
美白内服薬とは?種類・効果・副作用などの基本から選び方やQ&Aも解説
- クリニックブログ
美白内服薬とは?種類・効果・副作用などの基本から選び方やQ&Aも解説
最近では、内側から肌の透明感を引き出す「美白内服薬」が注目を集めています。
シミやくすみ、肝斑の改善だけでなく、全身の肌トーンアップや予防にも効果が期待できるため、多くの人が関心を持っているのではないでしょうか。
ここでは、美白内服薬の種類や代表的な成分、それぞれの効果や副作用、選び方のポイントなどをわかりやすく解説します。
処方薬と市販薬の違いや、よくある疑問へのQ&A、美容医療との組み合わせについても触れていくため、透明感のある肌を目指している方や、内服で美白ケアをしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
美白内服薬とは?
シミやくすみのない透明感のある肌を目指すうえで、近年注目を集めているのが「美白内服薬」です。
ここでは、美白内服薬の基本情報として、どのような薬なのか、飲むことで得られるメリット、そして処方薬と市販薬の違いについて詳しく解説していきます。
美白内服薬の概要と目的
美白内服薬とは、シミ・そばかす・くすみなどの肌の色味に関するトラブルを、体の内側から改善することを目的にした飲み薬です。
有効成分には主に「トラネキサム酸」や「ビタミンC」「ビタミンE」「L-システイン」などを含み、メラニンの生成を抑えたり、ターンオーバーを促進したりすることで、肌の明るさや透明感を引き出します。
皮膚に直接塗る美白化粧品とは異なり、内服薬は全身に作用するため、顔だけでなく体全体の肌質改善にも効果が期待できます。
肝斑などの治療においては医療現場でも処方されることが多く、日常的なスキンケアに加えて取り入れることで、より美白ケアに取り組みやすくなるでしょう。
内側からケアするメリット
直接肌に塗るのではなく、飲むことでケアするとどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは3つの観点に分けて説明します。
- ・全身にアプローチできる
- ・日々の栄養補給も兼ねることができる
- ・塗り薬や化粧品などと併用できる
有効成分が体の中から働きかけるため、作用が全身に行き渡ります。顔だけでなく、手・背中・デコルテなど、外用薬や化粧品ではケアしにくい部位にも効果が期待できます。
ビタミン類やアミノ酸は美容だけでなく、健康維持にも役立つ栄養素です。内服により、体内の不足も補うことができます。
レーザー治療やピーリング後の色素沈着の予防、日焼け後のケアとしても活用されており、塗り薬や化粧品などの外からのケアと併用することで相乗効果が期待できます。
皮膚に塗るスキンケアでは届かないような、体の内側から働きかけることで、これらのメリットが生まれます。
美白内服薬の効果
ここでは美白内服薬の効果である、シミやくすみの改善・肝斑の改善・肌全体のトーンアップについて説明します。
このいずれか3つの効果があることで、一般的に美白効果があると紹介されます。
シミの改善
美白内服薬には、シミの原因であるメラニンの生成を抑えたり、排出を促す働きを持つ成分が含まれています。
たとえば、トラネキサム酸はメラニン生成を促進する酵素の働きを阻害するため、シミの原因にアプローチすることができます。
ビタミンCの働きも似ており、メラニンが作られる時に働く酵素の活性を抑えるといわれています。
肝斑へのアプローチ
肝斑は、30〜40代の女性に多く見られるシミの一種で、頬や口の周辺などに左右対称に現れるのが特徴的です。
ホルモンバランスや紫外線、過度なマッサージによる摩擦など、複合的な原因から発症します。
美白内服薬のなかでもトラネキサム酸は肝斑のために処方されるものとして代表的です。
またビタミンCとビタミンEを同時に服用したほうが肝斑への効果は期待できることが知られています。
くすみ改善による肌全体の
トーンアップ
美白内服薬はシミ・肝斑といった部分的な色素沈着だけでなく、肌全体のくすみや色ムラの改善にも良い成分が含まれています。
酸化を抑える成分や代謝を促す成分が、皮膚の細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)をサポートすることで、明るく均一な肌色に導いてくれるのが特徴です。
例えばビタミンEやL-システインは、肌のターンオーバーを促す作用があることで知られています。
美白内服薬に使われる主な成分
美白内服薬には、シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑えたり、肌のターンオーバーを正常に整える成分が組み合わされています。
ここでは、医療機関や市販薬で用いられる代表的な成分を紹介します。
トラネキサム酸
トラネキサム酸は、肝斑治療の第一選択薬として広く使用されている、人工的に生成されたアミノ酸の一種です。
シミのもとになるメラニンの生成を促進するプラスミンという酵素の働きを抑えることで、シミや肝斑の治療を行います。
また、プラスミンの働きを抑制することにより抗炎症作用も発揮されます。
- ・期待できる効果
- ・注意点
肝斑やシミの改善
ニキビなど肌荒れの改善
肌のトーンアップ
血栓症のリスクがあります。また、肝臓や腎臓に負担がかかることがあります。
ビタミンC(シナール)
ビタミンCは、メラニン生成に関係するチロシナーゼという酵素の働きを阻害する作用を持つため、美白効果が期待される成分として知られています。
ビタミンCにはメラニン生成抑制作用、抗酸化作用、コラーゲン生成促進作用があり、シミ・くすみ・肌荒れの予防と改善に役立ちます。
ビタミンCを含む製品ではシナールという名前を聞いたことがある方も多いかもしれません。
シナールはビタミンCだけでなく他の栄養素を配合した医療用ビタミン剤です。
複数の栄養素を一度に摂取できるだけでなく、それらの相乗効果も期待できる点にメリットがあります。
- ・期待できる効果
- ・注意点
メラニンの合成を抑制してシミや色素沈着の改善
抗酸化作用によるエイジングケア
コラーゲン生成によりハリの改善
大量摂取により胃部不快感、下痢や消化器系の不調が起こる場合があるため、過剰摂取には注意が必要です。
ビタミンE(ユベラ)
ビタミンEは、血行促進作用により新陳代謝を良くするため、それにより肌のターンオーバーを促進する作用から美白の効果が期待される成分です。
ターンオーバーが起こると、すでにできたシミが体外に押し出されるようになります。古い角質なども同じように押し出されるため、くすみが気になる方にもよいでしょう。
また、抗酸化作用もあるため、エイジングケアも気になる方に適しています。
ビタミンEを主成分とする製品としては、ユベラという名前を聞いたことがある方もいるかもしれません。
- ・期待できる効果
- ・注意点
血行促進による代謝改善
肌のターンオーバーを整えてシミやくすみの改善
抗酸化作用によるエイジングケア
光に弱いため取り扱いに注意することや、近年では過剰摂取により骨粗しょう症のリスクが高まる可能性があると考えられている点に注意が必要です。
L-システイン(ハイチオール)
L-システインは、皮膚や髪、爪の成分であるケラチンの材料にもなるアミノ酸です。
ハイチオールとして市販されているのをご存知の方もいるのではないでしょうか。
効果は多岐にわたり、メラニンの排出を助ける働きや、抗酸化作用、コラーゲン生成、肌のターンオーバーを整える働き、二日酔いの軽減などが期待できます。
- ・期待できる効果
- ・注意点
シミや肝斑の改善
肌のターンオーバーを整えることによるくすみの改善
肌のハリや弾力アップ
悪心、下痢、軽度の腹痛、口の渇きなどがみられることがあります。また、糖尿病のリスクが増加することもあります。
タチオン(グルタチオン)
タチオンにはメラニン生成に関係するチロシナーゼの働きを阻害する作用があるため、シミの改善に良い効果が期待されます。
タチオンは、グルタミン・グリシン・システインの3つのアミノ酸からなる成分で、もともと体内に存在している抗酸化物質です。
体内では主に肝臓に存在していますが体のほぼ全体の細胞にあり、健康や美容に広く関係しています。
内服で使用されることもあり、美容医療では白玉点滴やグルタチオンという治療名で呼ばれることもあります。
- ・期待できる効果
- ・注意点
メラニン産生の抑制によるシミや肝斑のケア
活性酸素の除去によるエイジングケア
肝機能のケア
長期間の使用により美白成分の一部が沈着して黒ずみになることがあります。
美白内服薬の副作用と注意点
美白内服薬の効果をみると、早速使用してみたいと思う方も多いかと思います。
医師のもとで適切に使用すれば高い効果が期待できるものですが、薬である以上、副作用や服用に注意が必要なケースについても確認しておきましょう。
副作用
美白内服薬に使われる成分は重篤な副作用が起こる確率は低いものだと認識されていますが、体質や体調によっては何らかの副作用が現れる場合があります。
起こる可能性のある副作用について、以下で成分ごとに分けて紹介します。
- ・トラネキサム酸
- ・ビタミンC
- ・ビタミンE
- ・L-システイン
- ・グルタチオン
食欲不振、吐き気、嘔吐、胸やけ、かゆみ、発疹など。
ごく稀に血栓症のリスクもあるため注意が必要です。
過剰摂取により嘔吐や下痢、食欲不振などの消化器系の症状など。
過剰摂取となった場合、筋力低下、疲労、吐き気、下痢、出血リスクの増加など。
悪心、下痢、口渇、軽度の腹痛など。
発疹、食欲不振、悪心、嘔吐など。まれに重度のアレルギー反応であるアナフィラキシーが起こることも。
これらの症状や、上記以外でも気になる症状が出た場合はすぐに医師に相談することが推奨されます。
使用できない人
成分によって異なりますが、以下に該当する方は、美白内服薬の使用が制限される場合があります。
- ・血栓症の既往がある方
(脳梗塞、心筋梗塞、血栓性静脈炎など) - ・妊娠中または授乳中の方
- ・ピルやホルモン剤を服用中の方
- ・肝機能障害や腎不全などの基礎疾患がある方
- ・有効成分に対してアレルギーがある方
→ 特にトラネキサム酸は血栓形成のリスクを高める可能性があります。
→ 服用できる場合もありますが、個人の状態や医療機関の方針によっては使用できない場合があります。
→ トラネキサム酸との併用により血栓のリスクが高まる可能性があるため、個人の体質や医師の判断によって使用可能かどうかが変化します。
服用前には必ず医師の診察を受け、既往歴や現在の服薬状況を正確に伝えることが重要です。
その他の注意点
その他、美白内服薬を始める上での注意点について説明します。
薬に頼りきって、普段の生活やセルフケアを疎かにすることがないようにすることが大切です。
- ・即効性はない
- ・紫外線対策も並行して行う
- ・肌への刺激を避ける
- ・規則正しい生活を送る
- ・自己判断での中断や増量はNG
美白内服薬は継続的な服用によって徐々に効果が現れるものです。一般的には服用開始から数ヶ月で変化が見られ、続けていくことで効果が実感できる傾向にあります。
紫外線による新たなメラニンの生成を防ぐため、日焼け止めや帽子、日傘などの外的対策も欠かせません。
こすったり洗いすぎたりするなど、摩擦が肝斑や色素沈着を悪化させることがあるため、スキンケアは優しく行うよう心がけましょう。
肌の健康は栄養バランスの良い食事や適度な運動、精神的なリフレッシュ、十分な睡眠など、日々の生活が土台となっています。おろそかにしてしまうと、内服薬の効果もうまく発揮されません。
効果が見えないからといって勝手に中止したり、自己判断で量を増やすのは危険です。気になる症状が現れた場合は、必ず医師に相談することが推奨されます。
美白内服薬を入手する方法
注意点も確認したうえで、実際に美白内服薬を入手する方法が気になる方も多いかと思います。
ここでは皮膚科・美容クリニック・オンライン診療と通販、3つの方法について特徴を説明します。
皮膚科
皮膚科の医療機関で診察を受けて、何らかの疾患の治療のためとなれば、保険適用で美白に関係する内服薬を入手することができます。
ただし、美容目的での処方は基本的に自費診療扱いとなるため、事前に確認が必要です。
保険が適用されるケースには、消耗性疾患や妊娠・出産などでビタミン不足が生じている場合や、怪我や火傷などの炎症後に色素沈着が起こっている場合が挙げられます。
これらの場合では、保険適用でビタミン剤の処方がされることが考えられます。
美容クリニック
美容クリニックでは、美容目的での内服薬の処方に特化しています。
例えば、トラネキサム酸やビタミンC、ビタミンE、L-システインなど、美白効果に特化した美白の内服薬セットを処方してもらうなども可能です。
内服薬に限らず、グルタチオン点滴やピコトーニングなど、美白のための美容医療を選ぶこともできます。
美容クリニックで処方を受けることは、美容に特化している点がメリットです。
ただし、基本的に自由診療となるため費用が高くなりやすいことやメニューが多くて混乱してしまうことなどが挙げられるでしょう。
自身の目的を明確に持って、メニューごとの特徴や作用機序、副作用など、詳細に確認したうえで、後悔のないように治療を受けることが大切です。
オンライン診療・通販
最近では、美容クリニックや薬局が提供するオンライン診療で、美白内服薬の処方を受けることも可能です。
忙しい方や近隣に自身に合う医療機関がない方にとっては良い選択肢になるでしょう。
ビタミン剤などは市販薬にもあるため、通販で購入することも可能です。
ただし、タチオン錠などのお薬を非公式な個人輸入サイトなどで購入するのは必ず控えることが大切です。
個人的な判断で薬を使用して、万が一にも重篤な副作用などが発生した場合、国の救済制度を利用することはできません。
医療機関が処方していないものは有効成分が入っているか不明で、もしかすると有害な成分が含まれている可能性も懸念されます。
処方薬と市販薬の違い
「できるだけコスパよく手に入れたい!」と思う方のなかには、市販薬について気になる方もいるのではないでしょうか。
際に美白内服薬は、薬局やドラッグストアで購入できる市販薬もあります。
た目や成分が似ていても、実際には違いがあるため、ここで確認しておきましょう。
項目 | 処方薬 | 市販薬 |
---|---|---|
有効成分の 量・濃度 |
医師の判断により高い濃度での処方が可能 | 基準により含有量は控えめ |
成分の 種類 |
医療用成分を含むことがある | 一般用医薬品に限られる |
効果の 実感 |
市販薬よりも実感しやすいことが考えられる、医師による継続処方で安定した効果が期待できる | 緩やかに作用する傾向がある |
入手方法 | 診察を受けた上で処方 | 薬剤師のいる薬局などで購入可能 |
副作用が起こった場合 | 自身の状態を知っている医師・医療機関にすぐに相談できる | 最寄りの医療機関に相談できる |
価格と 保険適用 |
自由診療で価格は医療機関ごとに異なるが、市販薬と大きくは変わらない傾向にある | 錠数などにもよるが2,000円前後〜5,000円未満で購入可能なものが多い |
たとえば、トラネキサム酸は市販薬で1日最大750mgまで含まれているものもありますが、医師の処方では1日1000mgといった高容量の服用が可能な場合もあります。
価格は同じくらいであっても、医療機関から入手するほうが含有量が多い可能性があり、また、ご自身の体調や要望を医師が聞いた上で処方されるため、特に理由がなければ医療機関に相談するのが良いでしょう。
美白以外の肌悩みがある方や、体質などで気になる方は、必要に応じて皮膚科や美容クリニックでの相談がおすすめです。
よくあるQ&A
美白内服薬を検討する際、多くの方が気になるのが「安全性」や「効果の出方」などの実際的なポイントです。
ここでは、よくある疑問にわかりやすくお答えします。
毎日飲んでいいの?
処方時に医師や薬剤師から指示された通りに服用しましょう。
早く効果が出てほしいからといって、指示された量より多く飲むことは必ず控えましょう。
過剰摂取により予期せぬ副作用が現れたり、飲んでも体に吸収されず排出されることが想定されます。
どのくらいの期間で効果が出る?
個人差はありますが、トラネキサム酸は1〜2ヶ月、ビタミンC・ビタミンE・L-システインは3ヶ月以上、タチオンは数ヶ月〜1年ほどの継続で効果を実感できると考えられていることが多いです。
肌のターンオーバーは約1ヶ月かそれ以上をかけて起こるため、肝斑やシミ、くすみの改善には数ヶ月ほどかかるのが一般的です。
美白内服薬に即効性はなく、継続的に取り組んでいくことで効果を発揮します。
効果が出るまでの期間が長いため、日々のスキンケアや紫外線対策も並行して行うことで、より高い効果が期待できます。
やめたら元に戻る?
完全に元に戻るわけではありませんが、徐々に効果が薄れていくことが予想されます。
肝斑や色素沈着が起こりやすい体質の方は、再発のリスクがあるでしょう。
理想は、一定期間(3~6ヶ月など)の服用で効果を確認し、その後は医師と相談しながら維持目的での服用頻度を減らすなど、段階的な調整を行うことです。
おすすめはどれ?
目的や肌悩みによって異なりますが、シミや肝斑が気になる方であればトラネキサム酸・ビタミンC・L-システイン・タチオン、くすみならトラネキサム酸・ビタミンE・L-システイン、エイジングケアならビタミンC・ビタミンE・タチオンなどが良いでしょう。
そばかすにも効果は期待できる?
そばかすは雀卵斑と呼ばれるシミの一種であるため、美白内服薬で改善が期待できます。
美白や美肌のためにできる美容医療
美白内服薬に加えて、外側からのアプローチも併用することで、より高い美肌効果が期待できます。
ここでは、代表的な美容医療をご紹介します。
- ・レーザー治療
- ・イオン導入
- ・エレクトロポレーション
- ・ケミカルピーリング
- ・ハイドラフェイシャルなど
レーザーのようにシミや肝斑を集中的に治療するもの、イオン導入やエレクトロポレーションなど美白成分を肌に取り込ませるもの、ピーリングやハイドラフェイシャルなど古い角質を取り除いてくすみ対策をするものなどが挙げられます。
内服薬だけでは効果が出るまで待てないと感じる方や、体の内側だけでなく外側からも美白のケアをしたい方は、美容医療も検討してみるとよいでしょう。
まとめ
美白内服薬は、シミやくすみ、肝斑などの色素トラブルに対して内側からアプローチできる有効な選択肢です。
トラネキサム酸、ビタミンC・E、L-システイン、タチオンといった成分がそれぞれの働きでメラニン生成を抑えたり、排出を促したりします。
- ・2~3ヶ月以上の継続服用が基本
- ・副作用や禁忌に注意して医師の指導のもとで使用
- ・塗り薬や美容医療との併用で相乗効果を高める
内服薬による美白の効果は、日々の積み重ねや生活の中でのケアが大切です。
自分の体質やライフスタイルに合った方法を見つけ、医師と相談しながら、透明感あふれる肌を目指していきましょう。