風疹ワクチン(Rubella)

風疹とは

風疹は、主に飛沫感染で感染する病気です。
主な症状として発疹、発熱、リンパ節腫脹などの症状があり、稀に血小板減少性紫斑病や脳炎を合併することがあります。

2015年に南北アメリカでは排除されたと言われ、日本でも排除が目指されている感染症です。近年、大規模流行の頻度は少なくなったものの、海外で感染して帰国後発症する「輸入例」の割合が増えています。2018年には、アフリカ及びアジアを中心に、全世界で約1万3千人の患者が報告されました。

妊娠初期の妊婦が感染した際には胎児に障害を引き起こすことがあると言われていますが、妊娠されている方への接種は基本的には行なえません。妊活など妊娠を考えられている方とそのご家族は妊娠までの接種を強くお勧めします。

風しんにかかった(検査で診断された)ことが明らかでない方、予防接種を2回接種していない方または接種歴が不明な方は、予防接種を受けることを推奨されています。



風疹の症状や特徴

風疹ウイルスに感染することによって引き起こされる感染症です。 潜伏期間は2~3週間で主な症状は発熱、リンパ節の腫れ、発疹などですが、まれに肺炎や脳炎になることがあります。発疹の出る前後約1週間は人に感染させる可能性があります。

感染力が非常に強く、症状の出ないまま他の人にうつす可能性があります。

風疹は、小児の場合、通常あまり重くない病気ですが、成人がかかると症状が重くなることがあり、関節炎・急性脳炎などの合併症を起こす可能性もあります。また、風疹に対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、先天性風疹症候群の子どもが生まれてくる可能性が高くなります。

流行している地域、流行するシーズン

主にアジア及びアフリカ諸国で、中でも、中国、インド、モンゴル、パキスタン、ナイジェリアなどからの報告数が多くなっています。


予約でスムーズ!
待ち時間が少なく接種可能!

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ワクチン予約フォームはこちら

フォーム送信後、当院担当よりメールでご連絡を差し上げます。



風疹ワクチンの説明



海外渡航者で免疫が不明、不十分の可能性が高い場合は2回(初回,4週間後)の接種をお勧めします。

1回目の接種で95%以上の人が風疹ウイルスに対する免疫を獲得することができるとされていますが、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫が付かなくても、多くの場合で免疫をつけることができると言われています。

麻疹との混合ワクチンであるMRワクチンもご検討ください。

風疹ワクチン:乾燥弱毒生風しんワクチン

製剤の特性

弱毒化された風疹ウイルスを培養し、精製したワクチン液を凍結乾燥させて作られています。

副反応

主な副反応は、1回目のワクチン接種後1週間前後で発熱、発疹です。2回目の接種では接種局所の反応が見られる場合がありますが、発熱、発疹の頻度は極めて低くなります。

稀な副反応として、脳炎・脳症が100万~150万人に1人以下の頻度で報告されていますが、ワクチンとの因果関係が明らかでない場合も含まれています。

その他の留意点

妊娠されている方への接種は基本的には行なえません。妊活など妊娠を考えられている方は妊娠までの接種を強くお勧めします。

海外に渡航する場合に既往歴や感染が確認できない方は接種をお勧めします。

日本を含む排除を目指す先進国では、発症した際に行動の制限や追跡が行われる場合もあります。



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ご予約から接種後の流れ

ご予約
  • ワクチン仮申込フォームを入力し送信してください。 24時間以内(土日・祝日を除く)に、当院からお電話もしくはメールでご連絡を差し上げ、ご予約確定となります。 ※英文証明書をご希望の場合、来院希望日時は申込日から5日後以降の日程をご選択ください。
  • ・事前に接種を希望されるワクチンの問診票を下記よりダウンロードしていただきご記入ください。
ご来院・接種
●お持ち物 問診票・母子手帳・接種証明書・ワクチン手帳(ある方)
  • ・37.5度以上の発熱があるなどの体調不良時には予防接種を受けることができません。
  • ・当院以外でも予防接種をおこなう場合は、ワクチンの接種間隔にご注意ください。
接種後
  • ・接種後15~30分間は体調変化の経過観察をしてください。
  • ・次回のワクチン接種予定がある方は、接種計画(ワクチンの種類・スケジュール)を確認してからご帰宅ください。
  • ・接種当日の激しい運動は避けてください。
  • ・シャワーや入浴は可能ですが、長風呂は避けてください。
  • ・1週間以内に接種部位が赤くなったり痛みが出たりなど、何らかの副反応が生じる場合がありますが、ほとんどの場合は数日以内に自然に軽快します。 日常生活に支障をきたすような症状がある場合、気になる症状がある場合は、当院までお問い合わせください。

注意事項 ※必ず事前にご確認ください。

  • ●初回は必ずワクチン仮申込フォームでの事前お申し込みが必要です。 下記「ワクチン仮申込フォーム」をご入力ください。
  • ●原則、事前のワクチン確保が必要なため、完全予約制です。 当日の接種をご希望の場合は事前に当院へご連絡ください。
  • ●英文証明書をご希望の場合、事前に当院での対応可否を確認しております。 ワクチン仮申込フォームより英文接種証明書をご希望いただき、別途事前にFAXにて記載箇所を明示の上ご送付ください。
  • ●証明書は発行までに数日程度お時間をいただく場合もございますのでスケジュールに余裕をもってお問い合わせください。
  • ●無断キャンセルはキャンセル料を頂く場合がございますので、予約のご変更はお早めにお電話くださいませ。
  • ●中学生以下の方の接種は、小児科医不在のためお断りしております。
  • ●高校生~未成年(20歳未満)の方の接種には保護者同席をお願いしております。

問診票について

予防接種時には問診票の記入が必要です。事前に下記より問診票をダウンロードし、ご記入の上お持ちいただくと当日スムーズにご案内可能です。 (当日の状況次第では、お待ち時間が発生する可能性がございます。) 未成年の方の予防接種には、保護者の方の同意が必要です。 保護者の方が予防接種時に付き添えない場合には、事前に問診票をダウンロードしていただき、保護者の方のサインをご記入の上ご持参くださいませ。 医師問診の際に、保護者の方にオンラインでお繋ぎいただくことによって未成年の方は予防接種可能となります。 ※医師の判断により、予防接種を中止することがございます。 あらかじめご了承ください。

各種証明書

証明書の種類と料金

証明書の種類 料金
当院書式【日本語】 3,300円(税込)
予診票コピー【日本語】
領収書【日本語】
当院書式【英語】 5,500円(税込)
当院以外の指定書式【英語※事前相談必須】 5,500円(税込)

「国際基準」のワクチン接種記録手帳

ワクチン接種記録手帳3,300円(税込)

当院で接種されたワクチンについては、WHO(国際保健機構)の手帳に記載いたします。 1冊あたり3,300円(税込)です。