染します。とくに、ハマダラカの雌からの感染が多いとされる点が特徴の一つで、人から人への感染はありません。
 
感染媒体の蚊というと1種類と思われがちですが、実はハマダラカ種には400種類もあり、うちマラリアを人へ伝染させる蚊(ハマダラカ)は30種類ほどと言われていますが、
現在の日本に、マラリアを媒介する蚊は存在せず感染報告があるのは輸入感染によるものになります。

 

マラリアは5つに分類される

マラリアは、以下の5つの種類に分類されます。
 

  • ● 三日熱マラリア
  • ● 熱帯熱マラリア
  • ● 四日熱マラリア
  • ● 二日熱マラリア
  • ● 卵型マラリア

 
この中でとくに、重症化しやすいのが熱帯熱マラリアです。
発症後、24時間以内の治療が最も重要とされています。
致死率にいたっては、発熱から10日を過ぎると100%ほどになり、非常に恐ろしい感染症であることが分かります。
 

世界でみるマラリアの流行地域

流行している地域には以下が該当します。
 

  • ● サハラ以南アフリカ
  • ● 東南・南アジア
  • ● 中南米
  • ● パプアニューギニア
  • ● ソロモン諸島など

 
亜熱帯や熱帯地域での感染が流行しているため、渡航する予定の方は万全の準備をする必要があります。
ただ、上記はあくまで感染数が多い地域です。
全世界で考えると100カ国以上で感染するリスクがあります。

 
 

マラリアの潜伏期間と症状

マラリアに伝染してから発症までの期間は、種類によって異なり、長いものでは40日間ほどとなります。
症状は風邪症状に似ているため、専門医でない限り初期症状ではマラリアと診断することは難しいこともあります。
マラリアの診断に必要なのは、3大症状の所見に加え血液検査やPCR検査などです。

マラリアの種類で潜伏期間が異なる

        

マラリアの種類 潜伏期間
熱帯熱マラリア 7日から30日
三日熱マラリア 8日から30日 ※平均2週間
四日熱マラリア 28日から37日 ※平均1ヵ月
卵形マラリア 11日から16日 ※平均2週間
二日熱マラリア 9日から12日

 
マラリアは5種類に分類され、更にそれぞれ潜伏期間が違います。
上記の表に、マラリアに伝染してから発症するまでの数をまとめました。
 
マラリアは風邪のように、潜伏期間は短くありません。
そのため、海外で蚊に刺されたことを忘れたころに発症するケースもあります。
 

マラリアの3大症状

マラリアには同じような症状が現れるのも特徴で、三大症状や三大主徴とも言われています。
 

  • ● 熱発作
  • ● 貧血
  • ● 脾腫

 
またマラリアに感染した多くの場合は、悪寒→灼熱期→無熱期といった経過をたどることが多いとされています。
 

マラリアの症状

それぞれのマラリアのタイプごとの潜伏期間を経た後、頭痛や発熱、悪寒と震えを発症します。
通常のかぜのような症状が現れるため、気付かない方もいるでしょう。
 
発熱の症状は、汗をかくとともに下がっていくのが特徴です。
この発熱発作には、三日熱と卵形は48時間、四日熱は72時間といった周期性があるのが特徴です。
なお、熱帯熱の場合はこの限りではありません。周期性がなく高熱が持続します。
 
また、人によっては平熱になっても座れないほどの強い倦怠感が続くケースもあります。
 
治療が遅れ進行すると、意識障害や多臓器不全を起こし、命を落とすこともあります。
命を守るためには、予防と速やかな治療を受けることに徹しなければなりません。
 
 

危険なマラリアの合併症

危険なマラリアの合併症には以下のようなものがあります。
 

  • ●脳症
  • ●腎不全
  • ●肺水腫/ARDS
  • ●DIC様出血傾向
  • ●重症貧血
  • ●代謝性アシドーシス
  • ●低血糖
  • ●黒水熱

 
それぞれ、特徴や症状、原因やメカニズム、治療法について解説します。
 

脳症

脳症とは、脳に何らかの原因で炎症を起こした状態のことです。
脳症の種類にはさまざまなものがあり、ウイルスや細菌、真菌、原虫や寄生虫があります。
 
マラリアによる脳症は、原虫による脳症です。
 
早期発見のためには、精神の変化や発熱、麻痺、けいれんがあった場合に速やかに受診することが大切です。
マラリアに対しての免疫がない方、乳児や妊婦の方が発症しやすい傾向です。
 

症状

マラリアによる脳症は、熱帯熱マラリアの合併症の一つです。
 
非常に危険な病気の一つであり、命を落とす危険性があります。
症状には、高熱や頭痛、眠気、せん妄や錯乱、けいれん発作があります。
進行すると昏睡状態に入ります。
 

原因・メカニズム

これまでマラリアによる脳症の発症は「血液脳関門」の破綻が主な原因とされていました。
一方、⾎液脳脊髄液関⾨と脳マラリアの関係性は解明されていないままでした。
 
しかし、群馬大学が報告した最近の研究により「血液脳脊髄液関門」の破綻も関係していることが分かったのです。
 
群馬大学によると、特殊な青色色素を静脈内に注入し、後頭部に位置する大槽を露出させ、画像解析を組み合わせて透過性を評価する方法でメカニズムが判明しました。
この方法を用いてマウス実験を行った結果、マラリア脳症を発症したマウスの約70~80%で、青色色素が脳脊髄液に流出し、血液脳脊髄液関門が破綻していることが確認されました。
一方、脳症を引き起こさなかったマウスではこの現象は見られず、血液脳脊髄液関門の破綻がマラリア脳症に関与していることが分かったのです。
 
さらに、この研究によりキラーT細胞が血液脳脊髄液関門の破綻に関与していることが分かりました。
キラーT細胞を実験的にマウスから除去すると、マラリア脳症の発症を防げたのです。
 

治療法

重症マラリアには、注射などにより直接静脈へ薬剤を入れる治療が行われます。
内服薬による治療法が適用できるまで、アルテスナートによる治療法が推奨されています。
 

腎不全

腎臓の働きが、正常の30%以下まで落ちている状態を腎不全と呼びます。
 
何かしらの病気により「糸球体」の網目が詰まり、血液をろ過できず腎機能が落ちた状態です。
一度慢性腎不全になると、腎機能を元に戻すことはできません。
 

症状

症状は急性と慢性でそれぞれ異なる症状を引き起こします。
共通して見られる症状は以下のとおりです。
 

  • ●尿の異常
  • ●むくみ
  • ●血圧の上昇
  • ●貧血
  • ●骨がもろくなる
  • ●血液中の毒素の蓄積

 
尿の量が増加または減少し、尿の色が異常になることがあります。
急性腎不全では尿量の急激な変化が見られ、慢性腎不全では尿量が徐々に減少します。
 
また、尿の排泄が難しくなるため、体内に水分がたまってむくみが生じます。
 
腎臓の機能低下により、水分とナトリウムの調整ができなくなります。
それにより、血圧が上昇して心臓に負担がかかります。
 
腎臓は造血ホルモンやビタミンDの調節を行います。
そのため、機能低下により貧血になったり、骨密度が低下して骨折しやすくなることがあります。
 
機能が低下すると腎臓が毒素を排泄できなくなります。
それにより、血液中にクレアチニンなどの老廃物が蓄積し、体調不良を引き起こす恐れがあります。
 

原因・メカニズム

マラリア感染症の合併症として引き起こされます。
詳しいことはまだはっきりと分かっていません。
 

治療法

腎不全になると、腎移植や血液透析、腹膜透析といった治療法がとられます。
腎移植しない限り、腎機能は基本的に回復しないため、一生涯透析治療を必要とします。
 

肺水腫/ARDS

ARDSとは、急性呼吸窮迫症候群のことです。
進行すると肺水腫を引き起こします。
 
肺水腫とは、肺を巡っている血管の液体が血管外に染み出している状態です。
ARDSは重度の呼吸器不全を起こしている状態であるため、心臓や脳といったあらゆる臓器の不全を起こす可能性があります。
 

症状

最初に見られる症状は息切れです。
進行すると肺水腫を引き起こし、聴診器で聞くと水泡音や喘鳴が聞こえるようになります。
また、呼吸器不全を起こしているため、血液中の酸素が不足しチアノーゼが見られます。
 
また、肌が白い方は、まだらな色になったり、さらに白っぽくなったりする場合があります。
臓器不全を起こすと、頻脈や不整脈、錯乱、眠気などが発現する場合もあります。
 

原因・メカニズム

マラリア感染症の合併症として引き起こされます。
詳しいことはまだはっきりと分かっていません。
 

治療法

優先的にされるのは、マラリアの治療です。
加えて、人工呼吸管理、薬物療法、全身管理といった組み合わせで全体的な治療を行っていきます。
 

DIC(播種性血管内凝固症候群)

播種性血管内凝固症候群とも呼ばれている病気です。
小さな血栓が全身の血管に散在し、血管を詰まらせる恐ろしい病気です。
もともと、がんや白血病、細菌感染症にかかっている方が発症しやすい病気ですが、マラリアの合併症として見られることもあります。
 

症状

症状は発症のタイプによって異なりますが、一般的に重度の出血や血栓症を引き起こします。
また、場合によっては臓器症状も見られることがあります
 
「線溶抑制型 DIC」では、敗血症などで虚血性臓器症状が見受けられ、多臓器不全に進行することがあります。
さらに、血栓症状が進行するほど出血しやすくなるため、出血症状が顕著です。
 

原因・メカニズム

マラリア感染症の合併症として引き起こされることがあります。
 

治療法

基本的に治療は引き起こしている疾患であるマラリアの治療を行います。
原因疾患を改善させることで、DIC様出血傾向も改善が期待できるでしょう。
 

重症貧血

貧血とは、血液中の赤血球数やヘモグロビン量が減少し、酸素の供給が不足している状態です。
主な症状としては、全身の倦怠感や息切れが挙げられます。
 
ヘモグロビン濃度が男性で13.0g/dl、女性で12.0g/dl以下になると診断され、酸素不足により体全体の組織に十分な酸素が届かず、疲れやすさや呼吸困難を引き起こすことがあります。
なお、重症貧血は、この貧血の度合いが強く、命にも関わる状態です。
 
出血性のさまざまな疾患の合併症として発症するケースもありますが、心不全の人に合併症として発症するケースもあります。
 

症状

貧血の症状は重症度や進行の速さによって異なります。
軽度の貧血では、疲労感、脱力感、顔色が青白いといった症状が現れます。
 
重度の場合は、めまい、頭痛、動悸、息切れが現れ、安静時にも症状が感じられるケースがあります。
さらに、重度の場合は気が遠くなる感覚やのどの渇き、発汗などが見られることもあります。
また、貧血が急激に進行した場合や、特定の疾患がある場合には、下ももの筋けいれんや胸の痛みの発症も報告されます。
 

原因・メカニズム

原因は大きく分けて3種類あります。
 

  • ●出血
  • ●赤血球が通常よりも作られていない
  • ●赤血球の過剰な破壊

 
これらによって重症貧血を引き起こしてしまいます。
 

治療法

治療法は原因疾患の治療ですが、重度の場合は輸血を行います。
溶血によるものであれば、免疫系の働きを抑制する薬を使用することもあります。
 

代謝性アシドーシス

代謝性アシドーシスは、体内の酸塩基平衡が酸性に傾いている状態です。
血液のpHが7.35未満、重炭酸イオン(HCO3-)が正常値(22~28mEq/L)より低くなるのが特徴です。
 
原因には、酸の増加やHCO3-の喪失、腎臓の酸排泄の低下が挙げられます。
症状は、だるさや力の低下、吐き気、意識障害などが見られることがあります。
代謝性アシドーシス特有の症状があるわけではないため、気付かない方もいるでしょう。
代謝性アシドーシスは急性または慢性があるのも特徴です。
 

症状

代謝性アシドーシスの症状は重症度によって異なります。
軽度の場合は症状がないこともありますが、重度の場合は以下の症状が見られることがあります。
 

  • ●呼吸困難
  • ●倦怠感
  • ●吐き気や嘔吐
  • ●頭痛
  • ●意識障害

 
呼吸困難では、呼吸が速く浅くなり、息切れを感じます。
 
倦怠感は、全身の疲労感や無力感が現れるのが特徴です。
 
消化器症状として現れることがあり、そのような場合は吐き気や嘔吐が見られます。
 
酸性度の上昇によって脳に影響を与え、頭痛がすることもあります。
 
重症の場合、意識レベルの低下や昏睡状態に至ることがあり、生命を脅かします。
 

原因・メカニズム

先述したように酸の増加やHCO3-の喪失、腎臓の酸排泄の低下が主な原因とされています。
 

治療法

治療法は基本的に原因疾患の治療です。
マラリア感染症の治療をすることで改善される可能性があります。
また、脱水や電解質異常が見られる場合、水分と電解質を補う治療を行います。
 

低血糖

低血糖とは、血糖値が過度に低下した状態です。
特に糖尿病治療中の方に多く見られ、危険な状態です。
正常な血糖値は約70~110mg/dLですが、低血糖では血糖値が70mg/dL以下になります。
 
血糖値が50mg/dL未満になると、中枢神経がエネルギー不足になり、特有の症状が現れます。
 

症状

低血糖の症状は軽度から重度まであります。
軽度の場合、発汗、神経質、ふるえ、動悸、空腹感が現れます。
 
血糖値が約60mg/dL(3.3mmol/L)以下で症状が発現し、時には血糖値がこれより高い場合でも、急激な低下により症状が現れることもあります。
 
重度の低血糖の症状は、脳へのブドウ糖供給不足による、めまい、疲労感、筋力低下、頭痛、集中力の欠如、錯乱、かすみ目、けいれん発作、昏睡などです。
特に、長時間にわたって重度の低血糖を引き起こすと脳にダメージを与える可能性があり、放置するのは危険です。
 

原因・メカニズム

低血糖の原因にはいくつか考えられ、炭水化物が不足していることや空腹時の運動、飲酒などが原因とされています。
日常的に予防できることが多いので、低血糖の疑いがある方の場合は、生活習慣の見直しが必要です。
 

治療法

治療法は、砂糖の経口投与またはブドウ糖の静脈内投与が選択されます。
なお、マラリアが原因の場合は原因疾患の治療を行う必要があります。
 

黒水熱

1884年に報告された急性血管内溶血、発熱、黒~赤色尿を特徴とする病気です。
1950年以降、クロロキンの普及で黒水熱の報告は減少しました。
しかし、1990年代以降、キニーネやアリルアミノアルコール系薬剤の使用増加に伴い、再び報告が増えている傾向にあります。
なお、マラリア感染症によって発症する確率は低いと考えられています。
 

症状

急速な溶血性貧血の進行や尿が黒色といった症状が見受けられます。
 

原因・メカニズム

マラリア感染症の合併症として引き起こされます。
マラリアとの関係性については詳しいことは分かっていません。
 
しかし、可能性としてG6PD欠損症、抗マラリア薬(キニーネなど)が関係していると考えられています。
発症メカニズムとしては、多数の赤血球が破裂してヘモグロビンが血液中に放出されることで発症します。
 

治療法

治療法は、基本的に濃厚赤血球輸血などの貧血に対する治療です。
マラリアの症状もあればそちらの治療も行います。

 
 

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マラリアの治療方法

マラリアに感染した場合は早急に治療を受けることが重要です。
ここではマラリアに感染した時の治療法について解説します。

非重症マラリアは内服治療が有効

発症から直ぐに、診断がついた非重症化マラリアの場合は
 

  • ● アトバコン・プログアニル合剤やメフロキン
  • ● アルテメテル・ルメファントリン合剤

 
での内服治療が行われます
 

重症化したマラリアは注射での治療が有効

マラリアの症状が重症化へ移行すると、
 

  • ● 意識障害
  • ● 経口摂取不良
  • ● 24時間に2回以上の痙攣
  • ● ショック など

 
さまざまな症状が出現し、手遅れになると死に至ることもあります。
一刻も早く治療が必要な場合にはキニーネ注射薬での治療が必要です。
 

三日熱マラリア・卵形マラリアは根治治療が必要

伝染から発症までの期間が、約9日から16日の三日熱マラリア・卵形マラリアには、プリマキンによる根治治療が必要となります。
 
三日熱マラリア・卵形マラリアは、潜伏期間を超えて数ヶ月以上経ってから再発するケースも考えられます。
初期の治療で治癒したと思わず、体調の変化に充分注意する必要があります。

 
 

マラリアの予防法

予防法は、基本的に蚊に刺されないような服装であることです。
また、マラリアからの感染を防ぐ薬の内服期間を説明します。

肌の露出の少ない服装

マラリア蚊のいる地域は、高温多湿です。
つい、涼しい格好をしがちですが肌の露出の少ない服装を選ぶことが大切です。
 
長袖や長ズボンに加え、頭や顔などを帽子やスカーフなどで保護することをおすすめします。また、虫よけスプレーも有効とされていますので、どうしても露出が避けられない場合は虫よけスプレーやローションを利用しましょう。

 

抗マラリア薬を内服する

マラリアには、下記の予防薬があり医師による処方が必要になります。
 

  • ●マラロン配合錠R
  • ● メファキン錠275R

 
前述した予防法とプラスして感染を防ぎましょう。
マラリア予防薬は、医師の処方が必要となり、医療保険適用外です。

 
 

まとめ

マラリアは、現在も中南米などで流行しており国内における輸入感染の報告もあります。
前もって感染を防ぐ薬があるため、予防ができる感染症です。
また伝染から発症までの期間がマラリアの種類によって違うため、発症したと疑われた場合は相談機関へ速やかに連絡し医療機関への受診が必須になります。


 

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MYメディカルクリニック渋谷 笹倉 渉医師

監修:MYメディカルクリニック渋谷 非常勤医

笹倉 渉 Dr. Sasakura Wataru

資格

略歴

  • 藤田保健衛生大学医学部 卒業
  • 公立昭和病院
  • 東京慈恵会医科大学附属病院麻酔科 助教
  • 北部地区医師会病院麻酔科 科長
  • 2016年 MYメディカルクリニック 医師
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