インプラント

  • クリニックブログ
2025/04/15

インプラント

 
歯を失ってしまったとき、どの治療法を選べばいいのか迷っていませんか?
 
見た目や噛み心地を自然に近づけたいとき、選択肢の一つとして浮かぶのが「インプラント治療」です。
 
しかし、治療費の高さや外科手術への不安から「本当に自分に合っているのだろうか?」と一歩踏み出せない方も多いはず。
 
他の治療と比べようにも、比較することが多くてよくわからなくなってくる人も多いかと思います。
 
ここでは、インプラントの基本から、メリット・デメリット、治療の流れ、費用、他の選択肢との比較まで、後悔しない判断のために必要な情報をわかりやすくまとめました。
 
自分に合った方法をじっくりと見極めたい方は、ぜひ参考にしてください。
 
 

 
 

インプラントとは?
基礎からわかりやすく解説

 
まずはインプラント治療の基礎知識と、どのような方に向いているのかについて説明します。
 

 
 

インプラント治療の基礎知識

 
インプラントとは、顎の骨に金属であるチタン製や金属を含まないジルコニア製の人工歯根(フィクスチャー)を埋め込み、その上にアバットメント(土台:連結部品)と上部構造(被せ物:人工歯)を取り付ける治療です。
 
人工歯根が骨と結合することで、しっかりと固定され、自分の歯のようにしっかり噛めるのが特徴です。
 
治療には、精密な検査・シミュレーション・外科手術を伴い、治癒までに3ヶ月〜12ヶ月ほどを要します。
 
また治療後も、インプラントを長く使うために定期的なメンテナンスを行います。
 

 

インプラントが向いている人

 

  • ◻︎歯を1本~複数本失ったが残っている歯は健康な方
  • ◻︎入れ歯が合わない・違和感がある・抵抗感がある方
  • ◻︎ブリッジができない・ブリッジのために健康な歯を削りたくない方
  • ◻︎見た目や噛み心地にこだわりたい方
  • ◻︎定期的に通院やメンテナンスができる方

 
インプラントは、他の歯に負担をかけずに治療ができ、審美性や機能性の面で優れているため、生活の質を高めたいと考える方にとって、有力な選択肢といえます。

 
 

インプラントが向かない人・
受けられない人

 
メリットの多いインプラントですが、誰にでも適応できる治療ではありません。
 
以下のようなケースでは、注意が必要です。
以下に該当する方はインプラントが向かない傾向にあります。

  • ◻︎歯の治療にお金をかけたくない方
  • ◻︎日常のケアや定期的な通院が難しい方
  • ◻︎喫煙の習慣がある方
  • ◻︎全身疾患のある方(重度の糖尿病・心臓病・高血圧など)
  • ◻︎顎の骨の量が極端に少ない方(骨造成で対応できる場合は治療可)
  • ◻︎歯周病のコントロールができていない方
  • ◻︎未成年者(顎の成長が終わっていないため)

 
また、金属アレルギーがある方もチタン製インプラントに注意が必要ですが、ジルコニアインプラントなどの選択肢もあります。
 
どのような治療が可能かは、歯科医師による事前の検査や相談が不可欠です。

 
 

インプラント治療のメリットと
デメリット

 
インプラントは審美性・機能性の両面において優れた治療法とされていますが、他の治療と同様にメリット・デメリットの両方があります。
 
治療を検討する際は、それぞれの特性をしっかり理解しておくことが大切です。
 

インプラントのメリット5つ

 
インプラントには以下のような利点があります。
 
ここでは5つに分けて説明します。
 
1.天然歯のような噛み心地
インプラントは顎の骨と直接結合するため、食べ物をしっかり噛むことができます。硬いものや熱いものも安心して食べられる点が魅力です。
 
2. 見た目が自然で美しい
上部構造にはセラミックやジルコニアなどの素材を使うことで、天然歯に近い色や透明感を再現できます。金属などは見えないため審美性に優れています。
 
3. 周囲の歯に負担をかけない
ブリッジのように隣接する健康な歯を削る必要がなく、他の歯を守ることができます。
 
4. しっかり固定されて違和感が少ない
装着時の違和感が少なく、発音や会話にも支障が出にくいのが特徴です。
 
5. 長期間使用できる
メンテナンスを適切に行えば、10年以上の使用が可能です。一般的には10~15年が寿命といわれています。

 

インプラントのデメリットや
リスクなど6つ

 
続いて、デメリットについても正しく把握しておきましょう。
ここでは6つに分けて説明します。
 
1. 保険適用外で治療費が高額になる
インプラント治療は原則として健康保険の適用外となるため、すべて自費診療になります。
 
1本あたりの総額で30~50万円前後であることが多く、複数本になるとより高額な費用を負担することになります。
 
クリニックによっては分割払いやデンタルローンが利用できる場合もありますが、事前に費用の見積もりや支払い方法を確認することが大切です。
 
2. 外科手術を伴うため体への負担がある
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む手術が必要です。
 
術後は一時的に腫れ・痛み・出血などがみられることもあり、硬い食べ物や飲酒、激しい運動や入浴を控えるなど、日常生活にも制限が生じます。
 
また、高血圧・心疾患・糖尿病など、持病の観点から術中・術後のリスクが高まることもあります。
 
3. 治療期間が長い
インプラントは、術後に顎の骨と人工歯根(インプラント体)がしっかり結合するのを待つ必要があり、全体の治療期間は約3〜12カ月と長期にわたることがあります。
 
あごの骨の量や方さが不十分ではない場合は手術が2回になったり、追加の骨造成手術(GBR法:Guided Bone Regeneration)を行ったりすることがあるため、治療期間がより長くなることもあります。
 
4. インプラント周囲炎のリスク
インプラントは人工の歯冠を使っているためむし歯にはなりませんが、歯周病に似た「インプラント周囲炎」という病気にかかる可能性があります。
 
これはインプラントの周囲に細菌が繁殖し、歯茎や骨が炎症を起こす状態です。
 
進行するとインプラントの脱落につながることもあるため、治療後も定期的なメンテナンスと日頃のセルフケアが欠かせません。
 
5. 金属アレルギーのリスク
インプラントの素材として使用されるチタンで金属アレルギーが起こることは少ないですが、たまにチタンに対して反応する場合があり、金属アレルギーを起こす可能性があります。
 
金属アレルギーの既往がある方は、事前にアレルギー検査を行い、必要に応じてジルコニアなどのチタン以外の素材を検討することが望ましいです。
 
6. 再治療が困難な場合がある
万が一、インプラント治療が失敗した場合や経年劣化により脱落した場合、再治療には骨の状態や健康状態に応じた追加処置が必要になることがあります。
 
例えば、インプラントを撤去した後に骨がなくなると、骨を再生させてからでないと再埋入が難しくなるなどのケースもあります。

 

インプラントの治療の流れ

 
インプラント治療は一度の通院で終わるものではなく、段階的に進めていく外科的治療です。
 
ここでは、一般的なインプラント治療の流れをわかりやすく4つのステップに分けてご紹介します。
 

1. カウンセリング・診断

 
まずは、現在の口腔内の状態や全身の健康状態を正確に把握することから始まります。
 
患者さんのお悩みや希望を丁寧にヒアリングし、レントゲンやCTによる画像診断、虫歯や歯周病の有無の確認、全身疾患の問診など、必要な検査を行います。
 
これらの情報をもとに、歯科医が「インプラントが適しているかどうか」を総合的に判断します。
 
治療の流れや費用、期間、手術に伴うリスクなどについても説明がされるため、不安や疑問があればこの段階で解消しておきましょう。

 
 

2. インプラント体の埋入手術

 
診断結果に基づいて問題がなければ、インプラント体(人工歯根)を顎の骨に埋め込む外科手術を行います。
 
手術は局所麻酔で行われるため処置中の痛みはほとんど感じませんが、希望に応じて、鎮静麻酔(セデーション)を行っている医院もあります。
 
インプラント体の埋入までは、1回法も2回法も同じ手順で行います。
 
その後、インプラント体と骨がしっかりと結合するまで、2〜6ヶ月ほど待ちます。

 
 

3. アバットメントと人工歯の装着

 
インプラント体が骨としっかりと結合したら、次に「アバットメント」と呼ばれる連結部品をネジによって装着します。
 
このアバットメントにより、インプラント体と人工歯(クラウン)をつなぐことができます。
 
装着ができたら、かみ合わせや見た目の微調整を行って治療が完了します。

 
 

4. 治療後のメンテナンス

 
インプラントは治療が終われば安心、というものではありません。長期的に快適に使い続けるためには、治療後のメンテナンスが非常に重要です。
 
天然の歯と違って、インプラントには神経が通っていないため、異常があっても自覚しにくい特徴があります。
 
患者さんの状態によって変動しますが1〜6ヶ月に一度の定期検診で、インプラント周囲の歯ぐきや骨の状態をチェックしてもらうことが推奨されます。
 
インプラントの周囲に汚れが溜まると、「インプラント周囲炎」という歯周病に似た炎症が起こり、最悪の場合、インプラントが脱落してしまうため、歯磨きやフロスなどでケアすることが大切です。
 
また、アバットメントは噛む力によって緩むことがあるため、メンテナンスで定期的に調整を行います。

 
 

インプラント治療の
費用・保険適用・医療費控除

 
インプラント治療を検討する際に、多くの方が気になるのが「実際にどれくらい費用がかかるのか?」という点です。
 
一般的に自費診療となるため安価とは言えませんが、そのぶん見た目や機能面でのメリットが多く、費用対効果が高い治療法とも言われています。
 
ここでは、インプラント治療にかかるおおよその費用相場と、保険が適用されるケースについてわかりやすく解説します。
 

インプラント費用 / 相場

 
インプラント治療は、治療内容や使用する素材、医院の設備や技術レベルによって費用に幅がありますが、1本あたりの費用相場はおおよそ30万円〜50万円前後です。
 
この費用には、以下のような項目が含まれるのが一般的です。
 
-診断・検査費用
-手術費用
-人工歯の費用
 
例えば、比較的リーズナブルな医院では20万円台から始められるプランもありますが、高品質な材料や長期保証が付いたプランになると、1本で50万円以上になることもあります。
 
また、以下のようなケースでは追加費用が発生することがあります。
 
-骨の量が足りない場合の骨造成やサイナスリフト
-セラミックやジルコニアなど審美性の高い素材の使用
-鎮静麻酔(セデーション)など特別な麻酔を用いた手術
 
近年ではデンタルローンなどの分割払いに対応している歯科医院も増えており、「治療費がネックで受けられない」という方も相談しやすい環境が整いつつあります。

 

保険が適用される条件

 
原則として、インプラント治療は健康保険が適用されない自費診療です。
 
これは、インプラントが「機能の回復」だけでなく、「見た目の改善(審美目的)」の側面が大きいと考えられているためです。
 
しかし、以下のように一部の例外的な条件を満たす場合に限り、保険適用となることがあります。
 
【患者さんの条件】
・生まれつき顎の骨が形成不全、先天性疾患で1/3以上の顎の骨がない
・病気や事故によって顎の骨の大部分を失い再建手術を行う必要がある
・腫瘍や外傷により広範囲の顎骨欠損がある場合
 
つまり、虫歯や歯周病などは対象外となります。
 
【歯科医院の条件】
・歯科または歯科口腔外科の病院であること
・歯科または歯科口腔外科に5年以上の経験がある、または、3年以上のインプラント治療の経験がある常勤医師が2名以上配置されている
・病院であること
・当直体制が整備されている
・医療機器や医薬品の安全確保のための体制が整備されている
・入院用ベッドが20床以上備わっている
 
イメージとしては、町の歯科医院というより、大学病院のような大きい施設が該当します。

 

医療費控除

 
インプラントは保険適用になるケースは多くありませんが、医療費控除の対象にはなります。
 
所得により金額の変動はあるものの、確定申告で一部が還付される可能性があるため、治療を受けた際や通院にかかった交通費の領収書なども、保管しておくことをおすすめします。
 

 
 

インプラントの種類と
メーカーの違い

 
インプラントと一口に言っても、実はさまざまな種類やメーカーが存在します。
 
それぞれに特徴があり、使用する製品や治療方針によって、治療の適応範囲や仕上がり、長期的な安定性にも差が出てきます。
 
・インプラントの構造による違い
インプラントは大きく分けて「ワンピースタイプ」と「ツーピースタイプ」に分類されます。
 
ワンピースタイプ:インプラント体とアバットメントが一体になっており、手術回数が1回で済むことも多いですが、方向や位置の微調整が難しいため適応は限られます。
 
ツーピースタイプ:インプラント体とアバットメントが分かれており、術後にアバットメントを装着する2回法が一般的。位置や角度の調整がしやすく、現在主流の方式です。
 
・インプラント体の形状
形状にも大きく2種類があります。
 
スクリュータイプ:インプラントの側面がネジのような螺旋状になっており、チタン部分と骨の結合(オッセオインテグレーション)が起こりやすく、初期固定がされやすい特徴があります。
 
シリンダータイプ:インプラントの側面に螺旋がなく円筒状になっています。初期固定がスクリュータイプより弱い一方で、手術の際の負担が少なく済むメリットがあります。
 
・メーカーによる違い
インプラントメーカーは複数ありますが、特に評価が高く、導入実績のある代表的なブランドとして以下の4つがあります。
 
ストローマン(スイス):世界的にシェアが多いメーカーです。骨との結合性に優れ、長期的な安定性が高いとされています。
 
ノーベルバイオケア(スウェーデン):歴史のあるブランドの一つで、過去の部品も販売を続けているため、長期のメンテナンスでもパーツが入手しやすいと考えられます。
 
アストラテック(スウェーデン):政府と民間が共同出資している半官半民企業であるため、長期にわたって経営が続くことが予想される企業です。治療期間やメンテナンスが長期になるインプラント治療に適した事業形態であることが魅力です。
 
ジンヴィ(アメリカ):以前はジンマー・バイオメット・デンタルという名前でした。歯の状態が良くない難しい症例でも長期間使用できる製品を開発しています。
 
医院によって扱っているメーカーが異なるため、自分に合ったメーカーや治療実績のある製品を使用しているか、事前に確認しておくと安心です。
 

 
 

後悔しない医院選びの
ポイント

 
インプラント治療は高額であり、手術を伴うため、医院選びは非常に重要です。治療後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、以下のポイントに注目しましょう。
 
1. 治療実績があるか
インプラントは技術力が必要な治療なため、実績が豊富であるほど、多様な症例に対応できる可能性が高くなります。
可能であれば過去の症例や症例数などを確認しておきましょう。
 
2. きちんと検査をしてくれるか
インプラントの前にCT撮影をしない医師もなかには存在するようです。患者さんの状態をよく観察した上で、適切な判断をしてくれるかどうか、確認しておきましょう。
 
3. コミュニケーションが丁寧か
高額な治療であるからこそ、治療前に疑問や不安を解消できる環境が必要です。説明が丁寧か、リスクや他の選択肢についても正直に話してくれるか、質問しやすい雰囲気を作ってくれるか、確認しておきましょう。
 
4. 術後サポートと保証があるか
インプラントは埋めたら終わりではありません。メンテナンス体制や5年〜10年などの保証期間を設けているか、トラブル時に再治療が可能かも必ず確認しておきましょう。
 

 
 

インプラントが向いている人・
他の選択肢との比較

 

インプラントは非常に優れた治療法ですが、すべての人に適切とは限りません。
他の治療法(ブリッジや入れ歯)との比較をふまえて、自分に適しているものを選ぶことが大切です。
 
・インプラントが向いている人
失った歯の周囲に健康な歯が残っている人(隣の歯を削らずに済む)
見た目や噛み心地にこだわりたい人
長く安定した歯を希望する人(10年以上使用可)
定期的なメンテナンスができる人
 
・ブリッジが向いている人
短期間で治療を終えたい人
外科手術が難しい人
健康な隣接歯を削ることに抵抗がない人
 
・入れ歯が向いている人
外科手術を受けられない人(持病や年齢の関係など)
比較的安価な治療を希望する人
複数本またはすべての歯を失っている人

 
 

インプラントがダメと
言われる理由

 

誤解や不安から「インプラントはやめた方がいい」と言われることがありますが、これはすべての人に当てはまるものではないため、冷静に把握することが大切です。
 
ここではよく言われる「インプラントがダメな理由」について、いくつか紹介します。
 
・外科手術が必要
身体への負担があるため、持病のある人や高齢者では慎重に検討する必要があります。
 
・費用が高い
保険適用外であるが基本なため、金銭的な負担が大きいと感じる方もいます。
 
・治療期間が長い
骨と結合するまでに時間だけで2ヶ月〜6ヶ月ほどかかることがあり、術後もメンテナンスが必要です。
 
・メンテナンスが必須
手入れを怠るとインプラント周囲炎のリスクがあり、脱落の可能性もあります。
 
・再治療が難しい
失敗した場合や骨の量が足りない場合は骨造成から取り組むなど、再治療が難しくなることもあります。

 
 

よくある質問(FAQ)

 
インプラント治療を検討している方からよく寄せられる疑問について、分かりやすくお答えします。

 

手術は痛いですか?

インプラント手術では、通常「局所麻酔」が使用されるため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
 
麻酔が効いた状態で処置が行われますので、多くの患者さんが「想像より痛くなかった」と感じるようです。
 
不安が強い方には、「静脈内鎮静法(セデーション)」という、リラックスした状態で手術を受けられる方法も用意されています。
 
術後は数日間、腫れや違和感が出る場合がありますが、処方された痛み止めで対処できることが多いようです。

医療費控除は使えますか?

インプラント治療は医療費控除の対象になります。
 
確定申告をすることで一部が還付される可能性があります。
 
治療にかかった領収書や通院交通費の記録なども控除対象に含まれるため、しっかり保存しておきましょう。

メンテナンスはどれくらいの頻度ですか?

インプラントを長く快適に使い続けるためには、1〜6ヶ月に一度の定期メンテナンスが推奨されます。
 
術後から時間が経つにつれて通院の頻度は少なくなります。
 
メンテナンスでは、インプラントの状態チェック、クリーニング、噛み合わせの調整などが行われます。
 
インプラント周囲炎などを防ぐためにも、自宅でのブラッシングやフロスによる日常ケアも非常に重要です。
 
セルフケアと定期通院の両方を徹底することで、インプラントを長持ちさせることができます。

金属アレルギーでも大丈夫ですか?

インプラントの多くはチタン製で、チタンは金属の中でも生体親和性が高く、アレルギーを起こしにくい素材です。
 
そのため、金属アレルギーを持っている方でも問題なく使用できるケースが大半です。
 
ただし、まれにチタンでもアレルギー反応を起こす方もいますので、心配な場合は事前に皮膚科でパッチテストを受けることをおすすめします。
 
また、チタンアレルギーの方には、ジルコニア製インプラントという金属を使用しない選択肢もあります。

 
 

歯科医に相談して自身に合った
治療を選びましょう

 
インプラントは、自分の歯のように噛める機能性と、見た目が自然で美しいという審美性を兼ね備えた治療法です。
 
ブリッジや入れ歯と比べて高価で、治療期間も長くなる傾向にありますが、それだけの価値を感じる方が多いのも事実です。
 
ただし、外科手術を伴うものであり、メンテナンスなども欠かせないため、誰にとっても適切な治療とは限りません。
 
向き不向きを見極めるためにも、信頼できる歯科医師とのカウンセリングを通じて、自分に合った選択肢を見つけましょう。

 

一覧に戻る