VISIA(ビジア)とは?肌診断でわかること・結果の見方などを解説

  • クリニックブログ
2026/09/28

VISIA(ビジア)とは?肌診断でわかること・結果の見方などを解説

 
「シミや毛穴が気になるものの、自分の肌がどのような状態なのかわからない」「美容医療を受ける前に肌の状態を確認したい」という方もいるのではないでしょうか。
 
VISIA(ビジア)は、顔を撮影し、シミやシワ、毛穴、色ムラなどを画像や数値で解析するシステムです。肉眼では把握しにくい部分まで可視化できるため、美容医療のカウンセリングなどで広く活用されています。
 
この記事では、VISIAで解析できる項目や結果の見方、受けるメリット、注意点などをわかりやすくまとめました。
 

VISIA(ビジア)とは?

VISIA(ビジア)は、カラー写真とUV写真を撮影し、顔の肌状態を画像や数値で解析するシステムです。VISIA Evolutionでは、左半面・正面・右半面を連続して撮影でき、「シミ」「シワ」「毛穴」「色ムラ」「ポルフィリン」「かくれジミ」「メラニンインデックス」「ヘモグロビンインデックス」の8項目を確認できます。
 
また、3次元ポジションマッチング機能や一定の照明環境により、常に同じ条件で撮影できる仕組みです。過去のデータがあれば同じ部位を正確に比較・追跡できます。さらに、解析結果を同年代のデータと比較できる点も、自身の肌状態を知る大きな指標となります。

 

VISIAの肌診断でわかる8つのこと

VISIA Evolutionでは、主に以下の8項目を解析できます。
 

解析項目 確認できる内容
シミ
肌表面にみられる色素沈着など
シワ
肌表面にみられる線状の特徴
毛穴
毛穴として認識される部分
色ムラ
肌表面の色調のばらつき
ポルフィリン
UV画像で確認できるポルフィリンの分布
かくれジミ
UV画像で確認される表面化していない色素の状態
メラニンインデックス
メラニンの分布
ヘモグロビンインデックス
ヘモグロビンの分布

 
それぞれどのような情報を確認できるのか、詳しく見ていきましょう。
 
出典:VISIA® Evolution | 株式会社インテグラル
出典:VISIA|MYビューティクリニック
 
 

シミ

VISIAでは、カラー写真からシミとして認識された部分を解析します。メーカー公式によると、シミの個数や解析範囲内に占める割合などを表示可能です。また、ご自身のスコアを同年代のデータと比較することも可能です。
 
ただし、画像上でシミとして解析されたものについて、疾患名やシミの種類までVISIAだけで判断できるわけではありません。肝斑やそばかすなどについて気になる場合は、画像解析の結果だけではなく医師の診察を受けたうえで判断することが大切です。
 

シワ

顔の画像から、シワとして認識される線状の特徴を解析します。「最近シワが増えた気がする」という自分自身の主観や感覚だけでは、過去との変化を客観的に把握しにくいものです。
 
VISIAで撮影した画像を残しておけば、過去と現在の状態を比較する際の資料として使用できます。シワの目立ち方には表情や乾燥状態なども関係するため、解析結果のみで肌状態のすべてを判断するものではありません。
 

毛穴

VISIAでは、周囲の肌と比較して陰影がある部分などをもとに、毛穴として認識された箇所を解析します。
 
毛穴が気になって美容皮膚科を受診する場合でも、原因や状態は一人ひとり異なります。画像解析によって毛穴の状態を確認し、医師による診察と組み合わせることで、治療方法を検討する際の参考にできます。
 

色ムラ

色ムラは、カラー画像をもとに肌表面の色調のばらつきを確認する項目です。
 
「顔全体がなんとなくくすんで見える」「一部分だけ色が違って見える」といった悩みは、本人の感覚だけでは具体的な状態を把握しにくいことがあります。
 
VISIAなら画像で色調の分布を客観視できるため、どこに色ムラが生じているかを正確に把握できます。
 

ポルフィリン

VISIAでは、UV写真からポルフィリンを解析できます。ポルフィリンとは、肌の常在菌などに関連して検出される物質です。UV光を当てることで鮮明に写し出されるため、カラー写真とは異なる角度から肌状態を可視化できます。
 
VISIAなら、ポルフィリンの分布を画像上で直感的に把握できます。ただし、ポルフィリンが確認されたことだけをもって、ニキビの発症や今後の経過を判断できるわけではありません。
 

かくれジミ

VISIAではUV写真を利用し、通常のカラー写真では確認しにくい色素の状態も解析できます。メーカーではこれを「かくれジミ」と呼んでおり、UV解析によって、表面に見えているシミと分けて表示できます。
 
インターネット上では「将来必ずシミになる部分」と説明される場合もありますが、UV画像で確認された部分がそのまま将来シミとして表面化するとは限りません。そのため、かくれジミが見つかった場合も将来の状態を断定せず、あくまで「現在の肌を知る指標」として捉えるのが適切です。
 

メラニンインデックス

VISIA Evolutionには、メラニンを分離して画像化する機能があります。メラニンは肌や髪の色に関係する色素で、紫外線などの刺激を受けた際にも生成されます。
 
メラニンは肌や髪の色に関係する色素で、紫外線などの刺激を受けた際にも生成されます。メラニンインデックスを見れば、顔のどこにメラニンが集中的に分布しているかを視覚的に把握できます。外用剤や施術を受ける前後の状態を比較する際に用いられることもあります。
 

ヘモグロビンインデックス

 

 
出典:VISIA® Evolution | 株式会社インテグラル
 
VISIA Evolutionでは、ヘモグロビンについても分離して画像化できます。メーカー公式では、赤ら顔やニキビなどを評価する際の指標のひとつとして利用できるとされています。
 
顔の赤みが気になる場合でも原因はさまざまです。ヘモグロビンインデックスのみで原因を特定できるわけではないため、症状がある場合は医師の診察も踏まえて判断することが大切です。
 

カラー写真とUV写真では確認する項目が異なる

 

 
出典:VISIA® Evolution | 株式会社インテグラル
 
VISIAでは、すべての項目を同じ画像から解析するわけではありません。
 
カラー写真では主に「シミ」「シワ」「毛穴」「色ムラ」を解析し、UV写真では「ポルフィリン」や「かくれジミ」を確認します。
 
さらにVISIA Evolutionなら、メラニンとヘモグロビンをそれぞれ分離・画像化することも可能です。普段鏡で見ている肌表面にとどまらず、多角的な画像アプローチで立体的に肌状態を把握できます。

 
 

VISIAの結果・スコアの見方

 
VISIAでは、撮影画像に加えて一部の解析項目を数値化できます。
 
たとえば「シミ」の解析なら、個数や解析範囲内の割合を表示できるほか、同年代のデータベース(Median Score)との比較も容易です。UV画像では、肌表面に確認できるシミと、UV撮影によって確認される「かくれジミ」がそれぞれ表示されます。
 
ただし、数値の良し悪しという結果だけで、治療の必要性や肌の状態を判断するものではありません。VISIAの結果は、現在の肌について医師と相談するための情報のひとつとして捉えるとよいでしょう。
 

同年代との比較は目安として確認する

VISIAには、蓄積されたデータをもとに同年代と比較する機能があります。そのため、「自分のシミや毛穴が同年代と比べてどの程度なのか」といった目安を確認できます。
 
一方、同年代と比較した数値の良し悪しだけで、治療が必要かどうかが決まるわけではありません。現在感じている悩みや肌の状態、希望する治療なども含めて考える必要があります。
 

1回の結果だけでなく変化を見る方法もある

VISIAは、2回目以降も同じ部位を解析できるよう設計されています。また、撮影時の位置を合わせるための機能や一定の照明環境が採用されており、過去の写真との比較にも活用できます。
 
たとえば施術前後に連続して記録を残せば、画像や数値の推移を正確に追跡できます。なお、施術効果は数値のみでなく、ご自身の実感や医師の診察結果とあわせて総合的に評価しましょう。
 

 
 

VISIAで肌診断を受けるメリット

VISIAは、単に肌の写真を撮影するだけではなく、項目ごとに解析して表示できる点が特徴です。
 
美容医療を検討している場合には、次のような場面で活用できます。
 

自分では気づきにくい肌の状態を確認できる

毎日鏡を見ていると、肌の変化に気づきにくいことがあります。
 
また、「シミや毛穴が気になる」と思っていても、実際の状態や位置をセルフチェックだけで正確に把握するのは容易ではありません。VISIAで肌を多角的に画像化しておけば、カウンセリング時のスムーズな視点共有に役立ちます。
 

肌悩みについて相談しやすくなる

美容医療では、似たように見える悩みであっても、検討される治療方法が同じとは限りません。
 
解析結果をベースに話し合うことで、「どの部分を優先して治療したいか」を医師と明確に共有できます。ただし、解析結果はあくまで意思決定をサポートする材料のひとつです。
 

過去の撮影データと比較・追跡できる

VISIAでは、過去に撮影した画像や解析結果を保存し、一定期間が経過したあとの状態と比較できます。
 
また、解析する範囲を「Mask」として設定でき、2回目以降も同じ部位を解析できます。
 
撮影位置や照明条件が固定されているため、経過観察には最適です。ただし、施術の効果判定を数値だけに頼るべきではありません。自身の実感や医師の診察所見も含めて総合的に判断しましょう。
 

 
 

VISIA肌診断は意味ない?受ける前に知っておきたいこと

「VISIA肌診断を受けても意味がないのでは?」と気になる方もいるかもしれません。
 
VISIAは肌の状態を画像や数値として確認するためのシステムです。そのため、使い方や結果の受け止め方によって得られる情報は異なります。
 
特に、次の点について理解したうえで利用するとよいでしょう。
 

VISIAだけで診断や治療方針が決まるわけではない

VISIAは顔の画像を撮影・解析するシステムであり、医師による診察そのものを代替するものではありません。
 
たとえば色素沈着が写ったとしても、その種類や治療の必要性、適した施術までは特定できません。カウンセリングでは現在の症状や既往歴を踏まえ、医師と十分に相談して方針を決めましょう。
 

数値だけを目的にしない

同年代と比較した数値が表示されると、数字の高低が気になる方もいるでしょう。
 
しかし、VISIAのスコアは必ずしも「肌の美しさ」や「治療の必要性」に直結するわけではありません。数値を追うこと自体を目的化せず、悩みの原因を探る参考指標として活用しましょう。
 

撮影時の肌状態も踏まえて結果を見る

肌は日によって同じ状態とは限りません。紫外線を浴びた量や乾燥、日々のスキンケアなど、さまざまな要因によって見え方が変化する場合があります。
 
1回限りの数値に一喜一憂せず、定期的に撮影して肌の変化を追っていく視点が大切です。
 

 
 

VISIAとNeoVoirの違い

肌画像解析機にはVISIA以外にも複数の種類があり、そのひとつがNeoVoirです。
 
どちらも顔を撮影して肌状態を解析する機器ですが、搭載されている機能や解析方法などには違いがあります。
 

項目 VISIA Evolution NeoVoir
主な用途
顔の皮膚画像解析 肌画像の撮影・分析
撮影・解析
カラー写真・UV写真など 製品によって複数のLED光源などを使用
主な確認項目
シミ・シワ・毛穴・色ムラ・ポルフィリン・かくれジミ・メラニン・ヘモグロビンなど 毛穴・シワ・色素沈着・ポルフィリン・皮膚トーンなど
経過比較
対応 対応機種あり

 
VISIA Evolutionは、カラー写真とUV写真を使用し、8項目を解析できることや、同年代のデータとの比較ができることが特徴です。
 
一方、NeoVoirには複数の機種があり、「NeoVoir I PLUS」や「NeoVoir 3D」などが展開されています。同シリーズでは、毛穴・シワ・色素沈着・ポルフィリン・皮膚トーンなどの解析に対応しています。
 
機器によって搭載されている機能が異なるため、「どちらの方が優れている」と一律に判断するのは難しいでしょう。肌診断を受けるクリニックを選ぶ際は、使用している機器だけを見るのではなく、診察内容や相談したい肌悩みに対応しているかなども確認することが大切です。
 

 
 

VISIA肌診断の流れ

VISIA肌診断を受ける際の一般的な流れは次のとおりです。
 

  1. 1. カウンセリング・問診
  2. 2. 洗顔・メイクオフ
  3. 3. VISIAで顔を撮影
  4. 4. 撮影画像を解析
  5. 5. 結果を確認
  6. 6. 医師による診察・治療方法の相談

 
VISIAでは素肌の表面を解析するため、メイクを落とした状態で撮影するのが一般的です。撮影後は画像や解析結果を確認し、気になる肌悩みについて相談します。
 
治療に進む際はVISIAのデータだけに頼らず、医師が直接肌状態を診察したうえで適切な施術を判断します。
 
※実際の流れはクリニックによって異なります。
 
 

VISIA肌診断がおすすめの人

たとえば、次のような方はVISIAを受けることを検討してみてもよいでしょう。
 

  • ●シミや毛穴など、自分の肌状態を詳しく見てみたい方
  • ●鏡だけではわかりにくい部分も確認したい方
  • ●美容医療を検討しているものの、何から相談すればよいかわからない方
  • ●施術前の肌状態を記録しておきたい方
  • ●過去の画像と現在の状態を比較したい方
  • ●医師と画像を見ながら肌悩みについて相談したい方

 
一方で、VISIAを受けるだけで自動的に自分に合った治療が決まるわけではありません。
 
気になる症状や希望を医師に伝え、診察を受けながら治療の必要性や選択肢を検討することが重要です。
 
 

VISIAを活用して自分の肌状態を知るきっかけに

VISIAは、カラーやUV写真を用いて肌状態を緻密に数値化できる解析システムです。感覚的に捉えがちな悩みを客観的に可視化できるうえ、過去のデータとの比較・追跡にも役立ちます。
 
一方、VISIAの結果だけで肌の状態や必要な治療がすべて決まるわけではありません。
 
美容医療を検討している場合は、VISIAの解析結果も参考にしながら、気になっている症状や希望を医師に伝え、自分の肌について相談してみるとよいでしょう。

VISIAについてよくある質問

VISIA肌診断では何がわかりますか?

VISIA Evolutionでは、「シミ」「シワ」「毛穴」「色ムラ」「ポルフィリン」「かくれジミ」「メラニンインデックス」「ヘモグロビンインデックス」の8項目を解析できます。
 
また、一部の結果については同年代のデータと比較できます。
 
ただし、画像解析の結果だけで皮膚疾患などを診断するものではありません。気になる症状がある場合は、医師による診察とあわせて確認しましょう。
 

VISIAで肌年齢はわかりますか?

VISIA Evolutionには、解析結果を同年代のデータと比較する機能があります。メーカー公式では、シミなどについて同年代のMedian Scoreと比較できることが紹介されています。
 
一方、「肌年齢」という名称の独立した解析項目がメーカー公式の主要8項目として設定されているわけではありません。
 
そのため、「VISIAで○歳という肌年齢がわかる」と一律に考えるよりも、シミや毛穴など各項目について同年代と比較できるシステムと捉えるとよいでしょう。
 

VISIA肌診断は意味ないですか?

VISIAでは、肌の状態を画像や数値として確認したり、過去に撮影した結果と比較したりできます。そのため、自分の肌について画像や数値で確認したい場合や、美容施術の前後で肌状態の変化を確認したい場合などに活用できます。
 
ただし、VISIAだけで治療の必要性や施術方法が決まるわけではありません。画像解析の結果をどのように解釈するかについては、医師による診察と組み合わせて考える必要があります。
 

VISIAの結果はどう見ればいいですか?

VISIAでは、撮影した画像に加えて、項目によって数値や同年代との比較結果などを確認できます。
 
数値の高低だけに注目するのではなく、「自分が気になっている部分と画像上の特徴が一致しているか」「以前の撮影時と比べてどのような変化があるか」といった視点で確認するとよいでしょう。
 
治療を検討する場合は、結果を医師と確認しながら肌状態について相談しましょう。
 

VISIAとNeoVoirはどちらがいいですか?

VISIAとNeoVoirでは、使用する撮影方法や搭載機能、解析項目などが異なるため、単純にどちらがよいとはいえません。また、NeoVoirにも複数の機種があります。
 
肌診断を受ける際は機器の種類だけで選ぶのではなく、どのような肌悩みを相談したいのか、診察やカウンセリングをどのように受けられるのかも含めてクリニックを検討しましょう。
 


 
 

MYメディカルクリニック

https://mymc.jp/
 
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