カタール(Qatar)

 
カタール(Qatar)

カタールへの渡航に備えた予防接種

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項目 説明
地域概要 中東のアラビア半島の東岸中央部に位置している半島国で、国土は秋田県よりも少し狭いとされています。
首都はドーハで、国土の大部分は砂地です。古い建築物等の伝統と、先駆的な建築物等の現代とが融合しており、人気の観光地です。
医療情報 カタールでは低賃金での安い国からの看護師、医師の雇用が多く、医療水準にばらつきがあり全体的に低いとされています。そのため、重篤な場合は医療先進国での診療を検討してください。
一般的な疾患の場合、カタール国内で受診する際は、ホスピタリティが高く一定の医療水準が期待できる私立病院を選ぶことが無難でしょう。
気候 4月から10月は高温多湿な気候が続き、夏季には強い日差しで45℃を超えることもあり、砂嵐による砂埃が立ちます。特に3月から7月にかけ、荒々しい砂嵐が発生します。そのため、砂嵐の期間の外出は極力避け、外出時はマスクをして、うがいをしてください。コンタクトレンズも避けたほうがよいでしょう。
宗教 イスラム教
文化 国の法律はシャリーア(イスラム法)と一般法が併用されている。非常に厳格であり、豚肉類、アルコール類、卑猥な写真や映像を国内に持ち込むことが禁止されています。
また、露出の激しい服装は、男性女性ともに避けましょう。
気をつけたい感染症 MERS(中東呼吸器症候群)
推奨する予防接種 A型肝炎、B型肝炎、破傷風
入国の際に義務付けられている予防接種はありません。強い日射や激しい砂嵐が発生することがあるため、熱中症や呼吸器系疾患・眼科系疾患・皮膚科系疾患に注意し健康ア管理を行ってください。特に呼吸器疾患には注意が必要です。
渡航前に接種を推奨しているワクチンとして、A型肝炎・B型肝炎・破傷風があります。

気をつけたい病気

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病名 説明
A型肝炎 A型肝炎は加熱処理されていない食べ物や飲み物から感染する病気です。 A型肝炎ワクチンは日本では定期予防接種として実施されていませんが、特に途上国に1ヶ月以上滞在する人、中でも70歳以下の人に対して、事前のワクチン接種が厚労省によって推奨されています。
B型肝炎 B型肝炎は体液や血液を介して感染します。母体から新生児への感染と、性行為による感染の2つが主な原因となっています。事前のワクチン接種が厚労省によって推奨されています。
破傷風 破傷風菌は世界中の土壌の至る所に存在し、日本でも毎年患者が発生しています。破傷風は傷口から感染するので冒険旅行などで怪我をする可能性の高い人に対して、事前のワクチンを接種が厚労省によって推奨されています。
また、日本でも感染するおそれがあるため、渡航前にかぎらず接種を検討してください。