健診での超音波の検査について

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2019/08/27

健診での超音波の検査について

今回は超音波(エコー)検査についてお話しいたします。
超音波検査はベッドに寝て頂き、検査部位にゼリーを塗って装置をお体に当てて画像を撮る苦痛が少ない検査です。
レントゲンやCTのような放射線の被ばくもなく、狭い装置に入れられることもありません。

 

 

当院では健診時に腹部・乳房・甲状腺の超音波検査を受けて頂くことができます。
受診されるコースに入っていない場合も、オプション検査として追加して頂くことが可能です。

 

 

腹部超音波では肝臓・胆嚢・腎臓・膵臓・脾臓・腹部大動脈を中心に、上腹部の病変の有無を調べます。
乳房では乳がんの他にも良性腫瘤や乳腺症などの所見が発見できます。
甲状腺はサイズの評価、腫瘤の有無の確認等を行います。
健診ではいずれの部位も、無自覚な病変を早期発見する契機となることが多いです。

 

 

超音波検査は画像を撮りながら、リアルタイムで病変の有無を確認していきます。
術者の経験と知識により検査結果に差が出てしまうことがないよう、担当技師の精度向上に努めています。
日本超音波医学会認定の超音波検査士試験に合格した技師が中心となり育成を担当し、充分な研修期間を経たのちに独り立ちをしています。
院内研修の他に院外研修会や各種学会にも積極的に参加し、技術のアップデートを行っています。

 

 

当院で腹部超音波検査を受けられた多くの受診者様から「検査時間が長いけど、何かあるのですか? ((;゚Д゚))) 」と聞かれます。
仰臥位(仰向け)のみで検査を行う施設も多いですが、当院では必ず両側臥位(横向き)の体位変換を行い、さらに必要であれば座位での観察も追加して、見落としを少なくする努力をしています。
日本人間ドック学会等が作成した「腹部超音波健診判定マニュアル」には、「5分以下では精度に問題がある」と記載されています。
少し時間はかかりますが、「MYメディカルクリニックを受診してよかった」と思って頂けるような検査を追求する私達の取り組みをご理解頂けますと幸いです。
今後は血管領域や循環器領域の検査にも対応できるようにしていく予定です。

 

 

まだ超音波検査を受けたことがない方は、次回受診の際に一度受けてみてはいかがでしょうか。
臨床検査部一同、お待ちしております!

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