年明けからあっという間に1月も中旬となりました。
1月はインフルエンザ罹患のピーク時期ですので、皆様体調には十分気をつけてお過ごしください。

さて、1月20日~2月19日は、日本ナットウキナーゼ協会が「血栓予防月間」と定めています。
血栓というと、冬場に多い心筋梗塞、脳梗塞などと関連付けた記事が多いですが、

今回は少し違う角度から、当院で受診も多い「婦人科のピル処方と血栓」の関係についてお話をさせて頂ければと思います。

■ピルと血栓症
ピルというと緊急避妊薬のアフターピルや、月経移動用ピル、月経不順や月経痛などの療法として使用する低用量ピルなど、耳にしたことがあるかと思います。

その中でも低用量ピルを使用した際、実は副作用として血栓症があげられます。

■血栓症とは?
ではその血栓症とはなんなのか…?
なんとなくイメージ出来る方もいらっしゃるかと思いますが、
血管内に血栓がつくられ、血流が閉塞してしまう状態です。
下肢に血栓が出来てしまうとその血栓がそのまま血液中を肺の方へ移動してしまった場合、肺で血栓が詰まり症状の程度によっては死に至ります。

■血栓症の症状
下肢静脈血栓症
・ふくらはぎなどの下肢が痛む、むくむ
・足が痺れる、麻痺

肺動脈血栓症
・胸の痛み
・頭痛、めまい、失神など

その他、長時間同じ姿勢で体を動かせない、水分不足で脱水傾向の場合、
疲労やストレスが溜まっている状態の時は、より血栓症の危険性が高まってしまいます。

ピル服用中に、ふくらはぎの痛みや腫れ、頭痛や胸痛などが出てきた場合は、すぐに服用を中止してください。

■ピル服用に伴った定期的な採血検査を実施
副作用によって血栓症になるリスクは、1万人に1人発生する程度で大きな心配は必要ありませんが、
ピル服用の有無によって血栓症になるリスクも2~3倍上がると言われています。

そこで当院ではピルを服用する患者様には、一緒に定期的に採血検査を行っております。
Dダイマーという生成物は、血栓症発症の数日後に値がピークとなるので、値の上昇を指標とし、血栓症の兆候がないかを確認します。

また、採血検査の他に下肢静脈超音波の検査を行い、画像で実際に下肢静脈の状態を確認する方法もあります。

皆様、血栓についてなんとなくイメージがつきましたでしょうか・・・?
女性の悩みに多い月経不順や月経痛などを改善させるためにもピルの服用は必要な治療方法です。
安心して患者様が服用出来るよう、当院では環境を整備してお待ちしております。
ご不安や不明点などありましたらお気軽にお申し付けください。

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