「本当にあった怖い熱中症」
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「本当にあった怖い熱中症」
連日猛暑が続いています。
皆様はご体調大丈夫でしょうか・・・?
ニュースでも毎日のように話題に取り上げられています。
熱中症熱中症~♪ ドン○・ホーテさんではこんな歌が流れています。
(熱中症対策を呼びかけてくれています)
さて、熱中症に気をつけろ!と言われても、実際どうしていいか曖昧ですよね。
今回は皆さんを熱中症から守るポイントをご紹介します!
●熱中症にかかりやすい時期は??
熱中症の発症時期は、梅雨明けの7月中旬~8月上旬にかけてピークを迎えます。
また、時間帯は日中12時および15時前後が多いとされています。
このピーク真っ只中の時期、その時間はできるだけ屋内にいるようにする、
どうしても外に出なければならない場合は水分補給や暑さ対策の意識を高めておくことが大切ですね。
●熱中症にかかりやすい環境は??
熱中症が発症してしまう環境として、「高温多湿」の場所であることが挙げられます。
ただ暑く、カラッとしているよりも、湿度が高い場所にいる方が発症率が上る可能性があります。
そういった場所はできるだけ避けるようにしましょう。
●効果的な水分補給の仕方とは??
まず、大前提として喉がカラカラ・喉が乾いてしまった、はもう脱水症状を起こしています。
少しづつこまめに水分補給をすることが大切になってきます。
また、キンキンに冷えたビール!夏だとさらに美味しく感じて進んでしまうかもしれませんが、これも要注意。
アルコールには利尿作用がありますので、のどが渇いたのでお酒。はNGなのです!
同じくコーヒー、紅茶などカフェインを含むものも水分補給には不適切となります。
では何を飲めばいいのか・・・?
「お水!ミネラルウォーターだ!」
違うのです。
水分補給なのだから水をたくさん飲めばいいというものでもなく、
お水ばかりを飲むと今度は体内の塩分・ミネラルの濃度が薄くなり、
逆に濃度を戻そうとして飲んだ水をそのまま外に出そうとしてしまいます。
さあ、そうすると何を飲めばいいのか・・・?
お茶でもカフェインを含まない麦茶や、スポーツドリンクが適切です。
予防というよりも、すでに脱水症状が出てしまったり、熱中症になってしまった場合は
「OS-1経口補水液」をおすすめします。
(5階当院入口の前の自販機にも用意しています!)
※飲み物の摂取にあたり、かかりつけ医から水分や塩分の制限をされている場合は、相談の上指示に従ってください。
●当院でできること
熱中症の症状には重症度によってⅠ度・Ⅱ度・Ⅲ度の分類がありますが、
当院ではⅠ~Ⅱ度の軽度~中等度への処置対応が可能です。
具体的には、「めまい・失神」「筋肉痛」「頭痛・吐き気・下痢・嘔吐」
「倦怠感・気分の不快・判断力や集中力の低下」などの症状が出ている際はご相談ください。
重度と言われるⅢ度の症状である
「意識障害・けいれん・手足の運動障害・おかしな言動や行動・過呼吸・高体温」などの症状の場合は
迷うことなく救急車を呼んでください。
熱中症は命を落とすこともあるこわい症状です。
私は大丈夫と思わず、早めの対策を心がけてくださいね。
暑さに負けず仕事を頑張り、おもいっきり平成最後の夏を楽しみましょう!!