「呼吸が苦しい」と感じたら?考えられる原因と病院受診のタイミングについて解説

  • クリニックブログ
2023/12/29

「呼吸が苦しい」と感じたら?考えられる原因と病院受診のタイミングについて解説

「呼吸が苦しい」と感じたことはありますか?
呼吸が苦しい状態というのは、身体が何らかの異常を知らせているサインかもしれません。
時には大きな病気が隠れていることも考えられます。
今回は、呼吸が苦しいときに考えられる原因と病院受診のタイミングについて解説します。

 

呼吸が苦しいとは?

「呼吸が苦しい」という場合は、身体の中や自分ではコントロールをしにくい臓器の部分が痛みを発しているかもしれません。
心臓や肺などの臓器が異常を示した場合は、自分の意志ではコントロールができないため致命傷となりうることもあります。
呼吸が苦しくなる前に、胸がぐっと締め付けられるような痛みがあったりした場合はすぐに医療機関を受診しましょう。 
 
また、のどのあたりに違和感を感じ、空気がうまく吸えなくなる状態は、精神的なものだったり一時的な発作であることが多いです。
ですが、既往歴によって、気管支喘息などを患っている場合、重篤になると呼吸停止になることも考えられます。
のどのあたりに違和感を感じて呼吸がしづらい場合は、自分の体を知るための医療機関への受診をおすすめします。
 

周りに伝えるには?

呼吸が苦しいときには、周りに助けを求めましょう。
いざというときに自分が苦しくて説明がうまくできないことを想定して持ち物を工夫します。
 
ヘルプカードを持参したり、防犯ブザーなどで注意を引き付けることも有効です。

 
 

呼吸が苦しい時に考えられる病気

呼吸が苦しいとされる場合、病気に侵されている場合があります。
呼吸が苦しい時に考えられる病気について紹介します。

心臓の具合

心臓の具合が悪いときには、身体に十分な酸素が送られないので呼吸が苦しいと感じることがあります。
高血圧なども併発していることが多く、むくみが出ることも多いです。
心臓での呼吸の異常を感じた場合は、早急に病院を受診して、対処をする必要があります。

 

ストレス

精神的に強いストレスを感じた時など、身体が息苦しさやめまい、呼吸困難などの症状に襲われることがあります。
ストレスの原因を取り除き、身体をしっかりと休めることが大切です。
 

肺の病気

年齢に関係なく呼吸が苦しくなる場合には、気胸の可能性が高いです。
若い男性や女性でも月経時などにもおこることがあるので、気になる症状がある場合には一度専門医に相談することをおすすめします。
 

 気胸について詳しくはこちら

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肺の病気として関係してくるのは、アレルギーです。
アレルギーで気管支喘息を起こす場合があります。
気管支喘息の患者さんは、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎などを合併症として持っていることが多いため既往歴は重要な手掛かりとなります。
 

 気管支喘息について詳しくはこちら

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血液の病気

血液の病気で血栓がつくられ、肺の血管が詰まってしまうことがあります。
足の動脈に血栓という静脈瘤ができやすい方は血栓が何らかの理由で血液に乗って心臓から肺へつながる血管をふさいでしまいます。
 
自然につまりが取れることは少ないので、病院できちんと治療をしてもらいましょう。

 

喫煙している場合

喫煙歴がある場合は、肺気腫と合わせて気胸の可能性があります。
気胸とは、肺に空気がたまっていく病気です。安静を保つことですぐに具合がよくなる場合は、自然治癒を望むこともできます。
 
呼吸の状態がなかなか落ち着かなかったり血圧低下などがみられる場合は、緊急での対応が必要となります。
可能性がある場合は、病院へ受診し重症度を正確に把握しておきましょう。

 
 

呼吸の苦しいときのおすすめ対処法

呼吸が苦しくなった場合のおすすめの対処方法を紹介します。

楽な姿勢に変える

横になると楽になったり座ると安定した呼吸が取り戻せるなど姿勢を変えることで、呼吸が整いやすくなります。
姿勢が変わることで、血液の流れや臓器の位置が変わり落ち着くことが多いです。
例えば、
 

  • ● テーブルに肘をつき、姿勢を安定させる
  • ● テーブルがない場合、両手を膝について姿勢を安定させる
  • ● 両手を壁について寄りかかる

 
など、さまざまな姿勢があります。
 
ベッドやソファーなどにもたれかかるようにすると楽な場合も多いです。
それでも収まらない場合は、きちんと専門家の指示を仰ぎましょう。
 

家族や友人と会話をする

呼吸が苦しくなった場合、今の自分の気持ちを吐き出すことで具合がよくなる場合があります。
精神的な理由で呼吸が苦しくなった場合に特に有効な手段で、身体全体の緊張感が和らぎ空気を取り込みやすくなります。
 
会話をすることが苦しいときには、本人が楽になる姿勢がとれるようにしましょう。
横になっているよりも起きているほうが楽な場合や机に突っ伏して休むほうが楽になる場合などさまざまです。

 

体内環境を整える(腸活を心がける)

呼吸が苦しいときは、体内環境が乱れている場合が多いです。
特に胃腸のバランスが乱れるときちんとした栄養を吸収できなくなり精神的にも不安定になります。
便秘の状態が続くことで、臓器が圧迫されて苦しく感じることもあるため、毎日の食事内容や排便に注意を払い、自分の身体を客観視してコントロールできるようにしましょう。
 

呼吸が苦しくなりやすい時間帯をチェックする

呼吸が苦しくなる頻度がおおければ、どの時間帯に苦しくなるかを確認しておきましょう。一覧にして見やすくすることで、自分が苦手な時間帯、苦しくなりやすい時間帯を把握できます。
 
精神的なトラウマやPTSDなどを抱えている場合は、フラッシュバックなどで呼吸が苦しくなっていることがあります。
医師やカウンセラーに相談するときも、この時間帯を伝えることで改善しやすくなるでしょう。

 
 

まとめ

呼吸が苦しい状態等の原因はさまざまです。
その状態に至るまで栄養不足や睡眠不足などの生活習慣の乱れ、精神的なストレス、肉体的な疲労、病気の影響などが積み重なったということが考えられます。
すぐに収まる場合は単なる疲れと思いがちですが細かい身体の見過ごさないように、医療機関を受診することが大切です。
原因をはっきりさせて生活リズムを整えるよう意識し、毎日を楽しく過ごせるようにしましょう。


 

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MYメディカルクリニック渋谷 笹倉 渉医師

監修:MYメディカルクリニック渋谷 非常勤医

笹倉 渉 Dr. Sasakura Wataru

資格

略歴

  • 藤田保健衛生大学医学部 卒業
  • 公立昭和病院
  • 東京慈恵会医科大学附属病院麻酔科 助教
  • 北部地区医師会病院麻酔科 科長
  • 2016年 MYメディカルクリニック 医師
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