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2022/03/24

舌下免疫療法について

暖かくなり花粉症の症状が強くなってくる季節となりました。

花粉症の治療には点眼薬、鼻薬等のアレルギー症状を抑えたり、花粉の飛散時期から半月前ぐらいから抗アレルギー薬を服用して症状を抑制、鼻の粘膜をレーザーで焼くことにより鼻炎、鼻詰まり、くしゃみを緩和するレーザー治療などの対象治療とアレルギーの原因であるアレルゲンを少量ずつ皮下注射で投与することで体のアレルギー反応を和らげていく治療法、舌下に抗原エキスを入れて、花粉症の症状を根本から少なくする治療、舌下免疫療法という根治治療があります。

 

今回、舌下免疫療法について説明していきたいと思います。
舌下免疫療法の対象はスギ花粉、ダニ花粉治療で使用されるため、アレルギーの特定をするためアレルギー検査を実施します。
当院の場合、他院での採血結果を持参してもらっても、問題ありません。

 

アレルギー検査

採血により、血液中の様々なアレルギー物質のIgE抗体を調べます。
アレルギーを引き起こすものは200種類以上存在、保険診療では1回で測定できる項目数に上限がありますが、一度の採血で39種類のアレルゲンを調べることができる便利な検査View39がございます。

 

 

 

 

アレルギー検査結果により治療対象となっても、下記の方は舌下免疫療法を受けられない可能性がございます。
・気管支喘息
・口腔内に傷、炎症がある、他の疾患で治療中
・妊婦、授乳婦

 

治療法について

1日一回、舌下に薬剤を服用
初回の内服はアナフィラキシーの出現がないか、経過観察のため30分程待機

 

薬は1分間舌下に保持、その後、飲み込みます

 

投与後5分間はうがいや飲食を控えます

 

投与前後2時間程度は入浴や飲酒・激しい 運動を避けます
(循環動態が亢進し、本剤の吸収が促進される等により、アナフィラキシー等の副作用が発現するおそれがあるため)

 

服用する薬剤(アレルゲン)は徐々に増量
(舌下錠は1週間後に副作用が強く出ていなければ、増量)

 

翌日(2日目)からは、自宅で患者さん自身が服用

 

治療期間は2年以上、3 ~ 5年が推奨

 

治療効果について、実施した患者さんの8割前後が有効であると認められています

 

 

舌下免疫療法希望の方は、花粉の飛散が落ち着いた頃、受診して頂ける様、お願い致します。
(花粉症で辛いのに、抗原を服用することでさらに症状が強く出てしまい、アナフィラキシーの出現の恐れがあること、また服用をしなくなるため)

 

舌下免疫療法と皮下注射でのアレルゲンを投与による免疫療法と比較しますと下記の表に示しています通り、副作用が少なく、自宅ででき、毎回、服用後の経過観察がいりません。

 

 

 

質問等がございましたら当院までご相談、ご連絡をお待ちしております。

 

厚生労働省資料参照
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000077514.pdf

 

 

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