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2022/03/31

【血圧】について

桜も開花し、春らしい季節になりました。また4月から新入社員が増え、新しい環境での生活が始まる季節ですね。
みなさま、昨年度は1年に1回受ける健康診断は、終わりましたでしょうか??

私は普段、健康診断で行われる検査の対応をしている看護師ですが、血圧の値が去年と変わらず高値のまま、若い方でも正常値より高い患者様など、血圧に関してもう少し気にかけてもらいたいと思い、今回は健康診断の検査の一つ、【血圧】についてお話していこうと思います。

 

血圧とは?

血圧とは、血液が動脈を流れる際に血管の内側 にかかる圧力です。
よく血圧の【上】とか【下】 という言い方をしますが、【上】は心臓が収縮して血液 を送り出した時の「収縮期血圧(最高血圧)」のことで、【下】は心臓が拡張した時の「拡張期血圧(最低 血圧)」のことです。

 

なぜ血圧が高いままはよくないのか?

血圧が高い状態が続くと動脈の壁に負担がかかって血管の柔軟性がなくなり、血管が固くなり動脈硬化を進行させます。
動脈硬化が進むと、血流の勢いに耐え切れずに血管が破裂したり、狭窄や血栓による閉塞などを起こします。破裂や狭窄・閉塞が起こった場所により、脳出血、脳梗塞、心筋梗塞などを発症します。

 

 

 

⭕️高血圧の原因

高血圧とは、慢性的に血圧が高い状態が続くことです。
【高血圧治療ガイドライン2019】によると、日本の高血圧者数は、約4300万人と推測され、そのうちの3100万人(72%)が管理不良です。3100万人うちご自身の高血圧を自覚していない人が1400万人、認識しているが未治療の方450万人、薬物治療受けているが管理不良の方1250万人と、高血圧の方が多いことが分かります。

 

高血圧は

①本態性高血圧と②二次性高血圧の2つの種類があります。

 

①本態性高血圧
日本人の高血圧の約8~9割が本態性高血圧です。食塩の過剰摂取、肥満、飲酒、運動不足、ストレスや、遺伝的体質などが組み合わさって起こると考えられています。

 

②二次性高血圧
二次性高血圧は、甲状腺や副腎などの病気があり、それが原因で高血圧を起こすものをいいます。原因を明らかにし適切な治療介入をすることで、治癒が期待できるものです。

 

⭕️血圧を下げるには?

本態性高血圧では、減塩、運動、肥満是正、禁煙などの生活習慣を修正する治療法が基本になります。とくに、食塩は血液量を増加させて血圧を上げたり心臓に負担をあたえるので、減塩することが重要です。 また肥満者における減量は血圧を下げ、また禁煙することで動脈硬化や心疾患や脳血管障害が起こす危険性を低下させることができます。

 

⭕️健康診断で【血圧高い】と言われたら…

血圧高いから、すぐに内服開始になるとは限りません。生活習慣の見直し、毎日少しずつ実践することで改善できます。
何をどうすればいいのかわからない場合は、特定保健指導対象の患者様は、当院の保健指導を受けてください。
また年齢的に特定保健指導対象外の方は【若年保健指導】もありますので、1度受けていただきたいと思います。
(※こちらご参照ください。https://mymc.jp/outpatientconsulation/healthguidance/)

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。少しでもご自身の血圧に興味を持っていただけたら幸いです。

 

 

参考資料
※高血圧治療ガイドライン2019
https://www.jpnsh.jp/data/jsh2019/JSH2019_hp.pdf

https://www.jpnsh.jp/data/jsh2014/jsh2014_gen.pdf

※協会健保
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g4/cat410/sb4020/r101/

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/tottori/2013102312/20140501999/20140501666.pdf

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g5/cat450/sb4502/p015/

※日本臨床内科医会
https://www.japha.jp/doc/byoki/byoki009.pdf

※厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-003.html

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