リンパ節の腫れは病気のサインかも?対処法と治療薬をご紹介

  • クリニックブログ
2024/01/09

リンパ節の腫れは病気のサインかも?対処法と治療薬をご紹介

首の周辺などがやけに凝っていたり、しこりを感じたりする時は、リンパ節が腫れているかもしれません。
リンパ節は体のいたるところにあり、重要な役割を持っています。
そのため、長期間異常が出ているという場合は、大きな病気にかかっていることもあり、大変危険です。
 
今回はリンパ節の腫れでわかる病気についてご紹介いたします。
病気の種類や症状と原因、検査や対処法についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

リンパが腫れていると感じたら

リンパ節は腫れている箇所によって、想定される病気が異なります。
そこでまずは、リンパ節の役割や体のどの部分にあるのかなどについて解説いたします。

リンパ節はどこにあるのか

リンパ節は、体中を巡る血管とともにあるリンパ管の集合場所で、体のいたるところに存在します。
主にリンパ管が枝分かれする部位に集中しており、首や脇、股のところに多く点在しているのです。
 
体には血管とともにリンパ管と呼ばれるものがあり、そこを流れるリンパ液が血管で吸収しきれなかった栄養や酸素を取り込んで血中に戻すという役割を持っています。
また不要となった細胞やがん細胞といった危険な要素を持つ細胞を取り込むため、リンパ節はリンパ液が運んできた異物や不要な細胞を綺麗にする役割も担っているのです。
 

リンパ節の箇所による病気の違い

通常、リンパ節は柔らかい細胞のため、体外から触れてもわかりにくくなっています。
しかし、リンパ節が異常に腫れている場合はしこりとして硬くなったり、盛り上がったりすることがあります。
そのため、どこの部位のリンパ節が腫れているかを判別することが可能です。
 

首周りの腫れ

首周りが腫れている場合は、下記のような疾患が疑われ、HIV感染症といった感染病の場合も腫れることがあります。
 

  • ● リンパ節炎
  • ● 反応性リンパ節腫脹
  • ● 悪性リンパ腫
  • ● がんの転移
  • ● 甲状腺疾患

 
しかし、首周辺の腫れはストレスや睡眠不足、疲れが取れていないなどの理由で腫れていることも多いため、あまり深刻に悩まず、医師に相談することが大切です。
 

鎖骨付近の腫れ

鎖骨周辺の腫れからは、悪性のがんが発見される場合があります。
触れるとしこりのような感触を持ち、表面の皮膚の動きなどが硬いなどといった場合は、医師に診てもらうのがおすすめです。
鎖骨付近が腫れていても、がんの腫瘍自体は別の場所にある場合が多いので、注意しましょう。
 

 悪性リンパ腫について詳しくはこちら

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脇の下の腫れ

脇の下の腫れは、ウィルスやアレルギーが原因となっている場合と乳がんなどを発症している場合があります。
 
脇の下のリンパ節は乳がんが転移しやすい位置です。
そのため、この場所にしこりができている場合は、万が一のことも考えて検査を検討してみると良いでしょう。
 

 乳がんについて詳しくはこちら

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股の下の腫れ

足の付け根付近は特にリンパ節が多く密集しており、ここが腫れる場合、関節リウマチや鼠径部ヘルニアなどのさまざまな病気が発症している恐れがあります。
また梅毒や性器ヘルペスなど生殖器の炎症などが起きていることもあるため、大変注意が必要な部位です。
痛みや熱が出る際は、無理せず医師の判断を仰ぎましょう。
 

 関節リウマチについて詳しくはこちら

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炎症か腫瘍か

リンパ節の腫れは、炎症か腫瘍によるものかによって病気の種類も異なります。
炎症である場合は、一時的な症状であることも多く、抗生物質などの薬物治療で治る可能性があります。
しかし、がんなどの腫瘍が原因の腫れは炎症と比べてゆっくりと病状が進行するため、病気に合わせた治療が必要です。
 
腫れの原因が炎症にあるか腫瘍によるものかは、それぞれ異なる検査を行って判断します。

 
 

リンパ節の腫れによる症状と原因

リンパ節が腫れると起こる主な症状を紹介します。

腫れている場所が固くなる

リンパ節は先述の通り、普段は体外から触ってもわからないほどしなやかで柔軟性のある組織です。
しかし、炎症または腫瘍によってしこりとなり、盛り上がってくることがあります。
病気や個人差によって、しこりを押さえると痛みが出る方と出ない方がいます。
 

倦怠感や熱が出ることもある

リンパ節は免疫機能を調節する場所です。
そのため、リンパ節が腫れるということは体の免疫機能がうまく作用していないことを意味しており、ひどい倦怠感や高熱が出てくることがあります。
 
がんなどの腫瘍は、これらに加えて血便や著しい体重の減少、汗が異常に吹き出すといった症状がみられます。

 

一度病院でみてもらうのがおすすめ

原因不明の高熱が何日も続いたり、リンパ節がひどく傷む場合などは、無理せず医師に相談するようにしましょう。
リンパ節は症状や腫れている場所によって病気が異なるため、医師による診断のもと適切な治療を行う必要があります。
場所によってかかる科が変わるため、まずは内科で判断してもらうと良いでしょう。

 

リンパ節が腫れる原因

リンパ節が腫れる主な原因として、2つのものが挙げられます。
 

  • ● 細菌やウィルスによるもの
  • ● 慢性的なストレスからくるもの

 

細菌やウィルスによるもの

一つは、細菌やウィルスに感染したためにリンパ節が腫れた場合です。
風邪や虫歯などのウィルスや細菌が体内に入り、リンパ節に影響を与えるとされています。
2〜3日で自然によくなる場合もありますが、なかには数ヶ月ほど治療が必要になることもあります。

 

慢性的なストレスからくるもの

日頃から疲労やストレスが解消されていない場合、リンパ節が腫れてしまうことがあります。
ストレスによって免疫機能が落ちたり、筋肉が硬直してリンパ液がうまく流れていなかったりするとリンパ節の働きが悪くなり、結果高熱などを引き起こしかねません。
 
またむくみなどの原因になり、ふくらはぎなどが張るという症状を起こすこともあります。

 
 

リンパ節の腫れを調べる検査

それでは、リンパ節の腫れの原因などを調査するためには、どのような検査をする必要があるのでしょうか。
次は、リンパ節の腫れを調べる検査についてご紹介します。

リンパ節の腫れを調べる検査は4種類

リンパ節の腫れについて行う検査は、以下の4種類です。
 

  • ● 血液検査
  • ● 画像診断
  • ● リンパ節生検
  • ● 骨髄検査

 

血液検査

血液検査は、腫れを調べるための検査としてスタンダードな方法です。
採血を行い、血中の血小板や白血球などの数値、腎臓などの機能に問題がないかを調査します。
この血液検査の結果、数値に異常が出れば別の検査を行い、詳細な原因を行うのです。

 

画像診断

画像診断は、エコーやCTスキャン、X線などを用いて体内の様子を画像で見る検査です。
腹痛を伴うリンパ節の腫れやがんの疑いがある場合、画像診断が行われることがあります。
画像による検査はさまざまな方法があり、医師や患者の希望によって変わります。

 

リンパ節生検

リンパ節生検は、リンパ節や腫瘍の一部、または全てを切除して調査を行う方法です。
多くは局部麻酔のため検査は短時間で済みますが、腫れている場所や原因によっては全体麻酔をかけるため入院が必要になることもあります。
採取した組織を顕微鏡で観察し、細胞の具合などを確認して診断や治療について判断します。

 

骨髄検査

悪性リンパ腫など血液のがんと呼ばれる病気の場合、血小板などの多くの血液の細胞を作る骨髄に影響が出ている恐れがあります。
そのため、腰辺りから骨髄液を採取し、造血機能や血液の疾患、腫瘍についてを確認します。
 
治療法や治療中の効果について調べる重要な判断要素となる検査ですが、人によっては髄液を採取するのに痛みを伴うこともあります。
 

腫れている原因と検査によって費用は変わる

検査費用は原因や場所によって変化します。
また診断された病気により保険や自治体の補償制度なども活用できるため、長期間の治療が必要となる場合は市役所などに相談すると良いでしょう。
ただし、診療費とは別に入院費などの費用がかかることもあるため、治療をしている病院の医師や窓口で確認することが大切です。

 
 

リンパ節の腫れの対処法は

リンパ節が腫れていると感じたら、以下の対処を行うことで症状を和らげることができるかもしれません。
 

  • ● 水分をとり、しっかりと休息をとる
  • ● リンパマッサージを行う
  • ● 抗生物質などの薬を飲む

 

水分をとり、しっかりと休息をとる

リンパ液を体に巡らせるために水分をとり、しっかりと休むことが大切です。
リンパ節の腫れは免疫機能が低下していることの指標でもあるため、休息をとり体の調子を整えてあげましょう。
 
水分はミネラルウォーターなどを取るようにして、利尿効果のある紅茶やコーヒーは避けておきます。
 

リンパマッサージを行う

リンパマッサージを行うことで、血中の不要な細胞を吸収する機能などを高めることが可能です。
全身をゆっくりとケアすることで免疫機能を高められます。
 
またリンパマッサージはストレスの解消にも有効的な手段のため、リンパ節が腫れやすいという方におすすめです。
 

抗生物質などの薬を飲む

リンパ節が腫れて熱が出ている場合や出てきそうな予感がする場合は、抗生物質などの薬を飲んで様子をみると良いでしょう。
リンパ節が腫れている原因は、ウィルスや細菌、ストレスによる免疫低下によるものです。
しっかりと休息をとって免疫機能が戻ってきたら、2〜3日で快方に向かうこともあります。


 
 

まとめ

ここまでリンパ節の腫れについて解説いたしましたが、いかがだったでしょうか。
リンパ節は体の免疫機能を司っているため、ウィルスなどで病気にかかってしまうと、重篤化してしまう恐れもあります。
 
普段から免疫機能を高められるように、生活習慣をしっかりと整えることが大事です。
リンパ節が腫れているかもしれないとの疑いがある場合は、水分と休息をとり、様子を見ましょう。
異常が長く続くようであれば、病院での診察を受けてください。


 
 

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