日増しに秋の深まりを感じる今日この頃でございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
テレビや新聞では依然変わらず、新型コロナウイルス関連のニュースで持ちきりでございます。特に、新規感染者数や緊急事態宣言の延長などの話題が多いですが、最近では特にワクチン接種に関するトピックスが多い印象でございます。
当院では、PCR検査や抗原検査、抗体検査だけではなく、渋谷区民向けのワクチン接種や職域接種に取り組んでおります。
本日は今話題となっております3回目の接種に関するブログを書かせていただきました。

◆3回目の接種(ブースター接種)とは
最近よく耳にする、『ブースター接種』とは、一体どのようなものでしょうか。これは、現状日本で進められている計2回の接種に加え、免疫をさらに強化するために3回目の接種を行うことです。院内や職域接種で扱う米ファイザーや米モデルナなど、新型コロナワクチンの多くは2回の接種が基本ですが、感染力の強いインド型(デルタ型)をはじめとする変異ウイルスの流行でワクチンの効果が下がるとの懸念が出ており、一部の国では、すでに追加接種に動き始めております。3回目接種については、同じ種類のワクチンを3回打つ場合や変異ウイルスに対応して改良されたワクチンを打つ方法、メーカーの異なるワクチンを組み合わせる混合接種など、いくつかの方法が検討されており、これまで中国製のワクチンを接種してきたアジアなどでは医療関係者などが接種完了後に感染する事例が増えており、欧米製との混合接種が検討されている状況です。また、一方で2回目接種が十分に進んでいない等の問題もあり、3回目の接種は必要ではないとの指摘も出ております。
(日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCA172UZ0X10C21A7000000/

◆海外の例で見る3回目接種
イスラエルでは、すでに190万回以上のブースター接種を行っていて、現在、12歳以上がその対象となっております。また、レストランやバーに行くことを可能にするワクチンパスポートを許可しておりますが、それには有効期限が設定されており、さらに2回目のワクチン接種を受けてから5カ月後にブースター接種(追加接種)を受けることで、その有効期限は半年延長されるとしております。
(Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e40915d721b2a5c4efa0d1a6b0933b7cb2347c3

イギリスでは、免疫の機能が低下している人に対する3度目の新型コロナワクチン接種が始まることになりました。対象となるのは12歳以上の方で、白血病の治療や臓器移植を受けるなどした人、エイズ患者などが含まれ、およそ40万人から50万人とみられています。一方、より対象を広げることは検討中という現状です。

◆日本における3回目接種
現状、日本では『交差接種』、いわゆる1回目にファイザー製ワクチン接種、2回目にモデルナ製ワクチン接種などは認められておらず、1回目と2回目は同じメーカーのワクチンを接種することとなっております。日本で接種が進んでいる多くのワクチンは米ファイザーや米モデルナ社製のワクチンでございますが、合わせて、上記2社以外にアストラゼネカ製のワクチンをすでに大量入手している状況です。交差接種が認められないうちは利用が限定されているため、埋め合わせはアストラゼネカ製ワクチンが検討に上がるのではないかと言われておりますが、治験の必要性や科学医療上のエビデンスがないため、早々には進まないと考えられます。
https://www.j-cast.com/trend/2021/09/02419525.html?p=all

ただ、今後の状況はすぐに変わる可能性がございます。ワクチンが足りない状況から余剰する状況、またその逆の状況など、すぐに国の進め方、海外の動向などが変わっていくことが予想されます。コロナが流行し始めてからこの1、2年間は特にそうでしたが、我々も常に情報をキャッチし、臨機応変に対応することが求められます。まずは1回目と2回目のコロナワクチンを少しでも進めていき、3回目の接種が開始されればスムーズに移行できるように体制を整えていければと存じます。
合わせて、冬場に向けてインフルエンザやその他の感染症の流行も予測されますので、例年同様ワクチンの接種や感染症対策などの予防にも努めてまいります。

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